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日本式とトルコ式火縄銃の比較は明代火器を語る上で頻出する話題であり、
また特に「日本式が劣るなんて本当か?」と疑問を持たれやすいことと思います
そこで《神器譜》の著者 趙士禎が具体的にトルコの鲁密銃の何処に優位性を感じたか
①機構②威力③命中性に分けて簡単に説明してみたいと思います twitter.com/Kz_K/status/14…
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中国で行われた剣vs槍の試合の動画。
薙刀と剣道では薙刀2倍段、脛打ちがある分薙刀が有利と聞きますが、これはそれより露骨かも知れません
剣の人はまず剣が届く間合いにも入らせて貰えてないです
動画:weibo@功夫史
video.weibo.com/show?fid=1034:…
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ちなみに龍頭大鍘刀というのはこういう武器です twitter.com/Chinaswordbot/…
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補足するとこれはもちろん著作権や法手続きではなく、
所謂「文化盗用」の問題ですね
大陸では漢服復興が定着しつつあるものの、国際的にはまだ漢服の認知は弱く、漢服が中国の伝統意匠だと認識して貰えるか自体が危うい現状があります
その状況でディオールのような圧倒的に国際認知度の強い(続) twitter.com/Chinaswordbot/…
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【誤情報】ファクトチェック
街を走る戦車の動画に「河南省の銀行取り付け騒ぎ鎮圧に戦車が出動した」と説明を付けたツイートが多く出回っています
しかし動画の建物は山東省日照市の「全季酒店」であり、「河南省の出来事」との説明は虚偽になります
現状、日照で銀行関連の騒動の情報はありません twitter.com/yurumazu/statu…
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著名な武当派武術の使い手 陳師行道士による、太極剣を使った試斬の動画
使用している剣は少し力を入れるだけで剣身が大きくしなる「軟剣」で、刃付けもされていませんが、取り回しの技量だけで大きな冬瓜を両断し、突きを貫通させています
動画引用元(bilibili):
bilibili.com/video/BV1gS4y1…
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新しく発掘された彩色が残る兵馬俑。
ここまで色が残っていると一瞬生首に見えてギョッとしますね twitter.com/688kuaile/stat…
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中国では旧正月休みですね
ところで中国には「二脚踢」という昔ながらの花火があります
筒状のロケット花火みたいなものです
これの撃ち上げ方にはいくつか流儀がありまして
普通に地面において火を付けるか
手に持ったまま撃って勇気を示すか
もしくは10連装自動連射式二脚踢砲を使うかですね
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「日本刀はチートスキルがあろうと異世界で作るのは不可能か?」という一点について言えば、
異世界まで行かずとも中国の後漢〜三国時代には日本刀と概ね同様の作刀法が出揃っていたので、「可能」が答えになるかと思います。 twitter.com/4jGEXFcCaEHuvY…
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後漢時代に主流であった製鋼法である「炒鋼法」は、先に生鉄(銑鉄)を作っておき、これを脱炭することで炭素量が調節された鋼を製造する間接製鋼技法で、
基本的な考え方としては日本でかつて主流であった「銑押し法」のタタラ製鉄と共通するものであります。
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このように製造された鋼材は夾雑物が多く不均一だったので、「折り返し鍛造」で夾雑物を排出し均一性を高めていました。
これを「百煉鋼」と呼びます。
後漢代の剣には「卅(三十)煉」「五十煉」「百煉」等の銘を持つ品があり、折り返しの層数が多い剣を評価する文化があったと推測されます。
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河南省南陽市から出土した後漢代の刀には、刀身と刃の部分を境目として軟鉄と鋼が鍛造接合された形跡があり、刃とそれ以外で硬軟の異なる鋼材を組み合わせる技法があったと分かります。
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「焼き入れ」技術について、春秋戦国時代から存在したことが確認されていますが
漢剣に対して行われた硬度調査では刃とそれ以外で硬度が(刀剣の機能として好都合に)異なる事例があり、推測ですが「焼き刃土」に類するような焼き入れをコントロールする技術があったのではないかとされています。
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このように複雑な製法を必要とした中国刀剣ですが、南北朝時代に溶鉱炉を使用する「灌鋼法」が「炒鋼法」に取って代わると、夾雑物が減少し均一性が向上したために「折返し鍛造」の回数にはそれほど重きを置かれなくなっていきます。
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しかしこのようにして比較的早い時期に「実用性」と「生産性」のバランスの置き所を見つけて完成を見た感のある中国の作刀法ですが、清末になると西洋の近代技術の衝撃を受けることになります。
近代的製鋼法で作られた西洋製鋼材を素延べして焼き入れしただけの刀剣に大きくシェアを奪われました。
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なんとも浪漫の無い話ではあります。
しかし逆に見れば、煩雑神妙な古の技法と同等の効果を、よりシンプルに再現してしまう事にこそ技術発展それ自体の浪漫があるとも言え、
遡れば中国が精妙な百煉鋼を捨てて溶鉱炉と本三枚に進んだ延長線上に、今日の素延べ刃物の繁栄があるとも言えるのでしょう。
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これは中国の城や関を語る時、まず最初に押さえておかなければいけない基礎知識ですが
防衛施設は時代に合わせて荒廃したり、再建されたり拡張されたりします。なのでちゃんと語る場合には「○(王朝名)代城墙」と呼び分けましょう
特に「関」は時代ごとの情勢に合わせて、立地そのものが移動します twitter.com/komukaepapa/st…
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