1
・スキー場が管理する立入禁止区域と、管理区域外の山野を区別しましょう。
・スキーは必ずしもスキー場でのみ行うスポーツではありません。
・救助に携わったことのない者が救助者を代弁するのは不誠実です。
・自らに理解できない行為が、必ずしも必要以上のリスクテイクであるとは限りません。
2
ざっくりこんなところでしょうか。ご質問等あればいつでもどうぞ。皆さま楽しく安全な山を。
3
この撮影に直接的に要した諸費用は、およそ60万円ほど。内訳はドレスの購入+特注加工費、3日間の撮影山行の諸費用、カメラマンさんへの料金等です。ドレスと撮影費の占める割合が大きいので、撮影内容によっては、その両者次第で大きく総額が上下すると思います。
4
ロープシステムのくだりは言葉じゃ分かりづらいとは思うんですが、それで分からない方、或いは自身でイメージしてシステムを設計できない方はやらない方が良いです。リスクテイクの限度は個々人それぞれと思いますが、自信をもってそれをマネジメントできる範疇でやるのが一番です。
5
6
大槍とのコルからは、私(夫)がPETZLボルトのあるアンカーポイントまでリード。そこでロープをダブルに掛け替え、私がカウンターウェイトになった状態で妻氏が振り子トラバースで撮影ポイントへ(IKEA袋を脱いでも振り子トラバースならできる!)。ポジションに入ったら私も懸垂で合流します。
7
10
補足までに、被写体となる自分たち自身や、カメラマンが山岳ガイド等による安全管理や技術的サポートを必要とする場合には、費用総額は3桁万円近くになると思います。
11
一番の問題になるのが、カメラマン。雪をまとった北アの壁の中を、一人で問題なく登り降りしながら撮影できる職業カメラマンは、日本では数えるほどしかいないと思います。こればかりは私の仕事の伝手で(もちろんフルプライスの料金をお支払いして)お願いできたのでラッキーでした。
12
13
14
言い出しっぺは妻氏、「こういうの google.com/search?q=weddi… やりたい!」というところから企画がスタート。せっかくやるなら本気で綺麗な画を、と構成を考え始めました。
16
妻のドレスはスペイン製のものにハーネスのビレイループを通せるよう特注したものです。その他にもロケハンも含め色々と準備に気を揉んできただけに、撮影当日の、山々に薄く雪が乗ったアルペン的な風景の中での快晴無風というこれ以上ないコンディションに、肩の荷が下りた気分です。