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ジムのエレベーター。老人男性、老人女性、私の順で乗り。すると男性が「三階!」といきなり偉そうに命令したので「自分で押せよ」と言ったら予想外だったのか壮絶に狼狽。しかし私も三階なのでそのまま睨み合いの塩梅に。最終的に老人女性が押してくれたけど、あれ二人だけやったらどうなったん…。
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今朝、息子と2人自転車で通学途中にいきなり豪雨にあって、それがコントみたいに凄くて上から下までびしょびしょになって、お腹をよじってげらげら笑った。あんまり楽しかったので、もう今日は学校やめてわたしも仕事やめてこのままどっかで遊ぼうぜ、と言ったら「むりー」と学校へ入っていった。
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夕方、あるカフェに行ったら目の前の女の子が凄く集中して本を読んでいた。見覚えがある表紙、え、と思ったら彼女が読んでいたのはイギリス版『夏物語』つまり『Breasts and Eggs』。深いため息をついて彼女が顔を上げたあと、目が合った。思わず「それ書いたんです、読んでくれてありがとう」と言っ
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でもこれは公共空間あるあるです。前も予約ボードのところにいたら「ペン!」って当然のように言うので「あんたの部下じゃねえんだよ」って言い返したらこの時も倒れそうなくらいに狼狽した。自分より若い女性は誰でもどこでも遣っていいし従うと思ってる。そんな訳ないだろ。世間知らずの成れの果て。
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私はシンディ・ローパーが大好きで、10代の頃からずっと、大切な人だ。明るくて優しくて、人情があって一生懸命で、彼女の音楽にはそんなすべてが現れているようで(音楽には遠くの誰かにもそう思わせる力があるよね) 彼女の音楽がどれだけ私を勇気づけ助けてくれたか、言葉にすることはできない。
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18歳の甥っ子に何して過ごしてるのかと聞いたら友達とオンラインゲーム。恋人がいる子はあつ森でデート。ラインのほうが顔見えてええんちゃうのと聞いたら、ラインはどこも行かれへんやん、あつ森やったら飛行機乗れるし魚も釣れるし、行くとこやること多くて忙しいみたいよ、とのこと。素敵やん
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最近なんだか息苦しいな、なんかすごくしんどいな、なんか不安だなと感じるとき、しっかりした呼吸が物理的にできていないことが多いです。知らないうちに呼吸の回数が減ってたり、すごく浅くなってるの。意識して、大袈裟なくらいに深呼吸する、回数をふやすと少し変わります。みんな、深呼吸しよう。
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報道にありましたように、昨日、東京地裁において、2018年に受けた殺害予告にたいする訴訟の判決が出ました。わたしは和解の提案を退け、名誉毀損、強迫の違法性が認められた結果、被告には請求額の約8割に相当する324万円の支払い命令が下されました。
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「キモいと言った女子高生にも何らかの非がある」"トーンポリシングによる論点ずらし" のお手本みたいな発言で、これに賛同してる書き手もいて驚愕です。中年男性による未成年への加害をこの人たちは人間同士のコミュニケーションだと本気で思える/思いたいようで、恥を知れと申し上げたいですね。
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「実は『中立』や『客観』って、マジョリティの立場に立つことなんですよ。それは強者の眼差しなんです〉──信田さよ子さんのこの言葉は、どんなときも忘れたらあかんと思う
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せや、若い子らから、スキンケアと体型維持についてめっさ質問されるんや。おれが辿り着いたルーティンはシンプルや。持続可能なスクワットとランニング、これしかない。慣れてきたら+ヨガと瞑想や。とくにランニングは性格が明るなる。くよくよせんようになるから、生きるために走るようになるんや
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見まちがいであってほしかったけど、息子が納豆を駆使して、スパイダーマンの糸をものすごく再現していました
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ミソジニストによる被害者にも落ち度論。泥酔したら女は強姦されても仕方ない? 男に隙を見せた罰? 死ぬまで言い続けるが、性被害において非は100%加害者にある。たとえ女が下着姿で歩いていようが裸でいようが、あなた方の性欲など知ったことではないし、そもそもあなた方にアクセスする権利はない。
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ちゃって、そしたら彼女も「えっ?えっ?ちょっと待って、ミエコ・カワカミなの?わたしあなたの本が凄く好きで、えっ、今何が起きてるのかわからない。こんなことってある?あるの?」と言いながら、ふたりでちょっと泣いた。
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彼女が『Breasts and Eggs』を読んで、顔を上げてため息をついた瞬間の感じ、忘れられない。色んな国で、どこかで、みんな、こんなふうに読んでくれているんだ。翻訳をしてくれたデビッド、サム、本当に有難う。刊行まで尽力してくれたチームのみんな有り難う。これからもどうぞよろしく。本当に有難う
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親が作家なので子どもにどんな本を読ませたかなど凄く質問されるけど、我々は読み聞かせを殆どしなかった(疲れるのと"読み聞かせ大事神話"が鬱陶しかったし)。我々は本と縁のない幼児期を過ごしたけどこんな仕事をしているし、家に本がなくても読む子は読むし、本だらけでも読まない子は読まない。
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「性風俗店には行かないオレ」を自慢げに話す男性にこれまで何人も会った。フェミに理解ある風の物書きにも、どこかの父親もいたし、学者も。何か理念でもあるのかと思いきや、みんなちょっと困った風の顔をして判で押したように「好きじゃないんだよね」と言うのだ。
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刊行から毎日snsで沢山の人が写真やメッセージを送ってくれて、新聞もインタビューも書評もリストにも物凄く取り上げてもらって、沢山の人が読んでくれてるんだなあ、有難う、といつも思っているけれど、今日の思いがけない生の出来事に、ああ、本当に沢山の人に届いてるんだなと、本当に思いました。
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昨日イベント終わりでランチに。楽しく時間は過ぎ、小説と翻訳の話などを女性2人で話していたら、ふたつ隣の席の50代くらいの男性が元気よく「ちょっといいですか」って声をかけてきて、私たちの文脈に被せていきなり自分の知ってることを話し始めた。
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オリンピック開催のために、これまで取り繕いをしてきたのだと思っていた。でもまさか、緊急事態宣言を発令したうえで開催するとは。建前すら崩壊してる。オリンピック以外はすべて自粛。補償もせず、人々の健康と経済を犠牲にしつづける無策。本当に酷い。 www3.nhk.or.jp/news/html/2021…