麻布競馬場(@63cities)さんの人気ツイート(古い順)

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「マッチングアプリで東大卒GS勤務のイケメンとデートして健全解散したその日から魚民合コンで出会ったソフトバンクショップ勤務の彼氏がしょうもない男に見えてしまい別れてハイスペ婚活をスタートするも何年経っても結婚できない短大卒の事務員」という地獄を思いつきましたが今はうどんで忙しいので
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「久しぶり!笑」からの「結婚式やるから来てね!笑」を受信して「久しぶりに連絡するような人を3万円かかる素人コスプレ大会に呼ぶなよ」と大きな声で叫んでしまった
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ダイエットや課金でも根っからのブスはどうしようもない。夫だって塚地みたいだ。それなのに― なぜあんなに、幸せそうに笑えるんだろう?パレスホテルのありふれた結婚式で、私が見下していたゼミの同期のあの女は、私が一生手にすることのできないありきたりな幸せに首まで浸って、笑っていた。
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「大手メーカーの内定取ってイキってたら風俗とパチンコとイオンしかない地方都市の工場に配属され無駄に広くて安い1LDK賃貸の部屋の隅のニトリのベッドの上で馬鹿にしていた同期たちが都内で合コンしたりカラーランに出たりするのをインスタで眺めるマーチ卒」の話を思いついたけど二度寝で忙しいので
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丁寧な暮らしに憧れてお花のサブスク始めてみたけど仕事のストレスで「いまは丁寧に暮らしてる場合じゃないな」と部屋も散らかしたまま深夜まで飲み歩いてた時期に来る日も来る日もポストにお花が届いてて責められているような気分になり即解約したという話を聞いた インサイトが詰まってる
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犬が口角を上げたり歯を見せたりして「笑う」ような表情をする理由が「自分と楽しそうに遊ぶ人間の笑顔を真似することで楽しい気持ちを表現しているから」なの最高すぎる
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青山のアクアパッツァで両親とシャンパンを飲んでいたら、家族LINEに姉からアクアパッツァの写真が届いた。同棲中の彼氏が作ってくれたらしい。皮は破れ、煮汁で茶色く染まった鯛。ニトリのフライパン。湯気で曇った写真。姉の人生みたいに無様だな、と思った。今日は私たち双子の、30歳の誕生日。
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フォロワーのみんなへ とらやのラムレーズン今日から始まったよ
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Tinderでマッチした上智の女と目黒に飲みに行ったら外銀外コンの元カレたちの話ばかり聞かされてつまらなかったので普通に一次会解散前提で割り勘請求したら「私は5,000円の価値もない女なの?」とカウンターで半泣きガチ切れされて辛かった時の話をしようか
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三十代に突入した人たちがみんな「友だちが恐ろしい速度で減ってゆく」と悩んでいる 結婚子育てで家庭に抑留されたり転職失敗やメンタル休職でお金がなくなったりしてもはや飲み会になんて来れない人が加速度的に増える 大人になっても人生はつらい
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「東京じゃ年収1,000万ごときじゃロクな生活ができない」に対する反響を整理すると「利便性も快適性も高い都心の家賃の高い家に住む」「デートでいいお店に行って奢る」みたいなのを当然の必要経費だと思ってる人とその考えが全く理解できない人で世界が真っ二つに割れているらしい
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「向上心のない人」は実はハッピーで逆に「向上心はあるけどそれに従って努力する力がなくその自らの怠惰をよく認識しつつそれでも向上心が湧き上がるのを止められない人」が一番つらい
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あなたの周りにもいませんか?何かず〜っと自傷行為みたいな発言を繰り返しながらそのままの自分でズルズルと生きてる人
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東大生にピアノ経験者が多いから「ピアノは脳にいい!」と家計が苦しい中無理して子供にピアノ習わせる親が多いけど実は単に東大生の親は圧倒的に平均所得が高くて有り余るそのお金で子供に山のように習い事させたうちのひとつが偶然にもピアノだっただけみたいな話が残酷で好きすぎる
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小中高大を出て学校で働く先生に「そんなんじゃ社会で通用しないぞ」とか言われてたのよく考えたらすごいな ちなみにその先生援交で捕まりました
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「今月のクレカ請求やばい」とイキってツイッターに上げたそのスクショを見るとだいたい請求額が50〜60万くらいというのを見ると「年収1,000万くらいの人が一番イキる」というおれの仮説がまばゆい光を放ち始める
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窪塚洋介に似てる猫見て
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「せっかく美容院に行ってかわいくなったのに人と会う予定がない」「せっかくメイクうまくいったのに人と会う予定がない」みたいなときに呼んでもらえたら「かわいいですね」と言いますのでいつでも呼んでください
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6年4組のみんな、卒業おめでとう。最後に先生から話をします。イオンとドンキしかない国道沿いのこの街を捨てて東京に出て、早稲田大学教育学部からメーカーに入って、僻地工場勤務で鬱病になって、かつて唾を吐きかけたこの街に逃げるように戻ってきた先生の、あまりに惨めな人生の話をします。
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先生の家の車にはいつもビートルズが流れていました。母が駅前の、今はもうなくなったHMVで買ったアルバム。別にビートルズが好きなわけではありません。スピードラーニングのように、それを聴くだけで自分の子供が石川遼のように英語をペラペラと喋れるようにならないかと、曖昧に望んでいたのです。
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父は地元の国立大を出て中国電力に就職しました。母は地元の高校を出て中国電力に就職しました。二人の両親もそんな感じだと思います。何にせよ二人は結婚し、先生が生まれました。この街には娯楽がないし、何より知性がありません。父の愛読書はスピリッツで、母の愛読書は花より男子でした。
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子供を育てるというのは大変なことです。質量保存の法則みたいなもので、自分が与えられてきたものしか子供に与えられないものです。親から少女漫画しか与えられてこなかった母は、子供を東京の大学に入れる方法なんて知らなかったのです。そこで母が苦し紛れに買ったのがビートルズのCDだったのです。
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成人式で地元に帰って愕然としました。もうこの街に先生の居場所はないし、いたくもないなと思いました。ヤンキーは相変わらずヤンキーのまま偉そうにしていたし、岡大に通う元同級生たちは、久々に会った僕を駅前のマックに連れて行って、怪盗ロワイヤルなんかの話を延々としていました。
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先生は違うと思っていました。先生は先祖代々続いてきた怠惰と無能の鎖をまさしく自分の力で引きちぎり、一族で初めて東京に出て、そこで成功して、二度とこの街に戻ってこないんだと、そう信じていました。帰りの新幹線。東京駅のホームから丸の内の端正な街並みが見えたときの、あのときの気持ち。
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研修を一通りやって、先生は本社のグローバルマーケティング部門を希望していました。配属は僻地の工場の総務人事。最悪です。縁もゆかりもない北陸のその街は、ゾッとするほどにこの街と似ていました。イオンとドンキ。パチンコと風俗。どこまでも続くように感じられる、長い長い灰色の国道143号線。