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食べる時間が少なくて焦ったり、食べこぼしやマナーで叱られたりすると、ストレスで空腹中枢が働かなくなり食欲が減退します。できるだけ時間を確保し、食べこぼしやマナーで叱らないことが大事。嫌いな食べ物を強制するのは虐待です。別の食材でその栄養を取れば大丈夫なので、食事は楽しくを最優先に
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親は「何回同じこと言わせるの!」と叱ります。が、同じ人が「今日からダイエットするぞ」「これから毎日腹筋やるぞ」など、自分自身には何回も同じことを言っています。それでも、なかなかできないのが人間。ですから、子供にも何回も言ってあげましょう。どうせなら明るく楽しく言ってあげましょう。
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子供の毎日は脳天気なくらい楽しい方がいい。「昨日は楽しかった。あれやってこれやって、めちゃ楽しかった」「今日は○○が面白かった。またやりたいな」「明日は□□がある。楽しみだな。毎日楽しいなあ。パパ、ママ大好きだよ。ありがとう」。こういう生活の中で自己肯定感と他者信頼感が育ちます
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「しつけのためなら叩いていい」「お尻なら叩いていい」「叩いた後で抱きしめれば大丈夫」「叩かれたときの痛みを教えるために、時には叩くことも必要」。このような大人の身勝手な理屈はすべて間違いです。叩かれた子供は、「そのような扱いをされる自分には、存在する価値がないのだ」と感じて、自己
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連帯責任はやめるべき。親は子供たちをコントロールするために、先生は学級を牛耳るためにこれを取り入れます。でも、これは真面目にやる子が馬鹿を見る制度であり、できない子がいじめられる制度でもあります。これで人心が乱れモラルが崩壊します。その結果、学級崩壊や親子関係の崩壊に至ります。
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幸せになるコツは自分で自分をほめることです。つまり、自己満足・自画自賛。これができれば幸せになれます。これができないと、いくらがんばって成果を上げても、幸せにはなれません。ですから、もっと自己満足・自画自賛しましょう。「がんばってるね。偉い」と自分をほめてあげましょう。
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「うちの子だらしがないから、先生からも叱ってください」と学校や塾の先生に頼む親。みんなで「叱るチーム」を作って、家と学校と塾で叱ったら、どんな子でも「自分はダメだ」と思い込みます。人生は思い込みで決まるので、「ほめるチーム」で子供がよい思い込みができるようにしてあげましょう。
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子供の成長に環境が与える影響は大きいです。そして、子供にとって最大の環境は親の言葉です。ですから、親は常に自分の口癖を意識していてほしいと思います。人格否定と存在否定の言葉は、どんなときでも、いくら頭に来ても絶対にNG。一度放たれた矢は戻すことができませんので。
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毎日学校に行って塾にも行き、家でも勉強しているのに成績が上がらず志望校には届かない。おまけに親に「いつになったらやる気が出るの?口ばっかりじゃダメ」と言われて、小学6年生で人生に疲れてしまっている子がいます。
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私たちは無意識のうちに今の生活がずっと続くように思い込んでいますが、決してそうではありません。親も子供とずっと一緒にいられるわけではありません。それは人生の中のつかの間かもしれません。「会うは別れの始め」という諺もあります。今・ここの瞬間を大切に、共に楽しく幸せに過ごしましょう。
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子供が失敗して落ち込んでいる時、親はつい傷口に塩を塗るような言葉で責めてしまいがち。でも、たいていの場合、子供は子供なりに反省していますので、正論を言うより本人の気持ちに寄り添って共感する言葉を贈った方がいいです。その方が親への信頼が高まります。
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実は、「勉強すると叱られる」と感じている子もけっこういます。なぜなら、子供が勉強したものを見て、叱ってしまう親が多いから。「もっと丁寧に書けないの?」「こんなに間違いがある。何やってるの?」など。これではやる気がなくなるのも当然。まずは、ほめるところから入ることが本当に大事です。
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子供、連れ合い、友人も含めて人に期待するのはやめた方がいいです。期待とは自分の気持ちや欲の押しつけで、相手には迷惑だからです。あなたも人から期待されたら迷惑に思うはず。「あなたのため」というオタメゴカシが一番迷惑。親に対してそう感じている子供はたくさんいます。
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「嘘をつく子は嫌い」「○○な子は嫌い」等の言い方はNG。これは「親の愛情は無条件ではない。よい子でないと愛せない」というメッセージ。それより「しょうもないところがあっても、あなたが無条件に丸ごと大好き。あなたは私の大切な宝物。一緒にいられてうれしい」等のメッセージを贈りましょう。
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親の言葉は子供にとって最大の環境。思ったことをそのまま言うのではなく、子供への影響を考え、自己翻訳してから言いましょう。否定的な言葉を肯定的な言葉に翻訳する習慣がつけば、親子関係がよくなり、勉強や生活など万事うまく回り出します。親自身、物事の良い側面が見え始めプラス思考になります
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親が最優先ですべきことは子供との人間関係をよくすることです。大切なのは、子供が「自分は親に愛されている」と実感!できるようにしてあげること。それがないと、何をしても空回りするだけでうまくいきません。親は愛情のつもりでも、子供が「実感」できていないケースが多いので気をつけましょう。
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やりたいこと・遊びを十分やれている子は毎日楽しくてたまりません。主体的に生きる喜びを味わっているので、やる気に満ち溢れています。幸せホルモンが出まくって、それが出やすい体質に育ちます。脳のシナプスがどんどん増えて頭が良くなります。心が満たされているので人を思いやることもできます。
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子供には過去の重荷も未来への心配もなく、「今・ここ」に自分の全てを注ぎ込んで、全身全霊で生きています。しゃべるときはペチャクチャしゃべる。怒るときはプンプン怒る。泣くときはギャアギャア泣く。笑うときはケラケラ笑う。食べるときはガツガツ食べる。寝るときは爆睡。本当に素敵な人たちです
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幼稚園、保育園、学校、塾など、子供が多数いるところでは比較が生まれ、優劣が生まれがちです。勉強ができる・できない。運動が得意・苦手。友達関係が上手・下手など。学校や塾は成績という形でそれをつきつけます。せめて親はそれに振り回されることなく、わが子を丸ごと肯定してあげてほしいです。
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学童保育は以前から満員のところがほとんど。しかも、どこも部屋が狭い。狭い空間にすし詰めの子供たち。政治は今まで学童保育にろくな予算もつけず、施設も貧弱、職員の給料も安いまま放置してきました。コロナ禍でそのツケが一気に表面化しました。政治がもっと子供と親に優しくなって欲しい。
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子供が偏差値の高い学校に合格すれば親は鼻が高くなり、塾は入塾者が増えます。子供のチームが優勝すれば監督は高く評価され、公開授業がうまくいけば先生は高く評価されます。子供が大人の自己実現の手段になっていないか?大人のために子供を搾取し、犠牲にしていないか?常に自分に問いかけましょう
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自分の不機嫌を子供にぶつける大人に、子供たちの本音を代弁してみよう。「自分の機嫌は自分で取れ」「自分はそんなに立派なの?」「自分は子供のとき何でもできたの?」「言ってることとやってることが違わない?」「あなたに言われたくないよ」「子供のせいにしないで」「だってあなたの子だもの」。
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子供の掃除を見たとき、「隅にあるゴミもちゃんと掃かなきゃダメ」ではなく、まずは「いつもありがとう。助かるよ」と言いましょう。その後で、「ついでにその隅のゴミも取っておいて」と言えば喜んでやってくれます。つまり、言葉は順番が大事。とにかく、まずは肯定的な言葉から入るようにしましょう
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「わがままを言わなくて偉い」とほめると、子供はわがままや本音が言えなくなります。「いつも100点ですごいね」だと、悪い点のテストを見せにくくなります。このように、子供を縛るようなほめ方は間違ったほめ方です。「ほめて子供をコントロールしよう」という気持ちが強いとそうなりがちです。
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思春期・反抗期の子に対するとき、「負けてたまるか」「どちらが偉いかわからせなくては」という気持ちで、子供と同じ精神レベルで覇権争いをするのはやめたほうがいいです。相手はホルモンバランスの乱れと自我の確立のために苦しんでいる最中なので。