一年生の最初のレポートを添削しているが、日本語ネイティブのはずなのに、かなりまずい状況だ。文系学部なのに、ものすごく日本語が不自然で不安定。まともに本や雑誌を読んできたと思えない。昔は、雑誌風文体を修正していたが、あの頃は良かったのだ。
彼ら、けっこうロマンチストでいわゆるエモい作品をちゃんと見つけて、慣れた様子で語ってくれる。んだけど、語彙が少なすぎるので、すごい。感動する。共感する。の連続で、自分の感情を言語化できないので「なんか」という言葉が繰り返される。
この様子をみてると、彼らには詩とか俳句とか短歌とかやってもらいたいと思う。言葉で描くことのできる世界の広さを経験してもらいたいと思う。 先日、人工知能の時代にこそ哲学をやってほしい。と書いた。 詩を中心とした文学と古典的な初等の哲学。これこそがいま必要なように思う私は老害。
言葉の巧みさと語彙は、世界を見るときの解像度だ。これを緻密にしていくと、たぶん世界は少し美しく楽しくなるような気がする。そうあってほしい。
文化を楽しむ時間も金も無い我ら。の件。 若い子が若い頃から安い時間給で自分の貴重な青春を売り渡すようになってから、時間の無駄は金の無駄という考え方が強くなったように思う。産業的観点からすると正しい考え方で若者は以前より賢くなった。
「子供は、性的なものを見たくないはずだ。子供は純真無垢だ」いう前提があるようだが、私は幼稚園に入る前から、父親の週刊誌のエッチなページをこっそり見てたし、積極的に松林の中のエロ本を探していた。だから私については、エロいものを望んでいたのだ。反証は一つだが。
この様子からすると、彼らを雇うとプログラムとしても何かの企画や報告にしても、どこかから拾ってきたそれらしいモノを繋いで出来たものを提出しても「バレなきゃオッケー」という感じだろう。 一人でもこの手の社員がいると会社が滅びる。まともな会社なら注意深く排除しないと怖い。
採用担当者は、確かな根拠に基づいて考えて、論理的に筋の通った回答ができる人を採用するようお勧めする。コミュ力とかで採用してるとインチキ人材を掴んで、会社が瓦解して行くよ。
ゲームと動画とSNSで睡眠不足で、頭がぼーっとしてる社員が、抱えきれない仕事をなんとか期日に間に合わせる時に、検索とAIは、魅力的な悪魔。テキトーに生成させて繋いで一丁上がり。の仕事が増えるだろう。その結果は、たぶん、致命的な何かの崩壊に至る。
ジャニーズの件。いまさらNHKが他人事みたいに報道してお茶を濁してもねえ。マスコミは「状況を知りませんでした」で逃げるつもりかねえ。 ファンがいてお金がバンバン落ちてくるので、少年たちの被害についてはどうでもいいと思ってました。偉い人のすることには目を瞑ってました。ってことでしょう。
リュックにカッターナイフが入っていたり、買った包丁を持ち帰ってるだけで職質で面倒になるこの国で、散弾銃を持って、演説中の元首相の背後に行けるなんて、とても信じられない。