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「〇〇な研究は存在しない」は私の卒論でも原則禁止している書き方.理由は,過去に他研究室の発表会でそれを言った瞬間PCを開いて調べ始め,質疑の時間に「ほら,あったよ,フランス語の論文だけど」って詰められた例を知っているからです.
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アカデミアに来てから嫌気がさすパターンは「教育の勘違い」か.教育を「研究室に優秀な学生を囲い込み,教育という名目で,自分のプロジェクトを手伝わせて論文を出す」という意味に捉えている人もたまに見る.優秀じゃない学生は見たくないって人.
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研究室配属で,研究室の研究ポリシーがあるわけですけど「卒業研究は,試行錯誤して全部失敗しても卒業できるという運用なので全力で失敗してください」と伝えています.成功するか否かを考えて悩み,止まってしまう方が問題です.
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「飲み会無駄論」のアカデミア版に「雑用無駄論」があって,あれも真に受けると詰む可能性がありますので気を付けたほうが良いです.大学は少人数で長年過ごす仲間を雇うので,「一緒に働きたい人」と思われることが重要なのですよ.
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ここしばらくの大学院関係の話題を見ていると,論文の読み方や書き方の教育以前に,「他の分野や文化,価値観などを尊重し,自分の価値観にあわないものを安易に批判せず,自分の価値観の押し付けもしない」という教育をするのが先かな,と感じたなぁ.
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博士課程の待遇については色々あるけど,明治大学は学振DC1採用で学費3年無料になるのは,もっと広まって欲しい情報である.
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国が大学に「稼げる大学」を求めた以上,教育的視点からの滅私奉公をする理由は無くなったので,利益にならない要請は積極的に拒否すべきって大義ができちゃったんだけどね.「稼ぐ」ってそういうことですから.
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研究って色々検討した結果が全部ゴミってのが普通で,むしろ成功率が高くなればなるほどすでに「研究」ではなく,無意識下で「置きに行っている」とさえ思っている.体感的には,成功率1割くらいが一番研究してる感じがする.
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大学教員の人達がTwitterでたびたび衝突しているのを見るたびに,「そりゃ,そんな言い方で学生指導してたら大学全体に恨み募らせる人は出てくるわな」ってなってしまうなぁ.なんというか,言語化が難しいんだけど,「関わりたくない」と感じさせる独特のヤバさがある.
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何度も言いますが,地方国立はキャンパス内清掃や草むしりを学生(教員や職員も)にやらせ,電気代節約にと建物内の電灯が半分抜き取られ冷暖房の利用が制限されるところがあります.すでに研究以前の問題です.
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昨日の「稼ぐ大学」のニュース,世界トップレベルを目指すのに,別に世界トップでも何でもない産業界等から外部人材を入れてどうするんの(要約,という辛辣なコメントがあってワラタw
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10年前は「分からないことはググれ」と言っていたんだけど,最近は「下手にググるより質問して」になってきた.Web上には害悪な情報が多いので,ググった後に情報を取捨選択する能力が無いと,ググっても混乱するだけになっている.
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モスキート音が鳴っているエリア.若者はともかく,明らかに苦痛そうに耳を覆っている子供をたまに見かける.小学生中学年くらいだと可聴域の上限が18歳程度よりも高いという研究があって,我々には想像できない苦痛なんだろうなぁ.これは,大人中心で街を設計した弊害だと思う.
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経団連が学校に求める要求をまとめると
・学校に天下り枠をよこせ
・新人社員の教育コストは学校で負担しろ
・俺らが変わらず済むためにお前らが何とかしろ
の3点です.
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経験的に「研究にはまとまった時間が必要」といってもピンとこない人は多いんだけど,「2時間の映画を20分毎に1時間別の仕事をしながら半日かけて見たらどうなる?」と聞くと割と理解してもらえます.同じ時間でも細切れにされると価値が変わる.まとまった時間,大切.
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罵倒による指導って,する側が無敵なんですよ.された側が奮起したら「俺のおかげ」,潰れたら「その程度の志ならどうせ失敗する早めに気づかせてやった」,周囲から批判されたら「指導にも多様性が必要」って論理で正当化できますから.これは,法で規制する以外解決しようがないです.
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