論文がようやくアクセプト(掲載許可)になりました。 より安全なワクチン製造細胞の樹立に関する論文です。 猫の感染性内在性レトロウイルスをノックアウトした細胞の樹立です。 混入問題の発見からその解決策の論文がアクセプトになるまで15年もかかってしまいました。 一つのけじめです。
発売前ですが、新刊の紹介動画が公開されました。 最終章に書いた内容の一部です。 東京では今週の金曜日(一部の本屋さんでは木曜日)、大阪、京都などでは今週の土曜日に並ぶと思います。地方都市は来週になると思います。 息が詰まるようなものからほっこりする話まで。 youtube.com/watch?v=ohi1SD…
COVID-19の話は動画には出てこないのに。。。 私は内閣官房も信頼できないと思います。実際にとんでもないことも書いてあります。内閣官房だからと言って、本物の専門家による発信とは限りません。
今さらながらですが、確認したらこうなっていました。仕方がない。私の声は官邸には届かない。たとえ、議員会館に行って自民党議員と話をしたとしても。何度議員会館に足を運んだか。
意見が割れるということは健全な事だと思う。ワクチンに関しては個人の判断が原則。推進派が慎重派を攻撃するのはおかしい。その逆も然り。しかし、国(与党も野党も)は推進一色。どちらかが正解かはあとになってみなければわからないのだとすれば、判断が割れることは被害最小化の安全弁とも言える。
それはダメですよと教える大人がいなくてはだめだ。経験、知識、思慮が浅すぎる。子供の会議にも聞こえた。歴史も学ばないと。邪心はないようにも聞こえたので、そこは救いだったけど。しかし、あとで責任を問われたとき、言い逃れできないだろう。本人や家族のことを思うと不憫だ。
私が時に強く発言するのは、情報統制されていると感じているからです。自由な議論であれば、普通に穏やかに発言していると思います。1000対1くらいになっていた時期もありました。今は10対1くらいに。
昨日で自国民に対する経済制裁を解いたのね。良かった良かった。ばかやろー。
これでも、毎日毎日、ぐっとこらえています。
誹謗中傷してくる人に反論したいのですが、聞く耳はもたないでしょうし。専門医からの攻撃も、この人は本当に知識が乏しいのだなと思い、悲しくなります。勉強して欲しいですし、ウイルス専門家に対してレスペクトして欲しい。
私は関西のテレビでこのワクチンに関して、コンセプトと設計思想に納得していないと当初から言っています。納得していないという表現が精一杯でした。 あと、リスクとベネフィットを比べれば自ずと打つ打たないかは決まる。だからほとんどゴミになり廃棄されるだろうと言い、顰蹙をかいました。
確か特盛よしもとだったと思います。その時私は、日本人は安全性に厳しいので、また、感染状況からみて、接種はほとんど進まないだろうとも言いました。せいぜい1割か2割にとどまるのではと。そうしたら辛坊治郎さんはみんな打つだろうと言いました。私は驚きましたが、その通りになりました。
ウイルス研究者として35年生きてきました。ワクチンの開発もしてきました。まさかこの私がワクチン接種を止める側にまわるとは思いませんでした。私は国民が賢明な選択をすると信じていて、このような活動をすることはないと思っていました。私にとってこの時間は無駄な時間以外なにものでもないです。
ステイホーム、ソーシャルディスタンスから始まってワクチンに至るまで、私はそれらを止めるためにこれだけの労力を費やすとは思ってもみなかった。また、これだけの攻撃を受けるとも想像だにしなかった。私がトンデモ扱いされるとも思っていなかった。私の研究がストップするのも想像していなかった。
政策に関しては、まさかの連発でした。今、高校野球が行われていますが、2年前に高校野球を中止すると高野連が言った時、国民が許すわけがないと憤慨したのが懐かしいです。私自身の研究や若手の研究者を守るために立ち上がりましたが、結果、私の研究は奪われましたし、身分も不安定になりました。
5月11日は私の58歳の誕生日です。それを過ぎたら、私は自分の研究、自分の持ち場に戻ります。長かった。1ヶ月で済むと思ったことが2年もかかり、私の残りの研究人生の2割が奪われた。立て直しを考えると5年は失われた感覚。しかし、当初予定の1.5倍働き、1.5倍効率化を図れば、挽回できると信じたい。
4月3日の上映会は、3月26日(土)13:30から予約開始となりました。 なお、今回は前払い制となっております。 twitter.com/kyotowakuhaha/…
午後10時から。私はリスナーで。 twitter.com/kuratamagohan/…
正常の細胞にも逆転写酵素があります。 代表的なものがテロメラーゼとLINEです。 テロメラーゼは真核生物の染色体末端の特異的反復配列を伸長させる酵素です。1/
普通はmRNAはDNAに逆転写されないと言われますが、配列によっては逆転写されると思います。その証拠として、私たちのゲノムには、mRNAが逆転写されてできたと思われるシュード遺伝子(偽遺伝子)が多数存在します。生殖細胞でmRNAの逆転写がおこり、できたDNAがゲノムに組み込まれたと思われます。3/
高校レベルの生物学ではmRNAからDNAはないということになっていますが、大学レベルになると、稀にあるということになります。6/
非常に興味深いことに、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質のmRNAは比較的容易に逆転写されてしまうようです。これはLINEの逆転写酵素によって逆転写されやすい配列を含んでいるからだと思われます。よりによって新型コロナウイルスがそんなことになっているとは、私も思いもよりませんでした。7/
通常の細胞でmRNAはDNAにならないというのは、大学の(教養の)レベルでは、嘘になります。でも、高校までは、ないと言っても良いと思います。了。8/8
おまけ。実はLINEやテロメラーゼ以外にも細胞は逆転写酵素をもっているのですよ。面白いですよ。
レトロウイルスはRNAウイルスに分類されています。ウイルスの粒子中に含まれるウイルスゲノムはRNAということなのですが、これも例外がありまして、フォーミーウイルスと呼ばれるレトロウイルスの仲間は、ウイルスゲノムもDNAなのです。これを獣医の国家試験のモデル問題にしたことあります。意地悪。