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「トップガン マーヴェリック」、間違いなくトム・クルーズ自身の映画論になっている。自ら危険なスタントを行なって肉体的躍動感を大スクリーンに焼き付けんとする行為はもはや時代遅れだけど、それを絶滅危惧種のパイロットを演じることで「それが映画なのだ」と高らかに宣言。
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佐藤二朗がゴジラ襲来に怯える内閣総理大臣を面白演技でカマす福田雄一版とか、ゴジラが来る、来ないのドタバタを密室で描く三谷幸喜版とか、怪獣の死体の後始末を描く三木聡版とか。いや、これはあった。
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クレイジーすぎて、死に絶えつつある文化であることを知りつつも、「でも今じゃない」とトム・クルーズは必死に自分自身が信じる映画を守ろうとしている。その愚鈍なまでの真っ直ぐさに、僕は最大級の賛辞を送るものであります。
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#描写がすごすぎて言葉を失った映画
「ジョーズ」。それまで徹底的にサメを画面に映し出さない演出を貫いてきたのに、不意打ちでいきなりサメを登場させて(しかも若干コミカルに)、そこから一気にサスペンスのギアを上げる計算が凄い