地方が復活する鍵は、観光でもなんでもなく、人々にちゃんとした仕事が用意できるかだけ。それなりに安定した仕事をたくさん準備できれば、人々が移住し、地域に活気が出る。交通機関、病院、買い物の問題も一気に解決する。最近流行りの「学生を使って地域を活性化」なんて、屁の役にもたたない。
テレビ局がタダで仕事を依頼する際、「テレビに出ると本が売れますよ」、「テレビに出ると仕事が増えますよ」というが、嘘である。本も売れないし、仕事も来ない。代わりにテレビにタダで出てくれるという噂を聞きつけて、ほかのテレビ局から「タダで出演してくれ」というオファーだけがくる。
テレビの歴史番組で困るのは、根拠のない嘘を言ってくれというのがあるんだよな。昔、「宇喜多直家がカキオコ(牡蠣入りのお好み焼き)が好きだったと言ってくれ」と言われたが、根拠がないので断ったら、「先生が言ってくれたら番組が成立するんでお願いします」と言われたが、知らないし関係ねえよ。
ある芸能人は、テレビ番組で歴史に詳しいと紹介されていたが、彼は「大坂に武士はいなかった。武士を初めて見た大坂商人はめちゃくちゃ驚いた」と言っていたな。ビックリだよ。その芸能人は学校の先生役で大ブレークしたから、みんな信じるんだよな。
国民はアホなのか、国政選挙になると、あろうことか売れなくなった芸能人、元スポーツ選手に貴重な1票を投じ、彼らの生活支援をしてしまうのである(特に、東京都民)。気付いたときは時すでに遅く、辞めさせることなどできないのである。(;´д`)トホホ・・・。
日本国民が貧乏になると、ロクなことを考えなくなった。技能実習生の制度もその一つで、企業の一部は「やったー!ラッキー!」ということで、アジア諸国から来日した人を奴隷のようにこき使う。残業代も払わないし、技能の取得もさせない。殴ったりとか、めちゃくちゃで、日本人の美徳はなくなった。
歴史のテレビ番組から連絡があると(大半は下請けの制作会社)、大半は報酬を言わないで、用件だけを伝えてくる。こっちが報酬を尋ねると、「えっ、お金がかかるんですか?」と驚いて、連絡が来なくなる。謝金を払うという感覚がないのだ。たぶん、タダで協力してくれる人を探すのだろう。酷い話だ。
テレビ局が専門家に金を払いたくない理由はよく理解できる。あくまでメインはタレントであって、専門家はただのお飾りである。知名度も低いので、視聴者は知らない。必要な時だけ、安い謝金で雇う。何か社会や政治で大問題が起きると、一時的に重用されるが、事態が終息すれば使い捨てである。
テレビ局がタダで仕事を依頼する際、「テレビに出ると本が売れますよ」、「テレビに出ると仕事が増えますよ」というが、嘘である。本も売れないし、仕事も来ない。代わりにテレビにタダで出てくれるという噂を聞きつけて、ほかのテレビ局から「タダで出演してくれ」というオファーだけがくる。
昨年もテレビ局から連絡があり、「渡邊さんにどうしてもテレビに出演いただきたいのだが、謝金が払えない」ということだったので断った。「謝金を準備するよう上層部に掛け合います」とのことだったが、最初から金を払う気がないところと仕事をする気はないので断った。
テレビに出たときの困った質問として、本能寺の変で明智光秀の軍勢に囲まれた織田信長はどう思ったかというものがあった。私が「びっくりしたんじゃないですか?」と言うと、「ダメだ」という。「もっと面白いこと言え」と。「本人じゃないし、歴史小説みたいなこと言えねえよ」と答えておいた。
テレビの歴史番組で困るのは、根拠のない嘘を言ってくれというのがあるんだよな。昔、「宇喜多直家がカキオコ(牡蠣入りのお好み焼き)が好きだったと言ってくれ」と言われたが、根拠がないので断ったら、「先生が言ってくれたら番組が成立するんでお願いします」と言われたが、知らないし関係ねえよ。
大学だけでなく、教育の実学化が止まらない。古文や漢文は、長い目で見ると消滅する可能性が高い。理由は役に立たないからという理由だそうだが、これでいいのだろうか。しかし、世間は実学に流れており、さらに歴史なども教育から姿を消すかもしれない。このままでは、日本が破滅するのでは?
大学院へ行くことは、好きで勉強にしに行っているのだから、経済的に苦しくていい、自己責任だという人がいるが、それは違う。特に、人文系の学問が軽視されたら、我が国は経済一辺倒のゴリゴリになるのか。理系でさえも基礎研究が軽視され、実学一辺倒になると、結局は研究自体がダメになる。
大学院を出て博士号を取っても、生活保護だからな。恐ろしい時代になったよ。大学で非常勤講師をするよりも、コンビニやマクドナルドでバイトしたほうが実質的な時給は高いからな。博物館の時給が1000円くらいだが、皿洗いも同じ。専門知識なんて糞の役にも立たないよ。 酷い時代だね。
ディズニーランドの入場料が8,400円~9,400円って、普通の家庭じゃいけないよね?どんな人が行っているのだろうか?市川市の動物園なんか、入場料が数百円。ランチのカレーなんか、ワンコインくらいで食えたはず。本当にディズニーランドに夢はあるのか?
大学の実学化も酷いもので、ついに専門職大学まで登場した。歴史、文学、哲学なんて科目は、どんどん姿を消している。代わりに増えたのが「自己啓発」、「就職対策」、「資格取得による単位認定」の科目。卒業論文も消滅した。もう大学というよりも専門学校だな。あまりの酷さに閉口するわい。
大学の非常勤講師の先生が裁判を起こしていた。それは、授業の準備時間、採点時間などもちゃんと払えというもの。講師料はあくまで90分の講義の対価であり、準備などにかかった銭も払え、ということである。至極まっとうな主張である。応援したい。
地方が復活する鍵は、観光でもなんでもなく、人々にちゃんとした仕事が用意できるかだけ。それなりに安定した仕事をたくさん準備できれば、人々が移住し、地域に活気が出る。交通機関、病院、買い物の問題も一気に解決する。最近流行りの「学生を使って地域を活性化」なんて、屁の役にもたたない。
昔、テレビ局から企画書を送り付けてきて、「歴史のクイズ番組を作るので、至急に面白い問題を50個作ってください。ただし、予算がないので、謝金は払いません」というのがあった。非常識極まりなし。呆れて開いた口がふさがらなかった。他人にタダ働きさせて、自分たちがゼニ儲けしようなんて。
昔の人は、本を良く買っていた。百科事典を応接間に並べるのがステイタスだった。学校の先生なら、岩波の講座日本歴史などを必ず買って、授業の参考にしていた。小説でも、哲学でも、歴史でもそうだが、結構な人が背伸びして本を読んでいたのである。しかし、そんな時代はとっくの昔に終わった。
そもそ人文系の学問は崩壊気味で、そこそこの名門の国立大学で歴史を教えている日本史関係の学科でも、すでに古代、中世、近世、近現代の4人の専任教員を揃えられないところがある(1人か2人しかいないとか)。そうなったら、大学院での指導ができるわけもなく、誠に気の毒である。
大学院へ行くということは、好きで勉強にしに行っているのだから、経済的に苦しくていい、自己責任だという人があるが、それは違うと申し上げたい。
古文や漢文は、高校の国語教育から消えるようだ(選択制)。理由は役に立たないから、実用的な国語にシフトしていくらしい。これでいいのだろうか。でも世間は実学に流れており、さらに歴史なども高校教育から姿を消すかもしれないね。いったいどうなるのか。皆さんは、どうお考えなのだろうか?
大学院を出て博士号を取っても、生活保護だからな。恐ろしい時代になったよ。大学で非常勤講師をするよりも、コンビニやマクドナルドでバイトしたほうが実質的な時給は高いからな。博物館の時給が1000円くらいだが、皿洗いも同じ。専門知識なんて糞の役にも立たないよ。 酷い時代だね。