551
業者はその場でみつもりを出力した。拍子抜けするほどWebの表示価格通りだった。近年稀にみる「騙さない業者」
バズーカ砲のような装置で吸引と加圧を繰り返すものの、一向に水は流れない。
押しても引いても動かない。
5番窓口のヒラサワのようだ。
552
私は作曲ができるだけでなく、廊下の水拭きもできるのだ。しかもトイレの水だ。
どうだい、兄弟。
553
雑巾などで足りるわけもなく、捨ててもよいパジャマやTシャツを廊下に敷き詰め、通路を確保したところで業者に電話。
どうせまた表示価格の何倍にもなる隠れ経費を請求されるだろうが背に腹は代えられない。
業者到着まで40分。すっかり廊下、寝室を拭き上げる。
どうだい、兄弟。
554
母親の玄関を開け、真っ暗な廊下の明かりをつけようとしたところで足を滑らせ危うく転倒するところであった。
トイレから玄関までの廊下が水浸しであった。
トイレは完全に詰まって水があふれ、バリアフリーの寝室へと流出していた。
555
緊急事態。
母親のトイレがつまり、廊下まで水浸しだというので行ってくる。
業者を呼ぶことになるので戻れないと思う。
557
それがアルバム「BEACON」の歌詞が出来た場所。
歌詞は自宅の机の上でできるわけではなく、ありとあらゆる所で勃発的にできることもあればひねり出されることもある。
558
私は見せられるものではなく、意図して見ない目には存在しない。
試しに「ヒラサワ知ってる?」と人に聞いてみるといい。
試さなくてももう知ってるか。。。
559
昔はよく目に炎症性粉瘤が発生していた。
「すすむちゃんは目が大きいからね」
と、良く近所のお姉さんに言われていた。
昔は今より目が大きかった。
年を重ね、成長するとは、目以外が大きくなってゆくことである。
560
こういうウソをつく大人になりたければ私のTWを毎晩欠かさず見ることだ。
ウソつきはヒラサワの始まり。
562
熱海で売っている食べ物はみんなその瓶に入っている、例えばオムライスとかも、と言ったら無視された。
熱海プリンには豚のような動物に入ったカラメルシロップを豚の口からドロドロと出して食べる。それを漢字二文字で表すのを控えている。大人。
563
小西くんが熱海プリンを「めちゃ美味しいけど食べづらい」と言っていた。
熱海プリンは小さな牛乳瓶のようなものに入っている。付属の長いスプーンで食べる。アリクイのように。
565
今日はヤボ用で遠隔地に来ているため、無し。徹頭徹尾無し。
566
ケネディー社長殿!長い冬は終わりです。いまこそそのミサイルを一斉にぶっ放し、無念を晴らす時。
あ、一発くらいフォロワーに向けてください。
またこんど!!
567
私は貴方が帰還すべき無名のOSを多分知っており、そのための分岐で私と出会うなら、私は両手を広げて貴方を歓迎するでしょう。
さあ、回れ右してフォロー解除ボタンを押してください。
568
貴方が己の核と信じて来たOSに疑念を感じた時、解放された勘が私を捉えるならそれも奇跡です。
私はその時のために居るのです。
569
貴方がフォローボタンを押してしまった男はそんな男です。
私は規格外でありAIが扱う巨大な統計値の外に居る者です。それは奇跡です。
570
適所脱出を志した人のみが持ち得る懐で遊ばせてもらうことがあり、その志の無い人は蚊帳の外に置かれます。
ついて来るのは自由です。私はリスナーやフォロワーのことなど全く気にかけずにさっさと先に行きます。
571
貴方が寄辺とする世界観や常識、通説、権威に無遠慮に高圧電流を流すことがあり、貴方を発狂させるかもしれません。
むしろその目的のために千語のヨタ話で己を囲っており、そこにたまたま触手が動いたとしても深入りすべきではありません。
572
念のためご説明いたしますが私は音楽家でしかもメジャーではなく、多数派のものでは断じてありません。
30万人近いフォロワーが居たとしても、その1%にも満たない数の人たちの方向しか向いていません。
573
フォロワー多すぎ。
ここ数日の間にフォロワーになった人々に問う。
何故フォローボタンを押してしまったか説明されたし。
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味をしめた小4ステルスはどんどん下敷きをくり抜き、消しゴムを削った。しまいに訳が分からなくなり、気が付けば消しゴムでギターを弾いていた。
その時「心配ゴム用」と囁いた。
またこんど!!
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小4ステルスは下敷きの隅をおにぎり型にくり抜いてピック作った。
先生が「平沢、なんだこの下敷きの穴は?」
と言った時、兼ねてよりおにぎり型に削った消しゴムをさっと出し、下敷きの穴に収め
「消しゴム置き場です」
と言った。
先生は「そうか」と言った。