【那岐】はい、これ。バレンタインのお返し。別に喜ぶほどのものじゃない。中身はただのお菓子だよ。いつも食べてるのと変わらない。そんな菓子ひとつに、僕の気持ちなんてこめきれるわけないし。……何、赤くなるなよ。こっちまでつられるじゃないか。
【サザキ】くーっ! 一緒に夜空を飛ぶのは最高だな! ほら見ろよ、姫さん。この満天の星全部があんたへの贈りもんだ。あんたの目にもキラキラ光って映ってる。いやしかし、まずったかもしれねぇな。喜ばせるつもりが、これじゃオレのほうが幸せすぎるぜ。
【アシュヴィン】さぁ、もう目を開けていいぜ。これが俺の「ホワイトデー」とやらの品だ。フ……喜ぶのはいいが、その目の前の菓子箱ひとつの話じゃないぜ。この部屋を飾る花々すべて。そのくらいでなければ、奥方への愛を語るに足りないだろう?
【風早】はい、ホワイトデーの贈り物です。ちょっと大きすぎましたか? ふふっ、すみません。本命らしくていいかなと思って。それに両手いっぱいにしたかったんですよ。あなたが他の誰の贈り物も受け取れないくらいにね。
【都】さて、今年のホワイトデープレゼントはなんでしょう。①クッキー、②ボールペン、③ハンドクリーム。ははっ、迷ってる顔も最高に可愛い。答えは全部だよ、私の天使。私のプレゼントが、お前の笑顔や元気につながるといいな!
【リンドウ】君、失礼だな。僕の心のこもった贈り物なんだから、引いてないで素直に受け取ってよ。なに、豪華すぎてお返しができない? ふうん……なら、そこの包みの紐を貸して。こうして君に結んだら……立派なお返しのできあがり。と言っても、もう君はとっくに僕のもの、だったかな?
【天海】神子。ひと月前に君が示した想いは、この胸にまた新たな光を点しました。君と出会わなければ、この身は光のまばゆさも人の温かさも知らぬまま、悠久の時を漂い続けたでしょう。……愛しい子。こうして君を腕に抱き、想いを告げられることが、どれほど幸福であることか。
【祟】じゃーん! ホワイトデーのケーキだよ。ボクが焼いたんだ、すごいでしょ? お姉ちゃんへの気持ち、たーっくさんこめたから。――「嬉しいけど食べきれない」? じゃあ、ボクも食べちゃおうかな。お姉ちゃんが「あーん」してくれたらね。
【高杉】今日は「ばれんたいん」の返礼をする日らしいな。何か望みがあれば聞くが。……フ、「三味の音を聞きたい」か。そんなものでいいなら、夜通しでも聞かせてやろう。三千世界の都々逸と共に……ふたりきりの朝寝につながるまで。
【アーネスト】このお菓子を私に? ああ、バレンタインのお返しですか。じゃあ、告白の返事ももらえるのかな? ……ふふ、ありがとうございます、My Princess. 何より甘い贈り物の数々――大切にいただきますね。
【桜智】これを……受け取ってくれるかい? キミがひと月前にくれた物の素晴らしさには、遠く及ばないと思うけれど……。ああ……っ。そんなまぶしい笑顔を返してくれるなんて――瞬きの時間が惜しい……。もう少しだけ、見とれていていいだろうか……?
【小松】……君ね。「ほわいとでーの贈り物は平田殿との一日がいい」って――それ、本気で言ってるの? 猫との時間がそれほどまでに大事とは。駄目、あげないよ。今日一日は、私だけで満足しなさい。……そうだよ。拗ねているけど、悪い?
【総司】先日のお礼に、こちらをどうぞ。あなたの笑顔を思い浮かべながら選びました。……とても楽しい時間だった。淡々と過ぎていくだけだった日常が、あなたのおかげでどんどん特別なものになるんです。あなたの存在は、僕にとって何にも代えがたい宝物です。
【チナミ】受け取れ。「ばれんたいん」の返礼だ。……っ、菓子ひとつで、そんな嬉しそうに笑うな。別に特別な意味はない――……こともないが。だから、笑うなと言っている! ……くそっ、オレは何をやっているんだ。今年こそ、お前に想いを伝えると決めたのに。
【龍馬】お嬢、「ほわいとでー」だな! 約束通り、お嬢の好きなこと、たくさんして過ごそうや。「ばれんたいん」といい、こういう楽しい催しは年中やってほしいくらいだ。それじゃありがたみがなくなるって? 俺はそうは思わんぜ。毎日お嬢と想いを交わせるなんて、天にも昇る心地だ!
【瞬】目を閉じて、口を開けて……おいしいですか? 花びらの砂糖漬けです。先月のお返しは、あなたに合うものをと思って。たくさん作ったので、紅茶に入れましょうか。その前に、もうひとつ? 仕方ないですね。なら、また目を閉じて──……まったく。少しは、警戒してください。
【千代】好きな人にお菓子を贈る決まりなら、友達同士で交換してもいいのよね。私、あなたのこと大好きだもの。ふふ、こういう行事ってわくわくするわ。喜ぶあなたを想像しながらお菓子を選ぶの、とっても楽しかった。ね、来年もやりましょう?
【藤堂】バレンタインでは、素敵な贈り物をありがとう。一応確認だけど、あのチョコレイトウは誰彼かまわずあげていたわけではないよね? もし他の男にもばらまいていたなら、お姫さんもなかなかやるねと褒めてやりたいところだけど…その前に、傷心の僕を慰めてもらわないといけなくなるよ。
【萬】本日は、先月催された「バレンタインデー」の対となる「ホワイトデー」です。貴方の嗜好を研究し、贈答品に最適な菓子と花をご用意いたしました。私の想いとともに、こちらをお受け取りください。気に入っていただけるとよいのですが……。
【村雨】バレンタインデーの次はホワイトデーときたか。やれやれ、まったくせわしないったらないね。…だが、あんたには相応の返礼をしないとな。俺に愛想尽かして、他の男にふらっといかれたんじゃかなわんからね。
【九段】チョコレイトウの礼に、とっておきのキャラメルを手に入れたぞ。さ、食べてみよ。……実に美味であろう? ふ…、ぬしの嬉しそうな顔を見るにつけ、幸福とはかようなものかと身に沁みて感じる。ありがとう。ぬしには何度礼を言っても足りぬな。
【虎】おい、今日ヒマなら付き合え。出かけるぞ。……あ? なんでって、「バレンタイン」ってのはお返しが必要なんだろ? ま、ただ菓子を返すんじゃつまらねえ。いい食い物を出す店に、いい昼寝場所。1日かけて、オレのとっておきを教えてやるよ。…お、めかしこむ気になったか?
【ルード】「バレンタイン」…でしたか、先月チョコレイトウをいただいたお礼に菓子を作りました。ほんのり優しい甘さに仕上がったのは、あなたを想って作ったから…かもしれません。私の想いとともに、召し上がってください。
【秋兵】突然ですが、今日お時間いただけますか? この前の「バレンタイン」のお礼をしたいのですが、ここではあまりにも味気ない。大切な女性に愛をささやくなら、ふさわしい場所を選ばなければね。…そうだ、ミルクホウルでケエキなんていかがですか?
【コハク】はい、これどうぞ! 「バレンタイン」のお返しだよ。あなたに喜んでもらえるように一生懸命選んだんだ。少しでもおれのことを考えながら食べてくれたら嬉しいな。ぜひ、ゆっくり味わってね。