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危害予告と10年に渡る複数のストーカー被害について書いた時自分の写真を添えたのを揶揄する人がいた。同業女性にもいた。私のサバイブを私が語るのに自分の顔より相応しい写真があるのか。断じてない。被害女性が主体性を持つのが気に入らない人は自分のどんな劣情がそうさせるのかを考えた方がいい。
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ミニスカートにたいする、哀れなほどの幻想と執着と妄想。っていうか「後期においては真逆のスタンス」ってなに? わたしこのあいだもミニスカートはいてNHKに出たけど twitter.com/akihiro_koyama…
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事態がうまく飲み込めなくてぼおっとしてたら、手紙があるのに気がついた。大きな便箋に文字がびっしり4枚、音楽のこと、ご自身のこと、そして『夏物語』について、言葉を尽くして書かれてあった。「ミエコ、この大切な物語を書いてくれてありがとう。私に連絡をとってくれてありがとう」とあった。
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一言も返事せずに凝視してたらさすがに気づいたみたいで謝りながら出ていったけど、本当に不快だった。え〜そんなことご存知なんですか?すごいです~」とか「なるほどです…!」とか言うと思ったのかな。そこから話が盛り上がるとでも?
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みんなどわっとシンディの方にどよめいて、気がつけば目の前にシンディがいた。そしたらつぎの瞬間──今書いてても体がふわっとするんやけども、シンディがわたしを抱きしめてくれたのだ。このときは完全に瞳孔が開いてたと思う。何が起きたのかわからん瞬間で、そのあとはあんまり記憶がない。
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それは、シンディからだった。理解するのに時間がかかって、しばらく動けず、それから色んなことが巻き戻されるように思いだされて、涙がぼたぼた落ちた。それはシンディに届いたこと、そして想像もしなかった奇跡みたいな出来事への驚きと喜びでもあったけど、でも私がそのとき感じていたのは、
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仮に泥酔に罪があるとして、二日酔い以外の罰があるのか? 断じてない。偉くて強くて賢い俺たちが、馬鹿で生意気で気に入らない女たちに懲罰を与えられると思い込んでいられる幼稚で愚かなメンタリティ。速やかに消滅して頂きつつ、何度でも恥を知れと申し上げたいですね。
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それから1年近くがたった2021年の4月のある日、家に荷物が届いた。伝票は文字が滲んでうまく読めないけれど、アメリカから発送されたものみたい。箱を開けるとまずレコードが目に飛び込んできた。シンディの、あのファーストアルバム。マジックでMieko と書いてある。そしてCyndi Lauperの文字も。
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緊急避妊薬の販売是非に議論の余地はない。妊娠する性の当然の事後選択権だ。我々はいつまでこの日本産婦人科医会の副会長のような性差別者にお伺いをたてなければならないのか。極控えめに言って虫唾が走りますね。緊急避妊薬が必要な人はここに情報あります。絶望しないで→pilcon.org/help-line/afte… twitter.com/sato__michiko/…
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『夏物語』には小さな手紙を同封した。書きたいことは沢山あるのに「悲しいときも嬉しいときも、ずっとあなたの音楽を聴いてきました。私は2曲目でステージを降りてきてくれたあなたに抱きしめてもらったことがあります。大好きです。存在していてくれてありがとう」しか書けんかった。
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10代と20代、何もかもがうまく行かず、自分がこの先を生きていけるのかどうかわからなかった。苦しいとき、シンディの歌を聴いて、シンディのことを本当によく考えた。大変な家庭で育ったこと、若い頃に自己破産もしたこと、最初のヒットが出るまでずいぶん時間がかかったこと。
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仕事で、家庭で、人間関係で、或いは理由もなく、或いは明確に不安な出来事、心配、悲しいことがあったりして、なくても、しんどいのはしんどいよな。外から見えずに、見えてもひとりで乗り越えるしかないこと沢山あって、今がつらい人めっちゃおるよな。気安く頑張ろうとか言えんけど、なんとかやろな
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もうあかんかもと思うたびに、でもシンディかって辛かった、でも頑張ったんよなと言い聞かせた。シンディの笑顔と歌は強くて優しくて「がんばりや」「あんじょうしいや」と言ってくれてるようで、シンディがいることでなんとか気持ちを繋いでいられるような、そんな時期があった。
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「女子生徒には、『自分の身を守れるのは自分だけ』と伝えたい」→ 女子生徒だけに責任と罪悪感を負わせてはならない。すべての学生に性・避妊教育の徹底を。また性虐待の可能性もある。アフターピル、信頼できるオンライン診療情報の共有、市販薬化の整備を急いでほしい。 headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200511-…
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当時はパンデミックでアメリカはエージェントも流通も完全に麻痺していて、どこにも情報はなかった。でも諦められなかった。いろんな方に尋ねて、最後は湯川れい子さんにエージェントの連絡先を教えて頂くことができた。過去に一度ご挨拶を差し上げただけの私に湯川さんはとても親切にして下さった。
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シンディが作品を読んでくれるかどうか以前に、そもそもこの状態で配達されるのかもわからない。流通が機能したとして世界中から様々が届くやろう彼女に辿り着く確率は殆どゼロ。でもそれでいいと思った。届かんくても海に小瓶を放つ気持ちで私はシンディに作品を送ったのだ。もうそれだけでよかった。
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「若い女性は知識がない」
「若い女性が悪用するかも」
2019年のアフターピルのオンライン診療検討会。男性有識者たちによる性差別発言と認識。これにたいして今回のバイアグラのレベルA &保険適用は、いったいどういう理屈になるんでしょうね。ばかばかしい。
m.huffingtonpost.jp/entry/story_jp…
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びくびくしながら、でも胸は痛いくらいにどきどきして、果たしてシンディはステージに現れた。輝いていて、光っていて、息が止まりそうだった。たぶん瞳孔もちょっと開いてたと思う。シンディは最初からもう全力で一生懸命で、まだ始まったばっかりの2曲目でもう客席に降りてきた。
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月日は流れ、紆余曲折を経て私は文章を書いて生活をするようになった。シンディの音楽とあの瞬間は、変わらずずっとそばにあってくれた。そして2020年の春に『夏物語』が英訳されて、届かないのはわかってるけど、自分の作品をシンディに送りたいと思った。でもどこに送ればいいのかもわからない。
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今から20年近く前、シンディのコンサートがあった。私はその頃ずっと通院していて、ぎりぎりまで出かけられるかわからなかった。でもこの日を心待ちにしていたし、運良く手に入れることができたチケットは2列目で、何より初めてシンディの生の歌声が聴けるのだ。重い体をひきずって会場に出かけた。
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忙しさ、体調や年齢、仕事や環境などは人それぞれですけど、この時期、いろんなことが、わりとしんどくないですか。なんでも自分の責任だと思いこまず、くよくよせず、言うてもまあぼちぼちできてるし、できてなくてもべつにええか、くらいの気持ちに、たまにはなろう。ささやかな休みをとろう。
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『夏物語』は幸運なことに多くの国でベストセラーになって沢山の読者に恵まれることになった。実り多い年やったけど様々を試されるタフな年でもあった。殺害予告を受けた裁判もあったし病気もした。でも若い頃と同じ、シンディを聴くと自分にとって大切なものをいつでも思いだせる気がした。
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たとえ14歳の子どもにどんな性的欲望や主体性があろうとなかろうと、大人のあなたにはいっさい関係ないんだよ。50代男性の、何が何でも若い女子どもと性交したいという欲望の正当化、機会を奪われてなるものかという必死さ、それが公的になされることの異常さ。改めて吐き気がするほど醜悪。
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以前、仕事帰り、カルティエの時計をつけて子を公園で遊ばせていたら、隣にいた誰かの父親らしき男性が「素敵ですね、僕も妻にプレゼントしたんだけど、最近つけてくれないんですよねえ〜」と言ってきたので「自分で買ったんですよ」と答えると、すごく驚いていた。