5
僕、電車内でiPadで漫画を描いてる
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隣の小6くらいの男子がじっと見てる
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(漫画好きなのかな？)と思い
敢えてキャラのペン入れや効果線を手際よく描く
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男子「わぁ」と興味深そうに見てる
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僕「漫画、好きなの？」と笑顔で聞く
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男子
「いえ、数世代前のiPadでよく動くなと思いまして」
8
音楽を辞めた友人が結婚
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「自宅の防音ブースに数十万円かけたのにな...」と切なそう
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子供が生まれ夜泣き
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ご近所迷惑になる、と焦る
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防音ブース内に連れていって「ヨシヨシ」
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泣き声が漏れない
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友人
「人生に無駄なことなんて1つもない」
9
漫画家同士で結婚した友人が、先日結婚2年目にして初めて奥さんに後ろから抱き締められ(えっ、普段ドライなのに珍しいな)と驚きながらもドキドキしてたら耳元で「背景...描いて」と言われたらしい。
11
昔、漫画家志望の大学生に「リアリティの高い作品が描きたいんです。ネーム読んでください」と言われ読んだら、1ページ目で主人公のクラスにアイドルが転校して来た。僕がもう少し現実的な設定の方が、と言うと「僕の高校、単位制でよくアイドルが転校して来たんです」と言われ「ごめん」と謝った。
12
公園のベンチに座ってたら
小1くらいの子が蝉採りをしてる
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その子、木に止まった蝉を怖くて触れない
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近くにいた父親
「ほら、こう持てば大丈夫」
と手で掴んで見せる
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子供、目がキラキラ
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その後父親、僕の隣に座り
「...本当は私も虫触れないんですよ」
と言ってきて
父の威厳を見た
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友人である
「でんぢゃらすじーさん」
の曽山君に相談してできた漫画。
(1/2)
21
(そっち...？)
僕はこの子に作画を見せようと、iPadが揺れないよう電車の座席で姿勢を正していた。
それが怒られている姿にも思えた。
少年の瞳に映るプロの技術は、漫画原稿ではなくその土台の機器に向けられていた。
「...昔、中古で買ったんだ」
僕が涙目で言うと
少年は納得の表情を浮かべた。
立ち飲み屋で会った人や「ド真面目な友達がキャバ嬢にハマった話」という漫画を週3回程ツイートしてます。サンデーうぇぶり #パパはキャバ嬢 #おたみのお頼み 電子書籍発売中です→ shogakukan.co.jp/books/09d08345