今、地熱発電開発が進んでいます。 特に注目されているのが、より低温で発電できる「バイナリー発電」。70℃~120℃の低温で沸点の低いガスを加熱して発電する。高温の源泉を直接利用しないため、環境破壊も防げる。 世界3位の地熱資源を持つ日本。地熱が日本のベースロード電源になる日も近い。
JR東日本は世界初の鉄道のブレーキで発電するシステムを開発しました。 ブレーキをかける際に失われる運動エネルギーを電気に変換し、架線を介して別の車両に送る。下り坂の電車がブレーキをかけ、上り坂の電車に送る事で効率的なエネルギー利用が実現。 世界中で利用できる画期的な発明。
車の電動化で増加する使用済リチウムイオン電池。 リサイクルには多大な費用がかかる問題がありましが、㈱スズキはバッテリーをリユースする技術を開発。 バッテリーを使い切り蓄電する。このシステムで曇りでも1か月以上街灯を点灯させることに成功。 EVの普及に合わせ需要が見込まれる新技術。
三菱マテリアル等が世界初の熱回収技術の開発に成功。未利用で排出される200℃以下の熱エネルギーは国内総発電の2.4%。アルミニウム繊維を特定の割合で管に詰め、エネルギーロスほぼ皆無の計り知れない熱交換性能を実現。しかも超軽量で輸出もし易い。 熱回収の領域で世界的なブレイクスルーとなる。
次世代蓄電池の大本命である「リチウム空気電池」。リチウム電池の5倍以上の容量を持つが、充放電回数の少なさが課題だ。これまで人力で充放電回数増加の材料を探していたが、NIMSは人力の100倍以上で動く装置を開発。短期間で新材料の発見に成功。 リチウム空気電池の実用化に大きく前進した。
動画を公開しました。 日本の海底資源、特に南鳥島レアアースは世界を変える力を持っています。しかし、日本がのんびりしている間にC国に奪われる危機に瀕しています。 そんな現状と解決策を東大研究者にインタビューをしてまとめました。沢山の方に知ってほしい内容です! youtube.com/watch?v=ljk6qE…
東大等は従来の4500倍の速さで海水を淡水化する極細チューブを開発した。 チューブの内側に塗られたフッ素が塩と同じマイナスの帯電をしているため、塩だけがはじかれる。また、フッ素は水分子同士の結合を解き、サラサラの水を作る。この原理を活かせば、世界の飲み水問題解決に繋がる可能性がある。
東大は従来の30倍以上伸びるゲルを開発した。ゲルは通常弱い部分から亀裂が入るが、この改造されたゲルは弱い部分が切れる前に固まる機能を持ち、理論限界近くまで伸びる。 研究成果は繰り返し衝撃が加わる過酷な環境で使われる人工腱・靭帯用のゲル材料開発、添加剤の削減等への応用が期待される。
日本発、究極の石炭火力発電の実証実験が大詰めを迎えています。 大崎クールジェンが開発する「石炭火力ガス化燃料電池複合発電」はCO2を90%回収し、世界最高の47%の発電効率を持つ。回収したCO2の使い道等の課題はあるが、実現の目途は立っており、世界の脱炭素の新たな切り札になると期待される。
京都大学などはアルパカ遺伝子から新型コロナ全変異種に有効な「ナノボディ抗体」を作製した。 ワクチンの効かないオミクロン株にも有効で、ヒト抗体が到達できないウイルスの深部にも到達が可能。遺伝子改変もし易く、ヒト抗体の数千倍安価に生産可能。世界のコロナ感染に終止符を打つ発明だ。
世界有数の森林資源大国日本、今そのポテンシャルが発揮され始めている。 国土の約7割を森林が占める日本。森林の半数が主伐期(樹齢50年)を迎え、外国木材の価格上昇も続き、国産材を活用するかつてない契機となっている。新たな供給網も構築され始めており、日本の林業に明るい兆しが見えている。
世界初、宇宙での全固体リチウムイオン電池の充放電に成功。 JAXAや日立造船などが国際宇宙ステーションで実験を行った。-40℃~120℃という広い温度範囲で利用可能。成果は月面観測機器や宇宙での探査車に利用可能とされる。今後の日本の宇宙開発への期待が膨らむ。
日本の研究チームはペロブスカイト太陽電池の耐久性を世界最高の20年まで伸ばすことに成功した。 ペロブスカイトは従来の1/300の薄膜で発電でき、軽量であるため日本発の次世代太陽電池として世界で研究が進む。しかし、1~5年と耐久性の低さが課題だった。次世代太陽電池の実用化に大きく前進した。
世界初、廃棄排水から発電する技術を開発。 工場排水等は、空気のいらない嫌気性微生物を使いメタンガスを生成していた。しかし、生成後の排水は臭気を含み、処理コストがかかっていた。 住友重機械工業はこの臭気物質を燃料として電力を生み出すことに成功。この革新的技術は2025年に実用化の予定。
青ヶ島沖には大量の金が眠っているのをご存知ですか? 2015年に東大が金鉱脈を発見してから回収に向けて研究が進行中。この鉱床は高濃度のもので170ppmも金を含み、1t当り平均17gの含有量。陸上の金鉱山では数ppmあれば採算が取れる為、超高濃度です。2022年9月より本格的に採掘が始まります。
世界から注目される日本の西之島。 環境省が7/13~15に実施した調査によると70種類以上の生物を確認し、カツオドリなどの鳥類も640種類上のペアが確認されました。2020年の大噴火以降ほぼ消滅した生態系が復活しています。また、水溜まりも複数箇所で見つかり、生物多様性が高まると期待されています。
レアアースを始めとした海底資源開発について、政府の有識者会議で国家戦略として進めるよう意見書がまとめられた。 国は起業や大学と開発を進め、採掘法をようやく開発しつつある。年内には水深3000mから、来年からは5年かけて6000mからの引き揚げを実現する。更なる資源開発の加速が期待される。
清水建設はCO2吸収量が製造でも発生量を下回るカーボンネガティブを実現するコンクリートを開発した。 混和剤にバイオ炭を使い、低炭素セメントも併用し、最大127%のCO2を削減。コンクリ1㎥当り60kgの混和剤を使い、160㎏のCO2を固定できる。まさに今の世界に必要な発明。年内に実用化される予定。
理化学研究所は量子コンピュータで実用的な計算をするのに不可欠な「誤り訂正」という計算エラー訂正を行う技術を世界で初めて確立した。量子コンピュータは熱など外部の影響により計算エラーが起きやすい弱みがあった。 今回の理研の成果により、量子コンピュータ実現に大きく前進した。
史上初、日本が初の結核「低蔓延国」となりました。低蔓延国の定義は人口10万人当たりの患者数が10人未満となること。20年は10.1人だったが、21年は9.2人と10人を下回った。東アジア・東南アジア地域では最も低い水準で欧米に並ぶ。世界へ日本の感染対策、衛生環境をアピールできる材料となった。
新型コロナウイルスの感染を阻害するペプチドが発見されました。ペプチドはアミノ酸の集まりで、これがウイルス上のスパイクタンパク質と結合→凝縮する事で感染を防ぐ。従来株・オミクロン株両方に効果があった。このペプチドを改善すればコロナだけではなく、新たなウイルス治療薬開発が期待される。
対中国を想定した南西諸島の要塞化が進んでいます。2016年の与那国島での陸上自衛隊駐屯地開設から基地の配備が加速しています。さらに電子戦部隊も中露を想定して日本中に配備され、2つの弧が描かれています。中露本土や日本近海の敵軍の状況が把握できるよう万全の体制が完成しつつあります。
最強の電池の実用化がついに現実に。 全固体リチウムイオン電池の10倍以上のエネルギー密度を持つ「全固体リチウム硫黄電池」。常温利用不可やショートの危険性など課題があったが、産総研はそれらを克服し、常温稼働する全固体リチウム硫黄電池を開発。 世界の蓄電池市場をひっくり返す発明だ。