26
国立大学の運営費交付金を毎年減らし続けて、正規雇用の職をどんどん減らし続けて、それで研究者が外国に活路を求めて出ていくのを憤慨するのを見ても、それはそうなるように長年やってきたのにどうして憤慨するのかとしか思えないわけで。
27
研究者の海外流出を問題視している人たちがいるようだけど、これまで「これからはグローバル化の時代! グローバル人材の育成が!」と言っていたんだから、世界で活躍できるグローバル人材が育って喜ぶべきことでは? これがグローバル化では?
28
日頃、学問研究を軽視(というよりも寧ろ憎悪)しておいて、どうしてノーベル賞だけ欲しがるのか。みんな研究者が嬉しそうに研究に勤しむのを憎んでいるじゃないか。
29
本が売れないのは、活字離れとか、ネットがどうとか、そういうことではなくただ皆が貧しくなって買わなくても死なない書籍代を倹約するようになったからではないのか。業界が努力してどうこうなる問題ではないだろう。
30
背景が本棚なのは賢く見られたいからだなどと思う方が恥ずかしいのではないか。彼らはただ本棚以外の壁を持っていないのだろう。
31
日本によい印象を抱いて母国に帰るだけで、留学生は十分日本に貢献すると思う。それを悪い印象を与えて送り返して敵を増やしたいのか。
33
『ノルウェイの森』に「やれやれ」は何回出てくるの? という人がいたので、「やれやれ」を数えるために『ノルウェイの森』を買いました。好きじゃないのに。『ノルウェイの森』に「やれやれ」は12回出てくるようです。なお、「ビール」は48回出てきます。
34
どうでもいいけど、「やれやれ」は『風の歌を聴け』に0回、『1973年のピンボール』に1回、『カンガルー日和』に8回、『羊をめぐる冒険』に11回、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』に21回、『ダンス・ダンス・ダンス』に30回出てくる。
35
個人がこっそり辞退するならともかく、集団で得意げに辞退するのは何なのか。辞退したところでその給付金が「休業せざるを得ない事業者などへ有効活用」されるわけがないのに。不要なら寄付をするなり本を買うなりして消費すればいい。
36
飢えて死にそうなときに「判った、俺も今日は食事抜くよ」と云われても全然嬉しくないと思うのだが、ああいう提言が繰り返し出てくるということはそれなりに支持があるのだろうなと思う。