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山ヤ夫婦が本気で企画したウェディングフォトがこちら。数々の入念な準備を経て初冬の小槍にて撮影しました。以下ツリーで諸々のノウハウ等ぶら下げます。
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結婚して2年、ようやく新婚らしいイベントを完遂しました。これからも夫婦で楽しく遊びまくっていきます!
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小槍の基部で着替えて、1P目を再びフリーソロ(III級くらいなので…)。ドレスを着たまま岩を登る秘密兵器はIKEAの袋。足を通す穴を開けた袋の中にスカートをまとめて"履いて"います。このサイズ感がジャスト!
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次はドレス。過去事例を参照すると、ハーネスを着けなければいけない都合上、ドレスを綺麗に着用できていないケースが殆ど。ということで、特注。ウエスト部分にビレイループを通せるスリットを増設してもらってます。当然ドレスは買取になるので、レンタルよりは費用が嵩みます。加工費は5万円ほど。
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一番の問題になるのが、カメラマン。雪をまとった北アの壁の中を、一人で問題なく登り降りしながら撮影できる職業カメラマンは、日本では数えるほどしかいないと思います。こればかりは私の仕事の伝手で(もちろんフルプライスの料金をお支払いして)お願いできたのでラッキーでした。
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クソデカザックを背負って雪を纏った槍ヶ岳に登ります。一番カンタンなパートですね。
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補足までに、被写体となる自分たち自身や、カメラマンが山岳ガイド等による安全管理や技術的サポートを必要とする場合には、費用総額は3桁万円近くになると思います。
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この撮影に直接的に要した諸費用は、およそ60万円ほど。内訳はドレスの購入+特注加工費、3日間の撮影山行の諸費用、カメラマンさんへの料金等です。ドレスと撮影費の占める割合が大きいので、撮影内容によっては、その両者次第で大きく総額が上下すると思います。
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まずはロケハン、夫婦の趣味的に小川山や瑞牆ではなく、北アで撮りたい。良い光が得られる南方向を向いたオープンな壁で、森林限界を超えていて、かつアプローチが良く、落石等のオーバーヘッドハザードが少なく、アンカー条件が良い…けっこう難しかったです。写真は夏にロケハンで出かけた明神岳。
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言い出しっぺは妻氏、「こういうの google.com/search?q=weddi… やりたい!」というところから企画がスタート。せっかくやるなら本気で綺麗な画を、と構成を考え始めました。
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ざっくりこんなところでしょうか。ご質問等あればいつでもどうぞ。皆さま楽しく安全な山を。
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肩の小屋で装備を整理したら通常の小槍アプローチへ。雪の付き方が微妙でロープを出すか悩みましたが、時短でフリーソロ。ここは岩がクソ不安定なのでメット必須ですね。
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ロープシステムのくだりは言葉じゃ分かりづらいとは思うんですが、それで分からない方、或いは自身でイメージしてシステムを設計できない方はやらない方が良いです。リスクテイクの限度は個々人それぞれと思いますが、自信をもってそれをマネジメントできる範疇でやるのが一番です。
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撮影中に使用するロープデバイスはGRIGRI等のセルフロッキングタイプがラク。最悪、短距離ならポジションを上げることもできる。撮影後はそのまま同時懸垂で基部まで。ロープは先ほどアンカーでダブルに掛け替えてあるので、スムーズに回収しておしまい。日没前ギリギリに撤収!
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大槍とのコルからは、私(夫)がPETZLボルトのあるアンカーポイントまでリード。そこでロープをダブルに掛け替え、私がカウンターウェイトになった状態で妻氏が振り子トラバースで撮影ポイントへ(IKEA袋を脱いでも振り子トラバースならできる!)。ポジションに入ったら私も懸垂で合流します。
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妻のドレスはスペイン製のものにハーネスのビレイループを通せるよう特注したものです。その他にもロケハンも含め色々と準備に気を揉んできただけに、撮影当日の、山々に薄く雪が乗ったアルペン的な風景の中での快晴無風というこれ以上ないコンディションに、肩の荷が下りた気分です。
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・スキー場が管理する立入禁止区域と、管理区域外の山野を区別しましょう。 ・スキーは必ずしもスキー場でのみ行うスポーツではありません。 ・救助に携わったことのない者が救助者を代弁するのは不誠実です。 ・自らに理解できない行為が、必ずしも必要以上のリスクテイクであるとは限りません。
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「嘘つき…私も行ぐゔゔゔゔゔ!!」 #孤高の人 #再現性とは