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もちろんアクション監督として、役者にケガさせちゃいけないのは大前提なんだが、たとえば京都大火の馬が正面から来てそれを剣心がよけるカット。縦位置で撮るから早めに逃げてね!といっても、ギリまで待つの。もう、馬とキスするんじゃねえか、ってぐらいまでギリで。佐藤健はそういう男。
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「るろ剣 京都大火編」、明日からいよいよ公開!例えば大事な友達の誕生日プレゼントとか選ぶ時、何あげたら喜んでくれるか考えるでしょ?それと同じでこの作品は何百人という人間が何百日もかけて、どうしたら明日からのお客さんが喜んでくれるか想像してできた賜物。いいプレゼントになると嬉しっす
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操役の土屋太鳳ちゃん。実はお姉ちゃんも弟もエキストラで出演している。こちら全くそんなこと知らなくて、でもエキストラの中で一人うまい子がいるから名前聞いたら「土屋です」。で、後で聞いたら弟だったってw 家族総出でるろをサポート!
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宗次郎といえば、やっぱ縮地。でも、「これが縮地 !」っていうのは敢えて見せずに冒頭のケンケンパだとか片足トントンだとか、ジャンプしてからの超低空攻撃だとかの積み重ねでそう見えればいいんじゃないかなあと思った。まあ、本人たちも言ってるように京都大火編は準備運動だからね。期待してね
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宗次郎は気まぐれ剣法というか、その時のフィーリングで戦い方を変えてくるから、こういう相手はオセロの得意な佐藤健心は苦手なはずw その動揺を表すために、抜刀術の構えをした剣心の指先が微かに動いているテイクを使っているので、それを確かめるためにも、みなさんもう一度劇場へw
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走る行為って、人類の最も原始的かつ基本的な運動だから、これをmotion picture である映画の中で表現することはとても重要。剣心の走り、宗次郎の走り、操の走り。単純な動きほど個性が出る。
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冒頭の宗次郎がトンネルで警官たちを斬るとこ、最後にコウモリがパタパタと絶妙なタイミングで飛んでくでしょ?絶妙すぎてCGだと思われても仕方ないけど、あれホンモノっすからw 万田坑でちょうど1年前ぐらいに撮影してましたー
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操ちゃんが「刀返せ!」と信じられない言いがかりをつけて剣心と戦うシーン、当初は苦無を投げようと思ってたんだが、旅装束の笠を投げることに。で、剣心はギリでかわして、と考えてたら、「顔面に当たった方が面白い」by 佐藤健。まさか、あの笠もCGだと思ってるとしたら大間違いでっせw
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剣心の対多数戦での戦いっぷりを見て、「真•三國無双」みたいって言ってくれてた人がいたけど、そりゃそうだよ。だって、あれも谷垣が作ってますからw
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CMにもあった、左之助の棒高ジャンプ。あのあとに左之助が発する一言は青木崇高オリジナル。監督にお題をふられて、本番で思わず出たあのセリフは、前作の「ケンカってのはな〜、頭でやるんだよ、頭で!」に匹敵する!いかにも左之助が言いそうw
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「京都大火編」これは気づかねえだろシリーズその1。翁を追って2階にあがる蒼紫。よく見ると血のついた足跡が見えるのだが、あれは翁がわざと違う方向に足跡をつけて、そこに蒼紫が向かった瞬間に別方向から襲うつもりでつけたもの。が、蒼紫は一瞬で見切って、あのセリフとなるのだ。劇場にGo!
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あの、宗次郎が剣心の刀を折るとこね、あれ何が起こってるかというと、焦った剣心が順手で抜刀するのを見て宗次郎が咄嗟の判断で逆手で抜くの。順手の袈裟斬りより逆手の斬り上げの方が速いもんね。で、自分の優位なポジション取りに成功した宗次郎は悠々と・・・。ここまでの出来事が約0.5秒w
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昨日の取材でけっこう聞かれたのが、撮影前にどんな練習してたのか?ということ。一概には言えないんだけど、例えば神木くんはアクション部と刀でスパーリング。攻撃側は上段真っ向から打ち込むというルールだけ作って、隙あらば連打で打ち返す!こういうゲーム性のあるものになると彼はすごく燃えるw
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太鳳ちゃんは椅子を左右ジグザグに並べて、その合間を全力でくぐり抜けてもらったり。健くんは脚力を鍛えるために対角線にジャンプして片足で着地、そのまた対角線に片足で着地、を延々と。これ効くよ〜、やってみてw
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宗次郎が薫ちゃんを襲うとこね、あれ上段にフェイントして薫ちゃんのお腹がガラ空きになったところを打ち込んでるんだよね。しかも途中で刃を返して峰打ちにしてる。•••劇場へGo!!
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京都大火で剣心が橋の上でドリフトっぽいことやってるでしょ?あれはドリフトっていうかクイックターンなんだけど、敵から逃げるように見せかけて、追ってきたところを急に切り返し、焦った相手を次々にシバいていくという撹乱作戦なのだ!
ケンカ上手なのだ!劇場へGo!!
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多人数戦の時の剣心は、とにかく距離を変化させて間合いを乱していく。新月村で敵の首を軸にグルン!って回って斬ったりするのって、自分が兵士だったら、いきなり来られてすげー焦ると思うもん。壁走りだって別に出来るの自慢したいわけじゃなく(笑)、一気に10人先の敵を倒してかき乱すため。
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昨日の「伝説の最期編」世界最速上映、よかったな〜。技術の発達した今、ウェルメイドな映画を作ることってそんなに難しくないと思うんだけど、本作のような「アツい」映画って、どこかで誰かが油断したら絶対ムリ。この野蛮でアツくて愛のある「伝説の最期編」を皆さんで立派に育ててください!
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田中泯さんが素晴らしいのは、「年齢のわりに頑張ってる」という楽なポジションに逃げ道を作らず、20代にも本気で勝負を挑み、自分が出来ないことがあると本気で悔しがる、ということ。全てが本気。
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トンファーを手にした翁の構え、カッコいいでしょ?別にカッコつけてああなってるんじゃなくて(笑)、蒼紫が攻撃してきてもいいように、まずは顔の前をトンファーで守り、それ越しに相手の出方を確認しながらゆっくり下ろしていってる。あの1カットで翁の警戒感と戦い方がちょっとでも伝われば。
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京都大火の中で戦場初体験なのが薫、弥彦、操。薫ちゃんは最初バッタバッタ倒していくが、やはり町道場の限界でどんどん追い込まれ。反対に操ちゃんは意外に通用してしまって、戦場での高揚感もあって調子に乗っていく(カットしたけど、飛びつき腕十字とかやってるしw)、という設定。伝わってる?
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あのー、京都大火で剣心が薫ちゃんのとこに来る時、ジャンプしながら屋根の上の敵を斬って着地したでしょ?あれ、「一体どこから?」っていう人がいて衝撃だったんだが、あれその前のカットで敵を次々に踏みつけながらジャンプしてるんですけど(技名・非常階段w)。伝わってる?伝わってる?←不安