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けど、本当に生還されて良かった。亡くなっていたら、この動画は報道で使えなかったでしょうから、この恐ろしさが社会に共有されることもなかったでしょう。声を掛けた方と動画を撮っておられた方が、将来の多くの熊害犠牲者を救ったことになるはず。大変有意義な報道と理解。
hokkaido-np.co.jp/article/666413
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この動画、道民は、15秒で良いので見てください。
背後から襲われてしばらく、本人は何が起こったのか分かってない。一瞬向き合ったとき、ちょうど誰かが熊の背後から声を掛けたことで逃げていきましたが、あの住民がいなければ次の瞬間とどめをさされていたように見えます。
hokkaido-np.co.jp/article/666413
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凄い。こんな研究があるのか。どういう著者かと見てみたら、一橋の新学部・研究科設置準備事務室企画係長、と。え?と思って略歴を見ると、京大理学部卒、桜美林大学「大学アドミニストレーション研究科」修了で、東大Ph.D.。専門は大学職員研究と。凄い。
amazon.co.jp/dp/479891827X/
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理系としてのセンスがない相手に理系の教育をしたところで、出来上がるのは理系学部を辛うじて出ただけの文系で、戦力にはならない。RT 日本の大学の学部はざっくり言うと2割が理系、8割が文系になります。科学技術立国を目指すからには、この配分を少なくとも5:5に変えるべき
gendai.media/articles/-/105…
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要するに、評価軸が完全に誤っていた…わけですよね。論文数の増加を達成したければ、科学技術政策としては大学教員の研究時間なりをKPIに設定すれば良かったのに、管理強化により時間を減らしたので論文数が減った。
こうした評価軸の設定間違いが、状況を大幅に悪化させる。
twitter.com/_anohito/statu…
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この指摘は、小樽商大の江頭先生の受け売りです。でも、実際、国の意思により実施された改革は、国内的な評価システムでは「順調」とされているのに、国際的な評価では「崩壊」に近い状態にある。要するに、日本の統治機構における評価は、評価として機能していない。
twitter.com/tweeting_drtak…
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2004年以降、国立大学が中期計画に従って運営され、第三者による評価に晒されるようになった。では、その評価結果はどうか。「大学改革支援学位授与機構」が、資料を出しています。教育も研究も、計画にしたがって、たいへん「順調」な状態にあると評価されているんですよね。
niad.ac.jp/evaluation/res…
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この問題について盛んに発信されている豊田長康先生のブログ。多くの国で論文数が増えているなか、日本だけが、2005年頃を境にまったく伸びなくなる。研究のパフォーマンスが急激に悪化し、どんどん他国に抜かされていく、と。
blog.goo.ne.jp/toyodang/e/26f…
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国立大学は、2004年に独法化されて、中期計画とかを作らされ、達成度なりを評価され続けるようになりました。膨大なコストを掛けて。
で、その後、世界的なランキングにおいて、評価が落ち続けるようになりました。
twitter.com/mainichi/statu…
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なぜ必要な情報に辿り着けないかという問題、以前に万バズした「理解力の観察」に似てきた。
人間の理解力や認知能力の個人差に潜む、なにやら根源的な問いに関わる問題なのかも知れませんね。
twitter.com/tweeting_drtak…
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「調べたけど見つからない報告」の原因。まとめると、「日本語で数個のキーワードのみ検索」、「上位数件に有用な情報がない時点で諦める」、「根気と知識に乏しく試行錯誤して正しいキーワードに辿り着けない」、「テキトーな報告が習慣化」、「そもそも正解を判断できない」
twitter.com/tweeting_drtak…
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卒論代行とか、替え玉受験とか、面接対策とかいろいろありますが、こうした頭脳労働における根源的なスキルを身につけているかどうかという点は、大卒者にとって、小手先の就活しぐさなどよりもはるかに重要ではないか。
twitter.com/tweeting_drtak…
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ただ、講義の準備で、いろいろ資料には当たらざるをえず、資料をみている面白い資料に行き当たってしまう…。驚いたのはこれ。重点化してきた分野ですら、論文数が減少しているグラフ。えげつない。
mext.go.jp/content/140765…
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この「体系的に学ぶ」というのが、常人にとってなかなかにハードルが高いんですよね。情報へのアクセスが低コストになった結果、検索によりピンポイントな情報への到達が可能となり、体系的な知よりも情報の密度の高い切り抜き動画の方が多数派のニーズに合致してしまった。twitter.com/sagikaos/statu…
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JAFさんは、『まず窓を全開にした後、エアコンを「外気導入」にして走り出し、車内の熱気を放出したら窓を閉め、「内気循環」にして冷やすことが最も効率的』とのこと。グラフも実感に近い。要するに、車内の空気を入れ替えるのに、手動か機械かどちらが効率的かという話か。
clicccar.com/2016/07/29/387…
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何の実績もない海外出身大学院生に惜しみない金銭的支援をしてくれたアメリカとボスには、感謝しかない。そうした環境だから、人材が世界中から集まる。様々な研究が発展する。それに惹き付けられて、さらに人材が集まる。
twitter.com/the_kawagucci/…
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日本語で書いたドラフトをdeeplして英文化したタイプの原稿に、手を入れさせて頂くことが増えています。それが、個々のセンテンスはそれなりに流暢なのに、訳語の揺れも含めて、全体として統一感がない文章という印象を受けます。その違和感を修正するのは脳味噌への負荷が大きく、結構、消耗する。
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今日は、他大の院生に、まったくの別分野の下積み的タスクをお願いしてみました。まったく知らない分野のやったことのない作業なのに、理解が早く、どんどん追いついてくる。国立大生が強いのは、嫌いな科目、苦手な科目でも無理やり理解し突破してくる過程で磨かれたこのメタスキルなんでしょうね。
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想像するに、こうした未知の知識や概念を体得するスキルは、今までいかにそうした壁を越えてきたかという経験に拠る所が大きい。新しい知識を得ようと壁に挑む人にとって、世界はどんどん広がる。「それは何の役に立つの?」という知識を身につけた人ほど、実は「役に立つ知識」を身につけるのも早い。
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一方、理解力が高い方は、新しい概念に触れたときの反応が全然違う。理解のためにペースが落ちるのではなく、むしろ質問を通じて前進していく感じ。おそらく、既存の知識から類例かメタ概念を引っ張りだしてきて、差分や境界を探ることで理解してる。理解力があるから元々の知識も多く、相乗効果。
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理解力が低いと思われる方、「理解しない」のではなく、むしろ「理解力の範囲で理解」するので、表面的な理解に留まったり、引っかけに掛かったり、曲解に疑問を持たずに止まる。そのうえで、その理解を元に少ないサンプルで強固な心証を形成していく。ここを軌道修正するのは、なかなかコストが高い。
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霞ヶ関は、もう破綻コースであるように見えます。同胞と子孫の幸福のために健康と家族を犠牲に自分の人生を捧げてきた優秀な方々にとって、割りに合わなさ過ぎる。そして、その影に、さらに条件が悪いのに社会的にほとんど知られていない専門職の存在があります。
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技官として、自分がしなければならない仕事に損得勘定を抜きに全力で取り組んでも、論文にもならず、予算も発言権も与えられません。それが、社会の耳目を集める問題となった瞬間に、どこからともなく「専門家」が現れて、全て持っていくんですよね。人材も分野も育てず、政策が成り立つわけがない。