朝守飛阿弥(@heero108)さんの人気ツイート(新しい順)

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「一次史料ばかり収集しても関連する研究文献をきちんと読み込んでいなければ、研究者ですら思い違いを免れない。歴史学で卒業論文を執筆する学生が「研究史が何よりも大事だ」と耳にタコができるほど聞かされるのも、基本的には同じ理由による。」 #声に出して読みたい日本語 iwanami.co.jp/book/b628046.h…
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専門なので一応指摘しておくと、「んなこたあない」です。 そもそも、ヴァイマル共和国初期(1918/19-1923)の段階では、「各政党の私兵団」なんてものは存在しません。 twitter.com/1059kanri/stat…
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「新しい戦前」って、2001年から今なお続く「対テロ戦争」の忘却を前提としているわけで、ちょっと安易に使用する気になれないなあ。 多くの日本人にとって「対テロ戦争」は他人事なのかもしれないが、現に「戦地」からの帰還後に自ら命を絶った自衛隊員がいるわけで。彼らの存在を忘却できるのか?
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話題の『仮面ライダーBLACK SUN』流しながらスキャン作業したところ、『ラブライブ!』2期のキービジュが「シャドームーン視点」と言われていたのを唐突に思い出した。影の王子よ永遠に。
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学生さんより、ドイツ近現代史関係で読むべきサイトを訊ねられたので、浅田進史さんのブログ(asadashinji.hatenablog.com)を全力でオススメしておいた。 最新の研究トレンドはもちろんのこと、学会や文書館の情報、さらには各財団の活動や「歴史認識」論争などがほぼ毎日紹介される、すごいブログです。
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「ある男性が、妻と一緒にいたいと主張する場面に遭遇した。すると兵士は群衆のほうを向いて『この臆病者を見ろ。彼はウクライナのために戦おうとしていない』と叫んだ。群衆の間からは男性に対して非難のブーイングが起き、男性は結局、兵士に付いて行った」 newsweekjapan.jp/stories/world/…
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独語記事を紹介した下記ツイートに対し、ドイツのネオナチがもっぱらウクライナ支持と勘違いしている反応がいくつか見られたので、釘を刺しておきます。ドイツのネオナチの中には、ロシア支持派もウクライナ支持派もいます。ドイツの極右シーンはそれほど単純ではありません。 twitter.com/heero108/statu…
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「左翼党の内政専門家、マルティナ・レンナーはすでにこう警告している。『ドイツのネオナチがウクライナでの戦闘行為に参加した場合、帰国後には戦闘で獲得した経験を通じ、国内の治安に大きな危険をもたらすでしょう。』」 100年前、バルト出兵に参加したドイツ義勇軍が同じことやらかしたからな。
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Rechtsextreme rufen in Deutschland zu Ausreisen in die Ukraine auf. Innenministerin Faeser will das verhindern, die Polizei prüft Ausreisesperren. taz.de/Krieg-in-der-U… ウクライナでの戦闘参加を熱望するドイツのネオナチ問題に関する記事。ネオナチが戦闘経験を獲得することの危険性。
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「ガス室送りを免れた生存者は戦後、恐怖の体験を証言してきました。イタリアのリリアナ・セグレさん(91)もその一人 …リリアナさんには近年、ネットでの脅迫や中傷が相次いだそうです。今は一九三〇年代と似た状況なのでしょう。社会に差別やヘイトが満ちているのです。」 tokyo-np.co.jp/article/155886
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欧米でゴールドハーゲン論争が白熱した1990年代後半、日本ではホロコーストが「お笑いのネタ」として消費され、さらにはそれが問題とされることなくVHSとしてパッケージ化され、商品として流通していた事実を、この国のドイツ現代史研究者として重く受け止めねばならない… re-geinou.com/archives/5343
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「だが「ナチスは良いこともした」と主張する人たちにあっては、そうした反権威主義的な姿勢はいわゆる「中二病」的な反抗の域を出ず、歴史から真摯に学ぼうとする態度につながることはほとんどない。」 新書の役割――「ナチスは良いこともした」と主張したがる人たちgendai.ismedia.jp/articles/-/842…
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院生・学生を中心とする若い世代がハラスメント問題に真剣に取り組みながら、歴史学界をよりよきものにしようと頑張ってるのに、一部の中年男性研究者が幼稚なノリでハラスメント繰り返しているの、本当に情けないしいい加減にしろと思うわ。
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書店員さんによると「なろう系小説」購買層の中心は「中高生」ではなく、圧倒的に「中高年」だそうで、日本社会の闇が透けて見えますなあ。
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「シュン」の日記主、NHKに不信感 認識に食い違いasahi.com/articles/ASN95… 「NHKの担当者にただすと「『日記を原作として、子どもたちと一緒に創作をしている』」と言われたという。「私は激怒しました。日記の偽造だと」」 この新井俊一郎さんの怒りに真摯に向き合っていれば、避けられた事態では?
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例えばこのツィートのように、引用元の新聞名とその曜日、年月日を明記する形で、しっかりと典拠を示している。これは第三者による史料の検証を可能にするという点で、歴史学にとって最も基本的かつ重要な作業。 twitter.com/Halle191819/st…
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TwitterのTLを使った歴史学(者)の試みとして私が知っているのは、ハレ大学による1918/19年革命プロジェクトのアカウント。 twitter.com/Halle191819 2018年11月から2019年3月まで稼働し、ちょうど100年前の新聞報道をもとに、ハレ市とその周辺の1918/19年革命をめぐる「出来事」を再構成していた。
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現実の中高生、大学生による政治的主張には鬼のように厳しい一方、現政権の不正や犯罪行為には赤子をあやす親のように甘い――そんなおじさん、あなたの周りにもいませんか?(恐怖)
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研究者志望の院生・学生が大学教員の労働実態を間近で見て夢を諦めるの、本当に良くないと思うので、この構造的問題をなんとかしないとなあ。
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「貧困」を問題にしてきた研究者が、目の前のポスドク/オーバードクター問題に無関心ないし冷淡だったり、「周辺化」を問題にしてきた研究者が、「地方」への偏見をむき出しにしているのを見ると、「学問は人を自由にしない」「学問だけでは人は自由になれない」ことを実感できて、とても良いですね。
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ただし、本書にしても13年前の事典。それ以降の研究成果もまた、見通せないほどに積み上げられている。これは私の専門とするヴァイマル共和国研究にも言えることだが、次々に発表される先行研究を確認するだけで本当に精一杯。すべて精読していたらそれだけで一生が終わる。それほど研究者の層が厚い。
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W・ベンツらが編纂し、2007年までに第5版が刊行されている『ナチズム事典』[Wolfgang Benz / Hermann Graml / Hermann Weiß (Hgg.), Enzyklopädie des Nationalsozialismus, München 2007]は、千頁に迫る文字通りの大著で、ナチズム研究の成果がふんだんに盛り込まれている。amzn.to/2BdKPQs
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「ナチスに全責任を押し付けたせいでナチス研究が進んでない」とか、控えめに言ってもドイツのナチズム研究者や現代史研究者に対する凄まじい冒涜だからな。単なる無知やデマの域を超えて、誹謗中傷と言っても差し支えないレヴェル。
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新自由主義が日本社会に浸透していく中、「真に救われるべき人」論法が幅を利かせて久しいが、かつて長谷川氏が指摘したように、これを突き詰めていくと「真に救われるべきは死者のみ」というブレヒト的展開にしかならない。「死ぬこと以外かすり傷」ならぬ「死者以外カス」。 twitter.com/hhasegawa/stat…
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ちょうど2ヶ月前のTweetを再掲。このときは日本から諸外国へと旅立った留学生が梯子を外されかけた(人によっては完全に外された)わけだが、今回は諸外国から日本に来てくれた留学生が梯子を外されかけている。ただでさえ不安な状況下でこの仕打ち…禍根は計り知れない。 twitter.com/heero108/statu…