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④
2020年の夏頃にお母様が急逝されたそう。
毎年実家に家族親戚が揃って、新年を祝われていたそうで、その時にはお母様が10リットル近い出汁を毎回用意しておいて、お蕎麦やお雑煮を作られていたのです。
それが美味しくて、毎年家族親戚一同孫たちの、一番の楽しみだったとか。
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③
『こちらのかつお節だったんですね…』
「はい、丁度3年前の2019年12月7日に、前回ご注文をいただいておりました。」
しばらく女性が無言になって、そのあと、静かに鼻を啜る音が聞こえて驚いた。
声をかけてしばらく泣かれた後、落ち着かれるとポツポツとお話された。
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②
「恐れ入ります、こちらの番号は既に登録がされている番号ですが、お間違いありませんか?」
『え?…それって〇〇〇〇で登録されているんですか?』
「あ、はい。そうです。」
『…それ、父の名前です。』
「あ、なるほど!お久しぶりのご注文でしたので、念のため確認させていただきました!」
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まるっと1分、そのまま流します。
生切りの現場です。
機械は使わず、全て手作業。
家族3人で作るからこそできる、クオリティです。
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こういったニュースを見ていると、この子たちが可哀想にも思えてくる。
躾をしてもらえず、良し悪しの判断もつけることができない人に育ってしまった。この子たちが果たして、ここから成長できるのだろうか…
修学旅行の中学生が展示作品損壊 新潟・十日町「大地の芸術祭」 news.livedoor.com/article/detail…
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似た別物では意味がない。
日本の食文化の、土台を支えるものですから。
50年前のかつお節を残しているのは、多分というか間違いなくうちだけだと思う。
これをもう一度、日本に増やさないといけないから、別物になったものをもう一度取り戻さないとね。
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お問い合わせが来た。
客『オタクのだしは旨味がどのくらいあるの?』
私「どのくらいといいますと?」
『グルタミン酸がどのくらい入ってるのかってこと』
「多分、グルタミン酸は殆ど含まれていないかと…」
『は?あんたのところは旨いって書いてたよね?』
「あの、イノシン酸の事ですか?」
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