内田樹(@levinassien)さんの人気ツイート(いいね順)

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政権与党でこういう事件が続くのはもう党が候補者選定に際して伝統的な「身体検査」ということをしなくなったということでしょう。そうしたら「一般市民の水準よりも品性下劣な人々」が選択的に執行部の「目にかなう」候補者として選定されるようになった・・・ twitter.com/gloomynews/sta…
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議員である政治家たちにとっては「おのれを無力化することで権力集中を図る」というのは一歩誤ると自滅の道となる危険な曲芸ですが、官邸に蟠踞している官僚や政商や、政府広報で飯を食っているメディアや言論人にしてみると国会の威信低下はむしろ「歓迎すべき事態」なのだと思います。
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あのですね、百歩譲って国葬がプライベートなお葬式みたいなものだとしても、喪主側の人間が「来ないやつを罵倒する」ような言葉を発したら、ふつうはもののわかった人が「ばかやろう。仏の前で何騒いでやがるんだ。静かに送ってやらんかい」と𠮟りつけると思いますよ。ふつうは。
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「もうこれからはハンコを持ち歩く時代じゃないです」と言われて生体認証カード作ったんですよ。ああ、テクノロジーはどんどん進化しているんだ、すごいなあと思っていたのに「またハンコです」と言われると日本の凋落ぶりが身にしみます・・・
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学校教育は惰性の強い制度です。安定性と恒常性が必要だからです。政権が交代しようが恐慌になろうが自然災害があろうが、学校にゆけば「昨日の続き」が確保されていることが一番たいせつです。もちろん教育も変化しますが、政治や市場の変化の速度と同期する必要はありません。
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町山さん、こういうトレンドはなんと呼んだらいいんでしょうか?とても「反知性主義」では言い尽くせない。ある種の「脳の使い方」を放棄しているような気がします。 twitter.com/TomoMachi/stat…
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現場からは「朝7時出勤で休憩はなく夜9時退勤。新任が7日で辞めた」「わが子と1日10分しか話せる時間がない」などの声が上がり、県教委は教員不足の背景には教育現場の多忙に伴う教員志望者の減少があるとみているのだそうです。kobe-np.co.jp/news/sougou/20…
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「ものを破壊することは、それを創造する100分の1の力でできる」と多田先生は教えてくれました。だから、非力だけれど世人の注目を浴びたいと願う人間は必ず創造ではなく、破壊を選ぶ。そういう人を出さないためにも人にはとにかく親切にして、その承認欲求を満たしてあげましょう。
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「新しい資本主義」というのは資本主義への「テコ入れ」ということだと思います。だとすれば、『資本論』にある通り、資本の原初的蓄積のプロセスを再演するはずです。つまり、労働者に「お前たちは最低賃金での労働以外に売るものがない」と告げること。もう一つは
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論点のすり替え、藁人形論法、ご飯論法などいろいろな言い方がありますが、要はその論件の最も核心的な部分、最も政治的な部分については論及しないで、周縁的なトピックに「ずらす」政治技術です。でも、政治家やジャーナリストが「政治を論じない」技術に練達してどうするんでしょう。
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制度的に国民を衆愚化・無力化するためにはまず「人間というものは愚鈍で無力なものだが、それでよいのである」ということを常識として国民に刷り込む必要があります。でも、これは諸刃の剣で、それを宣布する人間は「その人間観の正しさを身をもって証明する」ことを要求されます。
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発言について「誤解を生じた」というのは謝罪でも釈明でもなく、単なる責任転嫁です。自分がほんとうに言いたいことを「自分が使い慣れない他人の言葉を借用して」表現したために、自分の真意が誤解されたということなのでしょうね。岸田首相に『滄浪詩話』の一節ごご紹介します。 twitter.com/NOSUKE0607/sta…
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地縁も血縁もない若い地方移住者が「そうだ立候補しよう」という気持ちになったこと、彼に28票差の次点に達するまで投票してくれた地元有権者がいたこと、「政治が変わらなければならない(それも地方議会から)」という機運が醸成されているように僕には感じられます。
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一度口にした以上その「陰謀説」を掘り下げて頂きたいです。「気に食わない大臣」を陥れるために、いつ、どういう形で効果が発動するかもわからない文書偽造を組織的に実行した「闇の政府」の実相を暴き出したいと願うのがふつうじゃないですか。ことはご自身の政治生命にかかわるんですから。
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フランスの歴史修正主義者ロベール・フォーリソンが「アウシュヴィッツにガス室はなかった。ユダヤ人は疫病で死んだ」と主張する本を出した時にノーム・チョムスキーは序文を寄せて「言論の自由は自分が同意できる思想にのみ限定されるわけではない」と書きました。
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ですから、今は「政治家も官僚も無意味耐性が強くないと務まらない」仕事になりました。「無意味耐性が強い人」というのは「自分がしていることの意味や価値については何も考えず、発令者がどれくらい権力を持っているかだけを配慮する人」のことです。
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朝一仕事は日刊ゲンダイの「安倍政権を総括する」2200字。simulacre の政治がその本質だったと思います。脳内の観念こそが現実を造形してゆくというヘーゲル主義的な「唯心論」的政権でした。だから日本会議や統一教会と親和したんでしょうね。
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東京駅八重洲口のタクシー乗り場もひどいけど、品川駅の高輪口のタクシー乗り場も使い勝手が悪いですね。渋谷駅構内も最悪だし、ある時期から公共空間の設計で「利用者の使い勝手の良さ」の優先順位はずいぶん下がったようですが、これと国力の衰退の間には正の相関があると思います。
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朝日新聞が読売新聞にすり寄っても、朝日の従来の読者が離れてゆくだけです。メディアとしての事業継続は諦めて、行政の広報と不動産でしばらく生き残るという方針を選んだのでしょうか。だとしたら、記者たちが気の毒です。 twitter.com/AokiTonko/stat…
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辰巳孝太郎さんご一行来館。1時間半にわたり府知事選について、維新政治の総括について、新しい地方自治のかたちについてお話しました。さわやかな好漢でした。こういう良識ある人にこそ府知事になって欲しいです。応援します。
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共同通信のインタビューだん。安倍元首相の死から一年を総括するという趣旨です。顧みると、安倍晋三という政治家が(妄想的なものでしたが)「日本はかくあるべき」という明確な国家ビジョンを持ち、深刻な対米コンプレックスを病んでいたことがよくわかります。それが多くの日本人の琴線に触れた。
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讀賣新聞の電話取材「国葬について」。讀賣に「うほほいシネクラブ」を連載していたのが15年くらい前。記憶にある限り、それ以来のコンタクトです。潮目が変わったのかな。🥺国葬がどうして政治的イベントとして失敗したのかについてお話しました。
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年金払わない人も、税金払わない人も、法律を侮る人も私たちの社会は一定の比率で含んでいます。それはしかたがない。でも、そういう人は「公職」に就くべきではないでしょう。「オレはね、そういう四角四面な生き方がでえきらいなんだよ」で最後まで通せばいいじゃないですか。 twitter.com/takedasatetsu/…
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幸い買い漁った土地に日本人たちは根を下ろすことなく、しばらくして、土地は元の持ち主のところに戻ったようです。思い出した。「シルバーコロンビア」計画です。自分たちがしてきたことを忘れたらいかんです。若い人は知らんでしょうけど、昔日本人はすごく金があったんです。
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それを見た国民は「これほど権力的にふるまうことができるのは、それを裏付けするだけの強大な権力があるからだ」と推論しました。そして「だったら、抵抗するだけ無駄だ」と諦めました。権力的にふるまうことそれ自体が彼の権力基盤だったのでした。よくできたループ構造です。