岡崎支部の性虐待ケース。断片的ながら判決理由が明らかにされて,被害の様子も伝わってきた。無罪判決の当否はさておき,性虐待を受けた人の生活を支える仕組みと課題について,まとめてみた。 note.mu/abikokensuke/n… #性虐待 #性犯罪 #無罪 #岡崎支部
ここに名前を連ねている人たちは、目の前で子どもの命が失われていく現場のヒリヒリとした空気を本当に知っているのか。警察への情報提供があれば結愛ちゃんの命を救えたはずだと本気で思っているなら、過去の検証報告を読み直してほしい。このケースの問題点は、おそらく別のところにある。
親権停止の有用性を過信しているところも気になる。親権停止をすれば問題が解決するという発想は、親権があれば何をしてもいいと言い張る虐待親の歪んだ理解と表裏一体。丁寧なケースワークを可能にする体制を整えれば、大鉈を振るってまで分離しなければならないケースはむしろ減少する可能性もある。
このキャンペーンには、安易に賛同すべきでない。見通しの甘い政策を進めて、誰が被害を受けるのかをよく考えてほしい。 僕が出会うのは、こうやって社会に振り回されてきた若者たちばかりだ。
警察への全件情報共有は、虐待を有効に抑制できる手立てになり得るかどうかが疑わしい一方、児相のケースワークを変容させるリスクもある。特定のケースを引き合いに出して政策を語り始めると、中長期的なリスクを見失いやすい。
目黒のケースについては、検証報告どころか、捜査も始まったばかり。これを引き合いにして政策を語るなんて、そもそも危険すぎる。僕もずっと情報を追っているけれど、信頼に値する情報は極めて乏しい。
結局、いま政策提言をするということは、過去の知見にエビデンスを求めるしかないということ。目黒のケースを引き合いにだす意味は「煽り」以外にない。