今回のネタ元論文を探してみると、実際には「悪口や批判」の話は全く出てきません。 “他者への不信感が最も強い高齢者のグループ”では後の認知症発症が多かった、という程度です。しかも研究の規模的にも確定的な結論は出ていません。 バズツイートの中身はただの捏造です💦 n.neurology.org/content/82/24/…
【補足】現状ではメディア自身でのファクトチェックは全く不十分で、仕方がないので有志の医療関係者が細々と危険な医療デマを検証している状況です。例えば私の携わるLumediaでは「検証系記事」というタグを作っているので、誤情報に惑わされたくない方は是非ご覧ください↓ lumedia.jp/tag/unreliable/
また、「100%除菌」と書かずに「99.99%除菌」とするのは業界の自主規制によるものです。 「完全」「100%」など全ての菌を取り除くような表示が消費者に誤解を与えるのを防ぐためとされています。「0.01%の菌が生き残るから」ではありません。
なお「効果がまだ明確で無くても、とりあえず良さそうな薬は使うべき」という主張はダメです。 似た話では、最近「敗血症の患者さんに良かれと思ってビタミンCを点滴すると、むしろ死亡率等が上がる」と臨床試験で確認されました。 根拠がない薬剤の乱用は人体実験ですよ。 mobile.twitter.com/S96405539/stat…
ちなみに無駄なアレルギー検査を勧めて儲ける悪い医師も少なくないのでご注意下さい。 例えば『遅延型食物アレルギー検査』は日米欧の学会が否定済のエセ医学です。 しかし、多くの医院が高額で行っており、「ザ!世界仰天ニュース」などのトンデモ番組が宣伝に加担します。 mobile.twitter.com/S96405539/stat…
「Yahooニュースは信頼できる」とお考えの方は認識を改める必要があります。むしろ健康系記事の多くは全く適切な科学的根拠が存在しない内容であり、真に受けると健康被害を受けてしまいます。 ※「免疫力」という用語が出てきたら、怪しいので記事を読むのは止めましょう。 mobile.twitter.com/S96405539/stat…
食べ物の扱い方が不適切だと、人命にかかわることがあります。 ・他人の食事にはいたずらしない ・食材は肌に塗らない という鉄則を必ず守るようにして頂けますと幸いです。
線虫がん検診に限らず、Scientific Reports(サイレポ)という普通レベルの雑誌に論文が載っただけで、 “Nature姉妹誌に掲載!” と有料プレスリリースを出し、世界的大発見のように誇大宣伝する企業を多く見かけます。 Nature側は“Scientific ReportsはNature姉妹誌では無い”と説明していますが・・ twitter.com/MIKITO_777/sta…
なお、先程の『週刊女性』様の記事の理解を深めるには、Lumediaで執筆した、 ・『茶のしずく石けん事件』とは?食物成分配合化粧品などが招く食物アレルギーに注意! という記事↓も一緒にご一読頂ければ幸いです。「食べ物は肌に塗るものではない」と知っておきましょう! lumedia.jp/dermatology/19…
取材自体では儲からない ⇒なら取材に嘘をついて、その後に騙された視聴者や読者から儲けれれば良い と、取材を悪用して儲けようとする人物のほうが、より積極的に取材へ応じるのは自明でしょう。専門知識を悪用して高額をだまし取りやすい医療分野では、その傾向が非常に顕著です。
残念ながら、健康系記事の多くはデマ&有害です。しかもデマの方が人気記事になりやすいと報告されています。 「良質な論文等の適切な根拠が『出典』として明示されない健康情報を相手にしてはいけない」というのは、身を守るために必要な最低限のヘルス・リテラシーですよ! mobile.twitter.com/MamMa_mimumemo…
あさイチのダメな所の一つが、専門家でも何でも無い方を重宝する点です。 先程のトンデモ情報を解説した吉木医師は、別に皮膚科専門医でもなく、皮膚科の論文も書いていません。 経営する医院では、『高濃度ビタミンCで免疫力アップ&美肌』などのエセ医学を多数扱います。 ameblo.jp/ebeaute/entry-…
より詳細はこちらのツイートツリーをご参照下さい↓ mobile.twitter.com/S96405539/stat…
【補足】実は蜂窩織炎は誤診が多い病気でもあります。 救急外来で「蜂窩織炎」と診断されて入院した患者のうち28%は誤診で、本当は「うっ滞性皮膚炎」など別の病気でした。 日中であれば、専門家がいる皮膚科を受診するようにしましょう。
「プラセンタ」「飲む日焼け止め」などは美容系でよく扱われるエセ医学で、効果に適切な科学的根拠は全く存在しません。こうしたトンデモ医療で儲けるクリニックに騙されないよう、何卒お気をつけくださいね。 mobile.twitter.com/S96405539/stat…
質の高い臨床試験で皮膚がん増加リスクが報告済なのに、その事実を患者さんに伝えないまま、“美肌に良いですよ”と誇大広告で抗酸化サプリや医薬品を無闇に売るのは不誠実です。 “その宣伝文句はランダム化比較試験等の適切な臨床試験で確認済か?”を必ず確認し、ご自分やご家族の身を守って下さいね。
続いて、ヘアケアについてはまだ質の高い研究は少ないですが、「ドライヤーで15cmの距離を離してゆっくり滑らかに低温乾燥させる」のが髪にやさしそうだ、との報告があります。ただ、自然乾燥との差は顕著ではありませんので、そこまで急いで乾かすものでもなさそうです。 mobile.twitter.com/S96405539/stat…
<参考文献> mhlw.go.jp/houdou/2003/05… toyokeizai.net/articles/-/112… mynewsjapan.com/reports/476 js-lymphedema.org/wp-content/upl… ※引用したツイートツリー先の参考文献も併せてご参照下さい。 ※COIはありません。
【補足】はあちゅう氏は医療デマ問題で揺れるVoicyの配信者でもあります。私の把握範囲では、Voicy配信者のうち数十人は不適切な医療情報の発信に関与しています。Voicyの公式コメント後も不適切な医療情報の発信は全く止まっておらず、本当に対応する気があるのか心配です。 twitter.com/S96405539/stat…
夏の江ノ島に多い有毒クラゲはカツオノエボシ/アカクラゲ/アンドンクラゲ。カツオノエボシは毒が強く、刺された方の死亡例も。沖縄に多いハブクラゲも死亡例が報告されます。刺された時の対応は ハブクラゲ/アンドンクラゲ:酢をかける カツオノエボシ/アカクラゲ:海水をかける と種類で異なります twitter.com/uehiro_sakana/…
【補足】おかしな美容皮膚科を受診しないためには、下記のような施術を行っていないクリニックを選びましょう。 mobile.twitter.com/S96405539/stat…
また、蜂窩織炎と似た病気で壊死性筋膜炎(壊死性軟部組織感染)というものもあります。 こちらは「人食いバクテリア」とも呼ばれる怖い病気で、足を切断することになったり、命を落としたりすることもあります。 蜂窩織炎と壊死性筋膜炎の区別は自分では難しいので病院を受診する必要があります。
最近でも誤報が目立つエセ医学としては、『遅延型食物アレルギー検査』が挙げられます。 日本アレルギー学会などが「健康被害を招く恐れがあり推奨できない」と警告済ですが、それを無視して日テレ/TBS/テレ東などが危険なデマを流し続けています↓ lumedia.jp/allergy/2180/
アルカリの場合も、しっかり洗浄が必要です。 怪しい液体がかかった場合は、とにかく早急に洗い流すのが重要ですね。 mobile.twitter.com/S96405539/stat…
基本的にお子さんの場合は早めの受診を検討するのが良いでしょう。 ちなみに、蜂窩織炎は足などの皮膚で起きる感染症で、水虫や浮腫みがある方で起きやすいです。 水虫などを放置すると蜂窩織炎を繰り返しやすいので、一度蜂窩織炎にかかった方は水虫のチェックなども重要です。