76
図書館では家には置けないような大きな本を見かけることがあります。そんな大きな本をプラハの国立図書館で閲覧している1950年代末の写真 ©Miroslav Peterka
77
1880 年代から 1970 年代までの名作椅子を 10 点選んで飛び出す絵本にしたアルザス出身の立体絵本作家 Dominique Ehrhardさんの "10 Chaises" という本 ©Gülce Gümüşdere
78
ヴェネツィアのサン・マルコ広場にあるカフェ・フローリアン。1720 年に創業した長い伝統のあるカフェです。一昨日亡くなったフランスの作家フィリップ・ソレルスは、このカフェによく通って、原稿を書いたりプルーストを読んだりしていました ©wanderwithustwo
79
コアラの親子と車道で遭遇したオーストラリアの人が危ないと思って車道から離れるように誘導している様子。母コアラが子供を背中におんぶして歩く姿が印象的です ©Pixelpixie
80
サティのジムノペディ第１番をトイピアノ、ツィター、テルミン、ミュージックソーなどで演奏している不思議な動画。音楽とアートの両方に興味を持つフィラデルフィアのデュオ Carol Cleveland Sings の作品
81
富山・高岡市のホテルニューオータニの「鉄板焼き さくら」では火を使った粋な演出で前菜盛り合わせを提供しているらしい。舞台の幕が上がるときの光景のよう
82
夕暮れ時のエッフェル塔。遠景からの姿を見ることが多いので、だんだんズームアウトしていく映像は新鮮です ©Jeremy Collyer
83
アール・ヌーヴォー風ともアール・デコ風とも言える瀟洒なインテリア。1929年のアメリカ映画"Pleasure Crazed"のセットです。亡くなられた海野弘さんはこんな空間について語るのを得意とした文筆家だった気がします
84
チーズの伸び具合が印象的な、ジョージア・サメグレロ地方の「エラルジ」という郷土料理。トウモロコシ粉にジョージア産のスルグニチーズを混ぜて作っているようです ©alexkezevadze
85
人間の影が面白い動きをしているロシアの写真家コスチャ・テレンテフの錯視効果を利用した作品
86
陶芸家のアトリエに出入りするうちにろくろを回すようになる猫。陶芸の道を志しているのかも。©Meg Binnekamp
87
チリの女性達が花びらを一枚一枚並べて曼荼羅のようなものを作っている動画です ©Paloma Espinoza
88
アラジンとジャスミンが絨毯に乗って空を飛ぶシーンで流れる映画『アラジン』(1992) の主題歌 "A Whole New World" をフューチャーしたピタゴラスイッチ ©David Scott
89
ヴェローナ近郊にあるジュリオ・ロマーノとミケーレ・サンミケーリが設計したヴィラ・デッラ・トーレにある暖炉の１つ。悪魔がここで地獄に堕ちた罪人を焼くのでしょう
90
イエス・キリストが処刑前夜に弟子達と食卓を囲んだ《最後の晩餐》。スペインのマラガでは聖週間に行われる宗教行列の山車の題材の１つになっています ©Terri Tattan
91
トルコ南西部クニドスの古代遺跡を訪ねると、渦巻き状の飾りがついたイオニア式石柱の上で、猫が迎えてくれることがあるらしい ©knidos_kazi_ve_arastirmalari
92
北イタリアのコモ湖畔の町ベッラージョの石畳の階段は品があって可愛らしくて、この町が「コモ湖の真珠」と呼ばれていることに納得します ©pinkines
93
ネッカチーフorハンカチを首に巻いたモントジエ公爵の彫像。大理石なのにレース模様が細かく表現されています。ルイ＝フィリップ・ムーシーの1780年代の作品。ルーヴル美術館蔵
94
忘れられた廃墟にある図書室。実際に存在するのではなく、写真家のフランシス・メスレが AI を利用して作成したものだけど、美しい光景です
95
パリで開催中の「永遠のミュシャ」展のトレーラー。没入型の展示ですが会場のグラン・パレ・イメルシフは映像や音の鑑賞に向いた没入型美術館。視聴覚の要素に加え、本展では、ミュシャのアトリエ、故郷のモラヴィア、作品で描かれた花々、サラ・ベルナールにまつわる香りを嗅ぐことができるようです
96
バルセロナの通りで糸で操るカエルのピアノ演奏を披露するメキシコ出身のダニエル・ロエサさん。バルセロナでは近年マリオネット文化が盛んらしい
97
暗い部屋にいる猫と人間。ノートパソコンを閉じて疲れて眠っている人間に寄り添う猫。韓国の Pil Hwaさんの作品
98
パリのカフェで両手を使って左右対称の顔を描くエレナ・スーベイランさん。彼女は映画や舞台に出演する女優で、同時にイラストレーターである人
99
パジャマを着て走り回るヤギの赤ちゃん。アメリカメイン州の農場では春に寒い日が続くので生まれたばかりの子ヤギの体を温めるためにパジャマを着せているようです (youtube.com/watch?v=qfxUt9…)
100
米マサチューセッツ州の動物園のエミリーという名前の象がドラマーのジョン・ロッシさんがドラムを叩くのを見て自分もトライしている様子
津田雅之。比較文学研究者。『批評家クルティウスのヨーロッパ精神』。共著に、 Pluralité des cultures 、Roman mystique、La Grande Guerre vue de Méditerranée 、Littératures et arts du vide など。