【泉水】あなたの世界には、私の知らない甘味が多くあるのでしょう。私がお持ちした菓子は、それと比べるべくもございませんが。菓子に託した私の想いは、この京にのみ存在するもの……あなたの心に届くことを、切に願っております。
【翡翠】誰かを恋い慕う者にとって、今日は特別な日だと聞いたよ。私が菓子を携え君を訪ねた意味がおわかりいただけたかな。…さ、甘味を喜ぶ姫君に、さらに甘いものを贈らせてもらうとしよう。恋の歌を君の耳元でささやく許しをくれまいか?
【幸鷹】先日の「バレンタイン」はありがとうございました。京でこの行事が行われるとは感慨深いものがありますね。感謝の念とともに、今度は「ホワイトデー」に私の気持ちをお送りいたします。あなたとこうした形で想いを分かち合うこと。それは私にとって小さな奇跡なのです。
【彰紋】「ほわいとでい」にお贈りするものをずっと考えていました。あなただけをお招きする宴はどうでしょう。僕たち二人だけの思い出を作りたいのです。形には残りませんが、記憶に残る。僕たちの中にしかない思い出というのも、素敵だと思って。いかがですか?
【イサト】どうだ。見事な梅の木だろ? ほわ…なんとかって日には菓子とか花を贈るそうじゃん。けど、ただの花束なんかじゃオレの想いは伝わりきらねぇ。真っ赤な夕日と梅の花。今だけしか見られねぇとっておきの景色を、お前に贈りたかったんだよ。
【勝真】この前、菓子もらっただろ。ひと月後に返礼の品を贈るのがならわしなんだってな。それでお前に会いに来たんだけどな…正直な話、何を贈ったらいいかよくわからない。だから、その…そんな大層なもんでもないが、一緒に飯でもどうだ? 景色のいいところでさ。
【頼忠】返礼の品は甘いものがよいと聞き、このひと月の間、あなたにたてまつる菓子を探しました。京中の菓子を吟味し、やっとふさわしい菓子を見つけました。こちらをどうぞお召し上がりくださいますよう。あなたに心の証をささげられたこと、生涯忘れえぬ我が誉れとなりましょう。
【泰衡】 ホワイトデー…ね。そんな浮かれた祭事と俺に、いったい何の関係が? まさか、その手の菓子箱を置いていかれるつもりではあるまいが。 とても俺ひとりで片付けれられる量でもない。あなたにもお付き合いいただこうか。 …フ、どうせ最初からそのつもりだったのだろう?
【知盛】……あいにくと、甘い菓子も身を飾る品も、ここにはない。お前もそんなものを欲しがるほどに、子どもではないだろう? 俺を求めてきたのなら、その手に入れてみろよ。 …さぁ、せっかくのいい月夜だ。お前の気のすむまで付き合ってやるぜ…。
【銀】どうぞ、お声をたてないでいただけますか? 「ホワイトデー」のこの夜、ともに過ごせればと、しのんで神子様の元に参りました。この身には過ぎる願いと存じております。それでも……諦めきれなかった。 ほんのひと時だけでよいのです。御身を私に委ねていただけませんか。
【白龍】神子、目を閉じて。私の手をとって。そのまま、ゆっくり歩いて。うん……もういいよ、目を開けて。ね、素敵なところでしょう? お菓子のお礼に花を贈るのがいいと聞いたから。花がたくさん咲いている場所を探したんだ。あなたと私しか知らない花園だよ。
【朔】これ、受け取ってもらえるかしら。先月のお礼よ。この行事、本来は男女が想いを交わすものだと聞いたわ。出家した私にはもう渡す相手はいない。けれど…でも、「友達同士なら大丈夫」って、あなたがお菓子をくれて…。とても嬉しかったの。ありがとう。本当に素敵な催しね。
【リズヴァーン】神子? ……眠ったのか。「今日は特別な日だから」とはしゃぎ疲れたのだろう。 ……このように穏やかな幸福が私に訪れるとは、考えもしなかった。礼を言う、神子。 この幸福に――お前と共に時を重ねる喜びに心から感謝している。
【敦盛】ひと月前の菓子の礼だ。ささやかな品だが、受け取ってほしい。……それから、この場で歌を詠んで贈ってもいいだろうか。はじめは文に書いて菓子に添えようとしたのだが、あなたには直接伝えたいと思って…。紙に綴るより濃く強く、私の想いが伝わるとよいのだが。
【景時】じゃーん! これ、この間のお返し。菓子を自分で包んでみたんだ。君にもらった時の包み方を真似たんだけど、どう? ……あはは、そんなに褒められると照れるな~。でも、気に入ってもらえてよかった。こんなに喜んでくれるなら、次はもっと凝った包みに挑戦してみようかな。
【譲】おいしいですか? よかった。一応、先輩の好きなものを作ったつもりですが、これは初挑戦なので、どうだったかなと思って。って…俺は味見はしてますから、あーんとかこんなところでできるわけ……! ………はぁ……わかりました、一度だけですよ?
【弁慶】先日の「バレンタインデー」はありがとうございました。これはほんのお礼です。こういう催しは楽しいものですね。ふふっ、来年は僕からもチョコレートを贈ろうかな。君に作り方を教わるのも楽しそうですから。
【ヒノエ】お前に似合いの花を手に入れたんだ。少し顔を近づけてもいいかい? ……これでいい。鏡で見てみな。そう、髪飾りだ。綺麗だろ? ふふっ、花じゃない、お前のことだよ。錦上に花を添えるってやつだ。これからもずっと、オレだけのために咲いてくれるね。
【九郎】暇なら市にでも出かけないか。いや、市でなくともかまわん。とにかくお前と一緒ならば、どこであろうと不都合はない。行きたい場所はあるか? 先日の返礼だ。今日は恋人らしいことのひとつやふたつ……しようかと、思ってな。
【将臣】そうだ、今日うち寄ってけよ。ホワイトデーだろ? ま、プレゼントくらいはな。ちゃんと用意しといたぜ。バレンタイン、お前結構気合入ってたからな。期待してていいぜ。
【ナーサティヤ】これは夢なのだろうな。でなければお前がここにいるはずがない。うたかたの邂逅ならば告げても構うまい。お前のことを待っていたのだと。
【忍人】そう期待を込めた顔をして見つめないでくれ。君はまだ職務の最中だろう? ホワイトデーとやらの話はこの仕事を終えてからだ。急ぐ必要はない。…待っているから。
【遠夜】神子、これをお前に。……赤い珠は命と祈り。耳飾りにちょうどいい。その耳に宿って、きっとお前を助ける。それに……綺麗だ。お前がもっと、綺麗に見える。
【柊】その菓子がお口にあったようで何よりにございます。ずいぶん無警戒に召し上がるので驚きましたが。まじないのひとつもかけないとは限らないでしょう? 我が君の瞳を私だけにつなぎとめられるように……。ふふ、冗談です。そんな呪術があるのなら、とうに使っておりますよ。
【布都彦】本日は「ばれんたいん」よりひと月を経過した祝いの日。誰よりも早く姫にお会いしたくて……この花を差し上げたく控えておりました。不調法ものゆえ、「ほわいとでぇ」の作法に外れておりましたら申し訳ございません。どうか受け取っていただけますでしょうか。