351
常に不安を感じてしまう原因の一つに「幼い頃から安心できる環境がなかった」がある。いつ不機嫌になるか分からない親に緊張し続け、話をしても周囲に理解してもらえず、解決したくても方法が分からない。こうした経験が「誰にも頼れない」という思考をつくる。独りで全てを抱えないようにしてほしい。
352
過干渉な親に育てられた人は「重要な決断は他人がするもの」という思考になる。自分で考えたことは反対され、親の意見に合わせると納得してもらえることが多かったから、無意識に判断が他人任せになる。でも、人生の大事な分かれ道は"自分で選択しないと後悔する"ことに何年も経ってから気づくのです。
353
心が繊細な機能不全家庭育ちは見た目では分かりにくい。笑顔で優しかったり、社交的だったり、頼りになったり。一見すると幸せな家庭に育ったようで悩みなんて無縁に見えることも多い。でもそれこそが過去の痛みで学んだ自分を守る鎧。必要とされたい想いが無意識に"相手の求める自分像"を作るのです。
354
子どもの頃から親に甘えられなかった人は依存体質になりやすい。親友や恋人に「本来貰いたかった愛情」を求めるから。"認められたい"を満たすため尽くしすぎたり、絶えず"好き"を実感しないと不安になって試し行動をとる事もある。相手が離れる恐怖と常に戦ってしまう。自分軸を育てる時間が大切です。
355
HSP気質をもつACは見た目では分かりにくい。笑顔で優しかったり、社交的だったり、頼りになったり。一見すると幸せな家庭に育ったようで孤独なんて無縁に見えることも多い。でもそれこそが過去の痛みで学んだ自分を守る鎧。必要とされたい想いが無意識に"相手の求める自分像"を作ってしまうのです。
356
いいですか。ひどい言葉や暴力を浴びせられた人だけが心に傷をつくるのではない。ピリピリした雰囲気、舌打ちやため息、ドンッという大きな音を立てて扉を閉める。こういったことが幼少期から繰り返されると大人になっても敏感に反応する。「もっと辛い人がいる」「これくらい」と思う必要は全くない。
357
心が繊細な機能不全家庭育ちは見た目では分かりにくい。笑顔で優しかったり、社交的だったり、頼りになったり。一見すると幸せな家庭に育ったようで悩みなんて無縁に見えることも多い。でもそれこそが過去の痛みで学んだ自分を守る鎧。必要とされたい想いが無意識に"相手の求める自分像"を作るのです。
358
ピリピリした家庭環境で育った人は"他人の不機嫌"に過剰に反応しやすい。過去の影響で「不機嫌は自分のせい」と無意識に考えてしまうから。無表情や沈黙、いつもと違う雰囲気を感じては、心を痛めたり振り回されたりする。自分の問題と相手の問題を分ける意識が大切。相手の機嫌にまで悩まないでほしい
359
実は趣味の没頭や大切な人との関わりに"義務感"をもち始めると、心に強いストレスが掛かります。メンタル不調で問題なのは回復手段が無くなること。「好きなことへの喜びを感じない」「食欲がわかない」「不安で眠れない」「暇になると嫌な記憶を思い出す」。これらが頻繁に起こる時は注意してほしい。
360
両親の仲が悪い家庭で育った人は「頼る」ができない。幼い頃から中立して支える立場になった影響で"甘えるとワガママの境界線"を学べなかったから。「誰かに負担をかける状況」を極端に恐れて人とカベをつくる。まずは"家庭内のバランスを保つため頑張り続けた自分"を認めること。壁を壊す第一歩です。
361
好きなことが分からない人。実は子どもの頃から両親が厳しかったり、「そんなの意味がない」と言われ続けた場合が多い。"自分の好きなこと=誰にも受け入れてもらえない"という思考が定着すると「楽しむことに罪悪感」を抱きやすくなる。感情を抑え続ける意識を手放すと少しずつ自分軸が見えてきます。
362
知っててほしい。母親が子どもに話す父親の悪口。もしくは父親が話す母親の愚痴は、子どもにとって"自分への否定"と同じになる。脳は"両親の特徴を受け継いだ"という感覚を無意識にもつ。中立の立場ゆえに「自分の意見が言えない」状態になってこれが大人になっても残る。伝えない方がいい話題の一つ。
363
幼い頃に"過剰な謙遜"を受けて育つと他者を信じることが苦手になる。心が成熟してない子どもは"謙遜"ではなく"親の本音"だと認識するから。特に「うちの子なんて」「家ではダメな子」など、他者比較+否定は心に傷がつきやすく"相手の言葉の裏を考え過ぎる"思考につながる。性格のせいではないのです。
364
親に否定されて育った人は白黒思考になりやすい。グレーゾーンを許すことができないから、「完璧」以外をすべて失敗とみなしたり、相手が自分の敵か味方かをはっきり区別することがある。そこには「完璧にしない限り振り向いてもらえなかった」という、子どもの頃の苦しかった記憶が強く影響している。
365
酷い言葉や暴力を受けた人だけが心に傷をつくるのではない。ピリピリした雰囲気、舌打ちやため息、大きな音を立てて扉を閉める。こうした非言語の圧力が幼少期から繰り返されると大人になっても過敏に反応する。「もっと辛い人がいる」「これくらいで」と耐え続けないでほしい。環境が心を守るのです。
366
機能不全家庭育ちは「自分を大切に」を学ぶべき時期に、「親を大切に」と学ぶ。直接伝えられなくても、親の機嫌や家庭の雰囲気から感じ取る。それは大人になった時に「自分より他者を大切に」という思考につながる。慢性的な心身の不調は、無意識に"自分が蔑ろになっている"サインかも知れないです。
367
実は悪口や愚痴が多い人は"依存体質"の人が多い。誰かの悪口を言うと快楽物質のドーパミンと、ストレスホルモンが同時に分泌される。だから、より強い快楽を求めながら脳を傷つける悪循環につながりやすい。悪口で相手を下げるのではなく、自分を褒めて自尊心を上げる方が心身には健全。言葉を大切に。
368
怒りは二次感情と呼ばれていて、悲しみや不安、心の傷を覆い隠す役目がある。だから幼い頃に自分を抑えてきた人ほど"怒り"が強く出やすい。我慢が出来ないわけでも、性格の問題でもない。溢れ出る感情に悩んでしまうのは、誰かの為に我慢してきた証でもある。"自己主張"を取り戻している過程なのです。
369
ストレス耐性の低い人は、首や背筋がガチガチに固かったり頭痛もちの人が多い。それは常に何かを警戒していて心と体が緊張状態だから。子どもの頃からずっとこの状態で「これが当たり前」と感じている人も多い。でも本当はもっと軽いのです。"たった5分のストレッチ習慣"は心を整えるカギになる。
370
いつも悪い未来を想像して強い不安を抱いてしまう人。原因は、子どもの頃から最悪の状況を考えなければ心を守れなかったからです。「反対をしたら居場所がなくなる」「本心を伝えたら相手は離れていく」。これは傷つくことを防ぐために習慣化した"思考のクセ"。適切な認知を覚えることで楽になります。
371
幼少期から家庭環境のストレスを受け続けると、孤独感を抱きやすい。愛情ホルモンである"オキシトシン"の受容が少なくなるから。脳が愛情を感じにくい状態になると「人間関係のリセット癖」「信頼が苦手」「過度な心配性」につながる。感謝を伝えたり、ペットやパートナーと触れ合う習慣が大事です。
372
"本音"を言えずに悩んでしまう人。心の奥では「言わない方が良い」と悟っていることが多い。過去に誰かを悲しませてしまったり、怒らせてしまったり、離れていったり、頭ごなしに否定されたりと後悔した経験がそうさせる。心を守る為、相手を傷つけない為に「言わない」という選択になるのです。
373
機能不全の家庭で育つと無意識に自分を"ないがしろ"にしやすい。「自分を大切に」と学ぶべき時期に、他の家族を大切にしてきたから。自分が欲しいものより親が望むものを選び、親が笑顔になるために努力して、家庭内の平和を第一に考えてきたから。それだけ"過去の自分は頑張ってきた"と知ってほしい。
374
アダルトチルドレンは極端な思考になりやすい。少し注意されただけでも「私が全部悪いんだ…」と落ち込んでしまう。原因は2つ。①親や身近な人が白黒思考でそれを見て育ったから。②家庭内に協力という概念がなく、全てを自分でやる必要があったから。"誰かに頼る安心を知る"ことは楽になる第一歩です
375
幼児期から絶えず緊張して育った人は感情表現が苦手になる。家で意見を伝えることが許されなかったから、自分の"本心を抑える"能力が突出して高くなる。「心地が悪い」と感じても、理由をうまく説明できず、考えるのがつらくなって現実逃避に向かいやすい。幼い頃の"親子の会話"は心の安定に影響します