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これくらいの日常感が良いんだ。
ファンタ乗せてツイッターなんてもん書いちゃって。
ありがとう話を聞いてくれて。
ごめん暗い話をしてしまって。
それでも、1人でも良い、この経験を知ってくれた人が今日からでもより良い生き方をしてさえくれたら、嬉しいよ。
俺はまだ生きていくよ。
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よし!またなんかあったら報告する!
俺は大丈夫!またいつかどこかで会えたら、色々話させてよ😊
では今日はもう遅いので、ここまで!
はい解散!!!おつ!!!!!
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仕事の時は気が紛れるけど、家でまた会っちゃうとダメだね。不思議だな会ってるのに会ってない。
本当は皆が思っているほど一緒にはいれていなかった。こういう場所で書けないような複雑な想いも沢山あった。最後の半年間はずっとファンタは1人で寝ることになってしまっていた。
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なるべく実家には帰るようにしていた。でもきっと自分の中で理由をつけて帰れないことも都合よく解釈していたんだと今となって気づいた。
人間は寂しかったら人に会える。電話だってできる。言葉で助けを求めることができる。自分で死ぬことだってできる。
ても動物はそんなこと1つもできない。
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きっと永遠のような時間を最後の半年間は過ごさせてしまっていたんだと思う。
人に話して言葉をかけてもらえるような、素敵な時間を過ごせていなかった。
嘘はつきたいから。美談にするつもりなんて1つもなくて。
僕を最低だと思う人がいたらその分だけ、どうか同じ思いをする人が減って欲しい。
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どうか目の前の大切な存在に沢山愛情を注いで欲しい。人も動物も、何にでも。
こんなに世の中に『失ってからじゃないと気づけない』という言葉が溢れているのに、気づいていたのに知っていたのに、それでも今僕は後悔をしている。
何一つできていなかった、足りていなかったとしか思えない。
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自分を責めることしかできない。
僕は人間がする都合のいい解釈がどうしてもできない。
ファンタが会えない理由なんてわかってくれているわけがない。どうして突然一緒にいた人がいなくなるか理解できるわけがない。寂しいという感情に寂しいという名前がつけられていることすらわからずに生きている。
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生まれ変われる保証なんてまた会える保証なんてどこにもない。あの世で会えることも約束されてない、もう一度動いてくれることも何もない。ただそうであってほしいと信じることしかできない。全部違う、何もいらないから、頼むから時間を戻して欲しい。これから自分に訪れる幸せなんて何もいらないから
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胸を張って愛情を注げていた、と言えるような存在でいたかった。
自分ばかり楽しく過ごしていた。
この感触も匂いも記憶もいつかは薄れていくんだ。ごめんファンタ。だからこそ一緒にいれるうちにずっと一緒にいればよかった。寂しい思いを沢山させて本当にごめん。
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俺の中のファンタとの楽しい思い出がなくなってもいいから、もっと一緒にいてくれる人と出会って欲しかったよ。ファンタさえ幸せにいてくれたらよかったと今なら思えるのに。人間の都合に付き合わせてしまって本当にごめん。ダメな友達でいてしまって本当にごめん。何もかも遅くて本当にごめん。
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沢山、教えてくれてありがとう。
前に進む俺を、どうか許して欲しい。
全て背負って生きていくから。
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自分の感情や感じ方や解釈も何もかも信じることができないけど、最後のファンタはどうしても悔しくて泣いてるように見えてしまう。ふいに撮った動画を何度見ても、まだ生きたいと願っているようにしか感じられない。これだけはどうしてもそう感じてしまう。ずっともう一度、姉に会いたかったのかな。
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そろそろファンタと本当にお別れします。
ファンタのこと知ってくれている人たちみんなとこの時間を共有したかったけど、それはできないから、代表としても立ち会ってくるよ。ファンタを可愛がってくれて、ありがとう。
少し前に宣言した通り、俺がお前の骨を拾うぞ。あとは任せてくれ。
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永遠がないことは知っていた。
でもずっと一緒だと思っていた。
いつかお別れしなきゃいけないことはわかっていた。
でもファンタだけは特別だと思っていた。
あまりにバカだった。
俺は言葉も話せて、涙も流せて、色んな経験をしていたのに、何も言わないファンタの方が色んなことを教えてくれた。
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もうファンタがいた日が昨日になってしまった。
今日はもう地球上にファンタはいない。
明日からも、きっといない。
でもこの心臓はまだ止まらないし、自分はまだ立ち上がることができて、言葉で伝えることができて、少し考えるだけで沢山やるべき事が見える。何もかも空っぽになった、わけではない。
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まだ悲しいし、寂しいし、目が覚めている時は涙が止まらないし、立ち直れていないし、美味しいものも食べたくないし、自分が幸せになることも、いつか大切な存在を作ることも、失うことも、何もかもが怖い。
それでもどんな絶望の中でも立ち上がろうとしたファンタの姿が残ってる。