稲葉(松)(@inamatsuto6)さんの人気ツイート(リツイート順)

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明治大学が運営する Gijika というウェブサイトは、疑似科学とされるものを「理論の観点」「実証データ」「社会的観点」など、項目ごとに明瞭簡潔に評価していて非常に参考になります。 gijika.com もちろん水素水や血液クレンジングもあります👇
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『婚活戦略』で描かれる、デートを重ねた女性からの想定外の断りと、そのあとの心を砕く追い打ちに読みながらつらくなった……
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NHKスペシャル「半グレ 反社会勢力の実像」引き込まれる。半グレ組織で働き、女性を罠に嵌め風俗店で働かせる犯罪行為をしていた大学生のコメント「(半グレの組織にいると)PDCAをちゃんと回せる」「成長できる」。ここでも〈自己啓発〉が蔓延する。新自由主義だ。 www6.nhk.or.jp/special/sp/det…
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高校の現代文の授業で「みんなは中学で『走れメロス』を〈信頼〉と〈不信〉の対立って習ったと思うけどそれは表層的読解。描写を丁寧に読めばわかるけど〈肉体=メロス〉が〈精神=王〉を超克する話。そこに道徳は一切ない」って教師がさらっと言ったのが未だに「読む」という行為を考えるとき頭を過る
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舞城王太郎さんの小説執筆における「推敲」を、タイプトレース(タイピング行為を時間情報と共に記録したもの)から分析し、文芸誌の〆切が与える影響を示した工藤彰さんの研究は、素材も手法も前代未聞で初めて読んだとき感動しました。こんな作家研究がありえるのかと。 jstage.jst.go.jp/article/jcss/2…
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逮捕を免れた大学生「罪悪感がある一方で、良い経験ができたな、ラッキーだな、と思う自分もいる。半グレの仕事で培ったコミュニケーション能力をいかして、一流企業で働きたい」 やばい…… でもこういう〈行動力のある〉学生が、商社とか外コンとかでバリバリ活躍したりするもんなんですかね。。。
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若者と『花束みたいな恋をした』の話になったとき、「twitterにいるアラサーくらいの人って作家とか地名とか固有名詞大好きですよね。そういうのどうでも良かったです」って言ってて「マジかよ……」ってなった
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著作権管理団体(!)勤務の主人公が、著作権侵害の証拠をつかむために、音楽教室で2年間の潜入調査をする――そんな粗筋からは想像不可能な、小説を読む喜びに満ちた音楽小説であり、かつ高度にリアリスティックな現代日本のスパイ小説です。 断言しますが、とんでもない傑作です。ぜひ読んでみてください
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この小説の面白さをどう説明したら良いだろう。 『百年の孤独』   × 『HUNTER×HUNTER』   × 『風立ちぬ』 と表現したくなるような、異種のフィクションの魅力が組み合わさった作品だと思っています。 言うまでもなく、圧倒的な傑作です。
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日露戦争前夜から第二次大戦まで、満州の血塗られた半世紀を舞台にした空前絶後の戦争文学であり、かつ理想の都市を作ろうとした日中露の人間たちのロマンと挫折の物語です。 私にとっては文芸編集者としての最後の仕事になりました。最後に、世界文学の誕生に携われたことが本当に嬉しいです 6/24発売
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本日、最高裁の判決で、JASRACの一部敗訴が確定した。 「生徒の演奏に、著作権料は不要」 この歴史的な判決に少しでも興味がある人に、ぜひ読んでもらいたい小説がある。 なぜ音楽教室にスパイを送り込んだのか? 著作権管理団体による潜入調査の奥底の人間ドラマを描破した、傑作スパイ小説です。
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#100分deナショナリズム」稲垣吾郎が「独立運動」を「ジャニーズからの独立」に喩えたり、戦前のナショナリズムについて「世界に一つだけの花、じゃ駄目なんですか」みたいなコメントがあって面白いwww 稲垣自身の〈帰属意識〉についての思いが散見される。
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ただ、このサイトを参照しながら、疑似科学を強く信じる人と対話をしても、説得するのはかなり難しいかもしれません。 論破してしまうと逆に相手は心を閉ざしてしまうケースが多いように……
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西荻窪の路上でランドセルを背負った子ども2人が、「最近思うんだよね、技術の進歩はヒトを幸せにしないって」「わかる」って話してて、西荻で育つと幼年期からエコロジーの思想を抱くのかと驚愕した。
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工藤彰さんの文学と認知科学をつなぐ研究はどれも興味深いのですが、中でも村上春樹の作風変化を計量的に実証した「汎文芸テキスト解析論」は素晴らしいです。『量から質に迫る 人間の複雑な感性をいかに「計る」か』(新曜社)に収録されています。 shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books…
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『ファスト教養』面白かった…!昔、恵比寿で開催されたフランクル『夜と霧』の読書会に一度だけ参加したとき、「生き延びたユダヤ人の特徴は一流のビジネスパーソンに似ている」って語り始めた人がいて、そこから「現代社会のサバイブ」みたいなディスカッションが始まってギョッとしたのを思い出した
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酉島伝法さん『るん(笑)』の収録作、縁起の悪い疒(やまいだれ)の使用がタブー視されるディストピアで(「病気」は「丙気(へいき)」となる)、語り手である深刻な病状の女性が抑圧からか徐々に狂い、疒が付かないはずの漢字にも疒が付き、地の文で疒がどんどん増殖していくのがめちゃくちゃ怖いです……
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バズりつつあるので宣伝させてください! 『走れメロス』はシラーの詩「人質」を下敷きにしていますが、先日出た石川宗生さん『ホテル・アルカディア』も、古今東西様々な物語をモチーフにした最高のショートストーリー集です!! メロスもセリヌンティウスを忘れて読みふけるレベルで面白いです!
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映画『花束みたいな恋をした』、学生時代あれだけ純文学を愛読していた麦が、書店で箕輪厚介さん編集のNewsPicks Bookを読んでいたときの、絹の絶望の表情に胸を打たれました。
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長いタイトルは内容の要約だった。元タイトルが長いことで有名な『ロビンソン・クルーソー』(1720年)も、初版の扉ページを見れば、今では粗筋として処理される情報がタイトルに入っていたのがわかる。この時代、タイトルと粗筋の区分が曖昧で、タイトル=物語の要約とするのが商業的にも合理的だった。