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国立大学、って、今はみな独立行政法人にされましたけど、それら旧国立大学の中で芸術に特化した大学は東京藝大しかなかったわけ。もちろん、選抜は相当厳しい。そうして入学してきた学生たちのための、練習用のピアノを維持できないって、もはや相当ですよ。
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これが可能なら、クラシックのコンサートなんてフルスペック公演で全然問題ないじゃん。何のために公演を中止し、キャパを半分に減らして感染の抑制に協力してきたのか、と。 twitter.com/chocolat_psyde…
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これを対岸の火事のように受け取るべきではない。むしろ、炭坑のカナリアが死んで行ってる、くらいに捉えた方がいい。日本が三流国へと沈没していってる、その証だよね。これは。そういう国は優秀な若者に早々に見限られて、残るのは回転寿司店で醤油差しを舐めるような連中ばかり、ということに。
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最近、ある対談をして、そこで文科省の「選択と集中」を徹底的に批判したんだけど、高倍率の試験で「選択」した学生にすら、満足な教育リソースを与えられないってどういうことだよ。「やはり僕たちの国は残念だけれど何か大切な処で道を間違えたようですね」(詩:某藝大客員教授)
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当時、日本出身の科学分野のノーベル賞受賞者は5人しかいなかった。それが25人になったというのに、それを実現したシステムをぶっ壊すってどういうことよ。
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たかまつななって、東京ガス第2代社長:高松豊吉(ちなみに初代は渋沢栄一ね)の曾孫だったのか。そんな親ガチャの特等を引いた御仁が、世代間の分断を煽っているわけ。うん、これは明確な悪というヤツだな。
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野田佳彦は、消費税増税をやらないという約束でもらった衆議院の議席で消費税増税の三党合意を行い解散を行った人物。これが「方針が変わったから国民の信を問う」と、三党合意前に解散していれば、まだ大義があった。結果として、野田の裏切りが、マニフェストをただの紙切れにしてしまった。
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芸術に特化した問題でもないことは、昨年、千葉大学図書館が海外の論文誌を購入を諦めるほどの財政難にあることが伝えられたことからもわかる。日本出身の科学部門のノーベル賞受賞者って25人いるけど、私大で学位を取ったのは一人だけ。
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地方大学を含む国立大学は、研究教育機関としてそれなりの実績を出しているのに、そこが理解されていない。芸大の苦境も、運営交付金の減額によるものなので、「芸術が胡座をかいていたから」という問題ではないのですよ。
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三浦瑠麗が配偶者の容疑に家族だから「連座する」形で非難されているように書いている方いるんだが、認識能力大丈夫かなあ。自分の研究所と配偶者の会社、お互いに株50%ずつ持ち合っていた、という記述も出てきたよ。なら大株主じゃない。経営に責任あるよ。
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日本の全都道府県に国立大学を設置したのは、日本の高度成長を支えた人材育成システムとして良く機能していたのだが、せっかくのシステムもメインテナンスをケチると錆び付く。日本が30年間ゼロ成長なのはこの辺りにも原因が。
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何度も書いているが、私は物理の学会に出ていた頃、当時文部大臣だった有馬朗人が「みなさん、ノーベル賞をとって下さい。ノーベル賞をとって下されば科学関係予算を増やせるんです」と、満座の物理学者の前で言い切ったのを目の当たりにした。
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学術会議や国立大学がぶっ壊されるのと、三浦瑠麗や成田悠輔やひろゆきのような空虚が持て囃されるの、同じ現象の裏表だからね。無道な権力者はホンモノが怖いんだよ。痛いところをついてくるからね。だから、ホンモノを無効かすると同時に、ニセモノを持て囃す空気を意図して作り出している。
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#カムカムエヴリバディ に関連して是非とも指摘しておきたいことは、NHKは2025年に現在2つあるAMラジオ放送を一つに整理する計画で、教育プログラムの大幅削減が危惧されている。それゆえに大月ひなたが担当する英会話講座は、「最後のラジオ英会話講座」になるかも知れないのだ。
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テロが民主主義を壊すのではなく、民主主義が壊れていく過程でテロに行き着いたと考える。だから、テロとの闘いで第一に目指すべきは健全な民主主義の再生。
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「わかる人にだけわかる一体感」を演出しようとしたら、わからないはずの人にもいろいろバレてしまった好例。
news.yahoo.co.jp/articles/67db1…
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現代日本の問題はね、世代間格差などより遥かに大きな、「親ガチャ」という言葉で言い表される家庭環境的な格差、都市-地方の格差とそれをもたらした政治に起因しているのに、これを世代間格差に転嫁しようという邪な意志を感じる。一体、誰が仕掛けているんだろうね。
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たかまつななの主張は、年配者の人権を制限しろと言っているのと変わらんわけで、パブリックエネミーど真ん中やな、と感じていたが、出自を参照するとドス黒さが二乗になるな。こんな人権侵害より、消費税を減税し、所得の再配分機能を回復した方が格差対策として超有効ですよ。
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このことは当然、作り手も意識しているだろうね。この番組をラジオ放送開始の1925年から100年の物語としたのは、区切りの良さと見せかけての、作り手の抵抗なのかも知れんな。
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これほどインパール感満載のセリフを、21世紀になって聞くことになるとは。
聖火リレー「始まったら、もうやめられない」 政府高官 - 東京オリンピック:朝日新聞デジタル
asahi.com/articles/ASP3T…
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それは、同じように閉塞した状況にいる人々(特に地方の若者)に、現状を打開するツールがここにあると示しているようだし、NHK内部(特に経営委員とか)に、こういうツールを供給することこそが、
公共放送の役割なのではないか、と突きつけているようだ。
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テロは決して許されない、のテロの中に、「白色テロ」もちゃんと入れておきましょうね。意に沿わない内閣法制局の長官を罷免するとか、停波をちらつかせてマスコミに言うことを聞かせるとか、逮捕状まで出ていたジャーナリストの逮捕をもみ消すとか、どれも白色テロといって良いものですよ。
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思えば、安子にとってもひなたにとっても、ラジオ英会話講座は(主に)経済的に閉塞した状況から抜け出すためのツールとなっている。というか、そうなるべく周りの環境を慎重に設定しているようにも見受けられる(深津絵里が実家と縁を切っていたり、オダギリジョーが50過ぎまで音楽に復帰しなかったり)。
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ただ、それが対談のリップサービスから出た虚構だったとしても、生計を一にする配偶者の会社の取り扱い商品を、政府の審議官という公人の立場で猛プッシュしていたんだから、完全にアウトですよ。
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ドラえもんにさ、「日本じゅうがきみのレベルに落ちたら、この世の終わりだぞ!!」って台詞があるけど、日本の学術の担い手がワイドショーのコメンテーターレベルに落ちたら、それこそこの世の終わりだよ。