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羽生選手「もちろん、今シーズン初めに滑ったようなフリーがしたかったという気持ちは強くあります。ただ、全日本のときと違って、世界選手権もなかなか試合の練習をしないで行きましたし、今回も世界選手権が終わってからずっと体調がよかったわけではなかったので」
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羽生選手「ストレスもあったり、かなり疲れもあったり、お腹も壊していたり、いろんなことがあった中で、こうやって、ちょっと不運なミスがあったなとは思うんですけど、最後の最後までこのプログラムに寄り添って、世界選手権とは違って本当にこのプログラムの曲を感じながら、そして、」
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羽生選手「皆さんの鼓動だとか、呼吸だとか、祈りとか、そういうものを感じながら滑ることができたので。ある意味満足しています。来季に向けてという意味では、今季、やっぱり4回転半が入れなかったことはすごく残念に思います。ただ、4回転半を練習してきたからこそ見えてきた曲とのつながりとか、」
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羽生選手「トリプルアクセルとの違いとか、ほかのジャンプへの身体の使い方の考え方とか、いろいろなことが見つかっています。そういった今の知識、経験、いろんなものを結集させて、来季は4回転半を目指して、そして4回転半が備わった完成された演技を目指して、頑張っていきたいと思います」
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羽生選手「今回の収穫としては、課題はいっぱいありますけど、収穫としては、アクセルを久しぶりに綺麗に降りれたというところですかね。正直、ループも完璧ではなかったですし、トウループもコンビネーションがちょっと外れてしまったりとか、いろいろありましたけど、」
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羽生選手「なによりも、このプログラムに寄り添って、最後のアクセルを久しぶりに「あ、自分のトリプルアクセルだ!」と思えるようなスパンとしたアクセルが跳べたので。ショートはサルコウが良かったし、「久しぶりに自分のジャンプが跳べたな」という気持ちで、今います」
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〈国別対抗戦〉ペアFS #木原龍一 選手「(今日の演技で)よかったところは、いちばんに点数が伸びたことと、大きなミスが出なかったこと。あとはエレメンツひとつひとつのレベルがしっかり取れていたことかなと思います」
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木原選手「(このあとリラックスできる時間にやりたいことは?)家族が新しい犬を迎えたので、ようやくそれに会えることを楽しみにしています。シェットランドシープドッグっていう、本当に可愛い子なんですけど。早く会いたいなとトロントにいるときからすごく思っていて。ようやく会えます」
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三浦選手「私は、1年4カ月くらい本当に家族に会えていないので、家族に会えるのを楽しみにしています。あと、私のところも新しい猫ちゃん、家族が増えたので、会えるのがすごく楽しみです」
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〈国別対抗戦〉女子FS #坂本花織 選手「正直、現地入りしてからフリーがなかなか思うように動けなかったり、日を重ねていくうちにどんどん身体に疲労が溜まっていっていて。今日の朝の公式練習もめちゃめちゃキツかったんですけど、『最後にやっぱり笑顔で終わりたい』と思って、」
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坂本選手「もうコンディションとかも、ぶっ壊しみたいな状態で(笑)、本能のままにやったっていう感じです。なんとか持ちこたえられたのでよかったです」
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坂本選手「(スコアは)ルッツにアテンションがついたり、サルコウにQがついたり、あとはステップのレベルを落としていたり、細かいミスがあっても150点というのは本当に今シーズン頑張ってきた土台が認められたというか。そういうことがすごく自分にとっての自信にもなったので、まあよかったです」
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坂本選手「SPもFSも4回転とトリプルアクセルなしで、こういう点数が出て、「4回転を入れたらどれだけ上がれるのかな」ってすごくワクワクするし、今季こうやって150点台を何回も出せたのは、自粛期間に頑張ってきたことが結果に出たので、それはすごく嬉しいし、来季もすごくワクワクしています」
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坂本選手「(来季、4回転を入れる構想は)やっぱりオリンピックシーズンなので、攻めて攻めて攻めまくりたいと思っています」「2週間の隔離期間にはアクセルの練習をしたりとか。(鍵山)優真くんと一緒に練習する時間がたくさんあったので、優真くんの練習を見ているとなんか跳べそうな気がして、」
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坂本選手「『自分もやってみようかな』という前向きな気持ちになれたので。そういう環境を来シーズンは設けて、どんどん練習して、プログラムに入れられるくらいの完成度にしたいなと思っています」
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〈国別対抗戦〉一夜明け #宇野昌磨 選手「(シーズンを通しての収穫は?)今シーズンは試合の数が少ないシーズンでした。その中でもちゃんとピークを合わせることができたり、もっともっと自分が成長したいなと思えるシーズンを送れたということが、一番の収穫かなと思います」
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宇野選手「(FS後の『スケートをもっと楽しめるように』という言葉の想いは?)今回のショート、フリーともに、決して楽しんだ試合はできませんでした。やはり、楽しむというのは、ある程度自分に余裕があったり、試合まで悔いのない練習をしてきた人にしかできないものなんだなって、今回知りました」
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宇野選手「今回、本当にいろんなことがあり、気持ちがちゃんと定まらないまま試合に出てしまったこと、今後そういうことがないように注意していきたいなと思っていますし、試合直後のインタビューで、僕は何を言ったかあまり覚えていないのですが、もちろん不甲斐なさというのはすごくありました」
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宇野選手「練習ができて、本番ができないというのは悔しいんですけど、そういったことではないので。なんかもう、『悔しい』というよりも『本当に不甲斐ない』という気持ちだけです」
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宇野選手「また、この試合で気持ちが落ち込んだとか、そういったことはなく、この試合に向けて練習してきて、自分が気持ちが入っていなかったなっていう、そういったところを今後の課題というか、教訓にして生かしていきたいなと思っています」
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宇野選手「(五輪シーズンはどういうところを目指したいか?)もっと上手くなりたいなって、やっぱり思いますね。自分で言うのもアレですけど、僕は安定しているものがあまりないかもしれませんけれども、いろいろなことができる可能性は、すごく自分にあるんじゃないかなって、自分で思っています」
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宇野選手「なので、その可能性を捨てずに、いろいろなことに挑戦していって、僕にしかできない挑戦を今後もできたらなと思っています」
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宇野選手「(今後4回転ジャンプは)できそうなものからやっていくんじゃないかなと思います。一応、いまトウループ、フリップ、サルコウは練習でも跳べていることが多いので、その3つはこれまでどおりやっていき、空いた時間にループとトリプルアクセル─4回転トウループを練習していく感じですね」
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宇野選手「(五輪への思いに変化は?)僕は先のこととか、過去のことをあまり気にしないというか。今を一番気にしたい、気にしてしまう性格なので。先のことになると、自分がどういう状態、どういうコンディションで出場できるのかとか、全然決まっていないので、深くイメージすることは何もないです」
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宇野選手「こういう(コロナ禍の)世の中になって、それよりも大変な生活を送るようになり、大変な中で試合をしているので、より一層、オリンピックだけが特別なものっていうのが、こういう世の中になって少なくなっているんじゃないかなって僕は思います」