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「なあ、ジャン。この上に、レストランがあるみたいだぞ。少し遅くなったが、今日の昼食は天空のレストラン、と洒落込んでみないか?」
「いいねえ、いいねえ。ちょうどハラもペコちゃんだったんですわ」
「日本のレストランか、楽しみだねジャン」
「大の男が5人か、予約無しで大丈夫か?」
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今日は俺の誕生日に集まってくれて、祝ってくれて…本当にありがとう。あー、うん。ちょっとしんみりというか、ホロリとしちゃったよ。だってさあ、俺もう、今年いくつよ? それを、こんなにお祝いしてもらえるとか、もうね。最ッ高。
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いやー、まじで俺もずっと東京だと思ってましたわん。でも名古屋、楽しかったなー。きっと日本のほかの街も楽しいんだろうなー。今回の休暇じゃ無理だけど、違う街も行ってみたいねえ。
サッポロ、センダイ、オーサカ、シコク、ナガサキ……
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【ベルナルドの部屋】
…まさか顧問。東京と間違えて名古屋旅行をセッティングするとはね。…そうだ。明日、ジャンと二人で東京に行ってみよう。秋葉原を見ないで日本観光を終わらせられないしな。他の連中は名古屋を楽しんでるみたいだし、置いていけばいいか。…よし、ジャンに電話してみようかな。
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…ん? なんだこりゃ?
携帯に電話がかかってきたな、と思うと強制的にブチ切られて次の電話が鳴って、それもまた切られて。の繰り返しで………。あー、思い出した。これ、ベルナルドが作った裏アプリだ。相手の通話ぶっちぎって強制的に自分の通話にするやつ。俺たちの端末全部に入ってるやつだわ。
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「…って、イヴァンちゃーん。なに、メイドさんからティッシュもらっちゃってますのん」
「な、な…?ワケわからねえ、なんであのメイド、俺にポケットティッシュよこすんだ? …だあああッ! そんな目で俺を見るな!」
「メイドがたくさん、いる…ル・オモの屋敷が近くにあるのかもしれませんね」
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【ルキーノの部屋】
…いいホテル、いい部屋だ。さすがジャポーネの星付きだけのことはある。
だが…まさか東京じゃなく、名古屋だったとはな。…ホントならこんな時間だ、ジャンを連れて六本木あたりで遊んでいたはず…そうか、東京までは二時間…明日ジャンと二人で東京というのもいいな。…よし。
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それでこの豪華絢爛ホテル、皇居?の見えるウェスティンホテルにに着いてデスネ。英語のデキルスタッフさんと話してですね。やっと違和感の正体がわかりましたよよよ…
ココ東京じゃねえ!名古屋でした。
あのゴリラ親父なにが東京旅行だよ…いや、こっちはこっちで楽しんだんで問題ナシなんですが。
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