菊池とおこ(@toko_kikuchi)さんの人気ツイート(いいね順)

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今まさに被災している方々にはそんな余裕はないと思うので、これはむしろその他の地域の皆さまに、この大きな災害を機に考えてみて欲しいことです。それは、ジェンダーの偏見や性差別は災害時にこそ表面化するということ、伝統的性別役割分業意識など災害時には何の役にも立たないということです。→
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「クーポン好き」って、相手に対する強烈な軽視とコントロール欲なんだと思うよ。「自由なカネを与えるとどうせろくでもないものに使う」「使い道を決めるのはお前じゃない、俺が決めたものに限って許可する」。一種のパターナリズムだと思う。
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もうそろそろこの国の女性は、男と家族になることのリスクが、防げないほど大きくなってきているんじゃないか。男の暴力性や加害欲、性欲が致し方ないものと大目に見られる一方で、女が監督責任を問われるこの国では。夫の犯罪は止められなかった妻の責任。夫のストレスは癒せなかった妻の責任。
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これって論文出てるっけよ。家事をやらない男は、妻の稼ぎが増えても妻の外での労働時間が増えても自分の外での労働時間が減っても、家事時間が増えない、っていう統計による実証研究。読んだ時には衝撃受けたよね。えっ、仕事が忙しいから日本の男性は家事ができない説って嘘だったんだ!って。 t.co/sA3eLFIz6N
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単純に思ったんだけど、もし「W杯の時に渋谷にいたら痴漢されるの当たり前」が本当のことだったら、世界中の女性はオリンピックの時東京に来るのをやめるよね。W杯の比じゃなく混雑するだろうしお祭り騒ぎだろうしスタッフはボランティアだし、痴漢に遭って「来る方が悪い」だったら、取りやめるよな。
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「いざ大変なことになったら、男性が力を発揮する」そういうことを言う方はたくさんいますよね。ですがいざ大変な災害の事態になってみると、日常の性別役割分業を無意識に持ち込み続けるのは、男性の方です。女性は割と災害になると、「男性領域」と言われていた分野に踏み込みます。→
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おそらく、衣類をたたむことは男性の役割だと思っていないのです。気づかないのです。声をかけても動く男性はまれです。ある男性スタッフに「女性ボランティアが足りないんじゃないか」と言われたこともありました。足りないのはこの場にいない女性ではなくて、この場にいる男性の手です。→
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女性にも高年収男はお勧めしない。なぜなら君たちが結婚で自動的に担わされる無償労働を購えるほど高収入の男は、日本には殆ど存在しないからだ。結婚するなら無用なプライドを下ろした家事のできる男。もし見つからなければむしろ一生独身の方が、君たちの生涯収支はマイナスにならない。不安がるな。
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災害時の性差別、一番有名で知られているのは、性加害やレイプが多発するということと生理用品への無理解だと思います。でもおそらくもっと些細でもっと盲点だと思うもの、わたしが身近で見聞きし体験したことをお話したいと思います。それは、支援物資の仕訳の時の話と避難所での食事作りです。→
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「男性は重い物資を運ぶ役目があるだろう」と思われる方もいるかもしれません。ですが、こんな大変な時には重い物資でも何でも、女性だって運びます。持ち上げますし台車も押しますし何ならバンくらい運転するんです。こんな時に性別役割分業に無意識に囚われているのは、むしろ男性の方です。→
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避難所にいる男性たちがご飯作りをせず食べるのみになってしまうのは、まさにそれが日常の延長だからだと思います。普段ナチュラルに家庭で女性にご飯の支度をしてもらっているのを、疑問なく続けているからだと思います。→
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それは男性が普段温存していた力を発揮する時じゃなくて、男女関係なく何でもやらざるを得なくなる時です。男も女も無くなるのが、災害時です。だから、性別役割分業意識は災害時こそ何の役にも立たなくて害悪になるものだと思う。繰り返しますが、女性は大体そんな時は役割分業を踏み越えます。→
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重機を自分で所持していて動かすようなレベルの人じゃないと、「いざという時の男性の頼りがい」など発揮できないんですよ。 わたしは、伝統的な男女の性別役割分業など、平和な平時の余裕がある時のプレイだと思う。余裕があるからこそ住み分けていられるのだと思う。災害など危機に直面した時、→
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朝ご飯って何時から作るか知ってますか?女性は下手すると、同じ被災者なのに朝4時5時から集まってご飯を作るんですよ?地元商工業者のおかあさんたちだって、動員掛けられてご飯作りするんですよ?お断りしておきますが、男性でもご飯は作れます。→
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皆さんお住いの地域だって、いつ災害に見舞われるか分かりません。自然災害の起こりやすい国、それが日本だと思います。そのために、平和な平時から、伝統的性別役割分業など潰しておいて欲しい、乗り越えておいて欲しい、脱しておいて欲しい、と思います。むしろいざという時のために。終わり。
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また、避難所では朝昼晩と食事作りが始まります。温かく調理されたものを食べたいと思うのは、人情です。ところがここでも、食事作りに携わるのは女性ばかりです。女性だって別に、何の被害も受けなかった人たちではありません。被害を受けたおうちからわざわざ集まったり、避難所に避難している人→
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たちが食事作りに従事するのです。男性は用意されたものを食べるのみです。それだけならまだしも、「年寄りの女は食事作りをするな、なぜなら汚いから」という理由で、食事作りに従事する女性の年齢制限を課した、という避難所の話も、実際そこに非難していた女性から聞いたこともあります。→
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挑戦的で尖った表現とされるものについて「それは結構ですが自分の体でやってくださらないかな」と思うことが結構ある。 それはそれとして、男性の芸術家の作品について「何で女のことばっかり書いてんのかな」と思うことも結構ある。「こんな女いねぇよ」と思うことも結構ある。続く。
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それこそ重いものも運びますし、泥かき泥出しのような肉体労働も男性任せにしたりしないんです。わたしはある山あいの地域で「地域の男の人たちが自分たちの重機を持ち出して土砂を除いたから、役所や自衛隊が入る前に外に通じる道ができた」という話を被災後数日で聞きましたが、逆に言えば→
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ありません。延々と続きます。そして新しい衣類もどんどん届きます。ですが何故か、男性は衣類の整理には手を出さないのです。届いた物資を運び込み配置し一段落つくと、その後女性スタッフがずっと衣類をたたみ続けていても、手伝いません。やることがなくなれば、物資の間にただ立っています。→
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ある福祉系のNPOでは、スタッフの栄養士さんが若い男子なので、彼が中心になってしばらく避難所の食事の用意をしました。炊き出しに来てくれる団体も、メンバーは女性だけではないです。災害時の炊き出しで大活躍してくださる自衛隊員だって、男性が多いですよね。→
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なんか変なリプ付いてるけどわたしは上野先生のおっしゃること分かる。女はどんなにすいすいと生きてきた子でも結婚や出産をした途端女性差別に直面するんだよ。幸運なことに学校や仕事で差別を見なかった子でも妻や母になった途端愕然とするの。そしてわたしたち、ぶち当たらないと分かんねぇんだよ。 twitter.com/ueno_wan/statu…
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支援物資の仕分けで一番面倒くさいのは、実は衣類の整理です。箱に詰められた様々な衣類を、取り出して分別したたんで展示する、といった作業が発生します。そして被災者の方がそれぞれ衣類を選んで持って行った後は、乱れた衣類をまたたたまなければならなくなりますから、一度並べたら終わり、では→
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海外では日本の女は尻軽の件、何が嫌かって単なる女叩きより「俺は善良な女の味方なんですよ、だから善良な女に害が及ばないように悪い女を叩くんです」って言いながらやるとこが凄く嫌。全然味方されてる気がしないし、わるいけど「味方の俺」よりも「悪い」呼ばわりされてる女の方に同志感あるもの。
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付記:どんな立場からこのツイートをしたかといいますと、被災当時地域づくり団体で働いていて自治体の非正規スタッフに類似した立場でしたので、地元住民でありかつ災害対応の一端にあった、という感じです。従事した仕事は限られますが、他の活動団体の皆さんの動きなども、多少は把握していました。