宮本 浩史(@gatyapen)さんの人気ツイート(古い順)

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そんな事もあり先週放映されたカットの話になってしまいますが、ほのかが復活した直後になぎさに「ありがとう、辛かったよね」と声をかけるあたり。 ファーストテイクでは、感極まった感情があふれ出す雰囲気をくみ取って頂き、少しだけかすれた雰囲気が含まれたお芝居をいただきました。
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当時、初代シリーズディレクターの西尾監督よりものすごくたくさんのコメントを頂き、すべて私にできるだろうかと凹みまくっていました。 そんな中、このはなちゃんに自分も励まされて映画を作っていました
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私は挿入歌のシーンでコンテを切るとき、基本的に音楽のラフデモを頂いた後に作業に着手するようにしています。 というかまずコンテという形を取らず、各カットのイメージをバーと描き散らし、それを簡単に編集。その絵を切り抜いて後からコンテにはめてト書きを加えるという流れで作業をしています。
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感情が先行するカットの場合、私は「前ノリ」と呼んでいますが、リズムのポイントよりも編集タイミングや間を3~6コマほど早めに置いていく。というのを意識しています。 これにより、セリフの間と編集点。見せたい表情などが音楽よりさらに前のめりな感じを表現できると考えています。
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実際のカメラでも、日中に背景との輝度差を埋めるために強めの照明を野外で充てる「日中シンクロ」というテクニックがありますが、ミラクルライトは太陽より明るいのだ!というつもりでそういった撮影テクニックを意識して撮影をしていただいた記憶があります。
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歴代シリーズディレクターのレジェンドたちが後ろにずらーっと並んだ前で行ったアフレコ。思い出すだけで胃が痛く、、、いえ、素晴らしい経験でした。
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実はさっきちらっとらんこ先輩が映っていましたが、気づきましたでしょうか。 らんこ先輩の奪われた記憶。一体どのようなものか図り知れません。ただ、この現場のすぐ近くにドーナツ屋さんが実在するという事は紛れもない現実です。
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ここからフルCGパートです。 この導入シーンと次のシーンまでは、MORIE Inc.様に担当をお願いしました。 ドリームスターズで言うと、カラス天狗が身振り手振りで一人が足りをするあたりなどを担当していただいた凄腕のプロダクション様です。
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このあたりから、フィルムスコアリングの音楽が増え始めます。 フィルムスコアリングとは映画の絵に対してシーンの雰囲気にあわせて曲を作る手法のことです。 私はシーン合わせで曲を切らずに転調していく演出が好きなので可能な限りフィルムスコアリングでお願いしたいという希望を出していました。
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作曲の林ゆうきさんはシーンの雰囲気を汲んで盛り上げる演出的な作曲がものすごく上手な方で、ドリームスターズの時から音楽が上がるたびに鳥肌を立てていたことを覚えています。 元新体操をやられていたアスリートの作曲家という経歴は珍しいのではないでしょうか。
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プリアラエリアの背景は、実際に当時使っていたおもちゃのCGモデルをブラッシュアップしてもらい使わせて頂きました。 このあたりから遠景に見える万華鏡のような模様は、CGソフトではなくnukeという撮影ソフト上で直接マッピングを行って計算していた記憶があります。
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魔法エリアのアニメーションは、CHOTOTUという会社の社長河原佑樹さんに担当して頂きました。 河原さんはドリームスターズで、「天国と地獄」の音楽が流れるシーンなどを担当していただき、その時の「わちゃわちゃ感」がとても良かったため今回もこのようなシーンをお願いする事になりました。
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冷凍みかんを食べているもふるんのイラストは、プリアラあたりからプリキュアのラインスタンプの絵を担当して頂いている方に描いて頂きました。 毎度可愛いイラストをありがとうございます。
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後半の冷凍みかんはHoudiniというソフトを使い、何個か忘れましたが冗談みたいに大量の冷凍みかんを流してもらった記憶があります。
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この映画の裏テーマとして、55人のプリキュア全員に「セリフ」を言ってもらうというものがありました。「ハー!」などのいったアドリブではなく、個々のセリフを聞きたいという思いもあり、このあたりのシーンも含めかなり色々と調整を行いました。
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ミデンの正体であるフィルムカメラですが、魔法使いEDでディレクターを担当された小林真理さんの私物である貴重なフィルムカメラをお借りし、ギミックの参考にしました。
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このシーンはかなり長いのですが、若手エースアニメータの小林弘記君が担当してくれています。 このあたりはアニメーションもエフェクトも音楽もかなり高度なレベルで調和できたシーンだなと思っており、ダビングの時にものすごくテンションが上がったのを覚えています。
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子供になったなぎさとほのかのCGモデルは存在しないため、CG背景に作画のキャラを合成してもらっています。 めちゃめちゃ可愛いですよね。
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今週はここまでです! まるでミデンの勝利エンド、、笑 来週はいよいよ、例のシーンです!工数をかけすぎて監督とプロデューサがガチ説教を食らった渾身のクライマックス、是非楽しみにお待ちください!!
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実はここに写っている人物にもHさんというモデルが実在しますが、内輪ネタすぎるため関係者もあまり知りません。 twitter.com/shota_/status/…
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今週は、『映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』第3回放送。 最後に残ったHUGプリチームもミデンに閉じ込められ、大ピンチ!というところまででした。 今週でいよいよ最後です!
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こちらの過去映像が集約されていくカットは、確かタバックの編集チームにお願いした記憶が。 この映画を作っていて、どこに何を打診すればどの過去素材が引き出せるんだろうとてんやわんやしたところ。編集チームも協力的に動いてくれてなんとか実現できました。
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映画ではおなじみの、ミラクルライトで応援する演出。実際の映画館で子供たちの反応を見ると、最初から大きな声で応援できる子もいれば、しばらく恥ずかしがって声を出せない子も多いです。 尺の許す限り、何度も何度も「フレフレ!」と言ってもらおうとたくさん調整をしました。
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寄りや芝居を想定した作りこみをされているCGモデルとそうでないモデルが混在している事もあり、一部カットでデジタル作画への置き換えを行っている世代もあります。 デジタルパートの作画監督は、キュアアンジュの変身バンクなどを手掛けられた斉藤拓也さんにお願いしました。
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ミデンが苦しんでいるカットや、このあとの魔法プリパートなどのアニメーションは中村由紀恵さんにお願いしました。 彼女は重心やパースを本当に上手く取ってくれるアニメータで、「絵になる魅せ方」が神がかり的に上手い方です。スクショを取って壁紙にしたくなります。