知らないおじさんから道で話しかけられた。 「私は、君が以前住んでた下宿の大家と古くからの知り合いなんだ。娘のミトゥもまだ小さかった頃から知ってる」 「それはどうも」 「だから、君の使ってるiPhoneを私にくれないか」 久しぶりに理解を超えたオファーを受けて、なんだか懐かしかったが断った。
今年のレッスンは今日が最後になることを先生に伝えたら、 「いいか、お前は20年以上タブラを叩いているが、どのぐらいの時間を費やしたかに価値があるわけではない。いい演奏をしなければ意味はないのだ」という含蓄のある話をしてくれた。 昨日買ってきたパンの代金ください、と言い出せなくなった。
ライブが終わってひと息ついていたら、見知らぬインド人のおじさんから「このクラブで深夜まで遊んだあと千代田区に帰るとしたら、君がタクシーをアレンジしてくれるかね」と聞かれた。「たぶんそういうタイプの店ではないし、だいたい僕は店員ではないです」と答えた。
昨日の僕のイビキがうるさかった、ということを伝える環ROYからのメールにiPhoneアプリで計測したイビキの最大デシベル値がスクリーンショットで添付されているのを見て、スマホの進化はもう止まってくれてもいいなと思った。
昨日ブルーノート東京で隣に座った見知らぬ男女の「○○ちゃん、タブラとか始めたらいいじゃん」「えー、タブラをなめちゃダメだよ! すごく難しいらしいし」「あ、俺も変な日本人がインドへ修行しに行ってる番組みたいのをYouTubeで見た!」という会話が耳に入り、とてもソワソワした気持ちになった。
イヤホンモニターを耳にはめたライブ前のGOMAちゃんが「あ、何も鳴ってないときはイヤモニから海の音を流してくれてるんや。なんだか和むなー」と言っているので、それは無線のノイズだと教えた。
実家の食卓で勃発していた「家で揚げたポテトとマックフライポテトどっちがおいしいか」という不毛な戦争に巻き込まれたところだ。
タクシーの運転手さんが「僕、この辺が地元なんで目をつぶっても走れますよ」と言っている。つぶらないで欲しい。
フラメンコギタリストの沖仁さんから、突然のメールが来た。「以前ユザーンに、地方の思い出深い食べ物として焼きラーメンの話をしたけど、あれ焼きラーメンじゃなくてネギラーメンだった! ごめんなさい」と書いてあって、沖さんっていい人だなと思った。
中国・四川省のスーパーマーケットに来て、こんなところにも商品陳列の可能性はあったのだということを知った。
来日した兄弟弟子が「お前にすごいお土産持ってきたぜ!」と言うので、どんなものなのか聞いてみた。 「レアだぞー。タブラ奏者なら、みんな絶対に欲しがるはずだ」 「えー、なんだろ」 「聞いて驚くなよ。ザキール・フセイン先生の」 「え、ザキール・フセイン先生の!?」 「前に使ってた財布」
釧路のホテルで食事をしていたら、突然窓の外で大きな花火が上がった。それと同時に隣りのテーブルの見知らぬ少年が「マリオカート買ってもらえますようにマリオカート買ってもらえますように」と小さな声で呟きはじめたのを聞き「それ流れ星のときにやるやつだよ」と思った。
富ヶ谷のルヴァンが焼いてきてくれたタブラパンがかわいいから、定番商品にしたらいいと思う。
昨日のライブ直前、舞台袖でハナレグミ永積崇くんが「ツアー3日間お疲れ様でした!!」と気合い入れの掛け声を飛ばしてから意気揚々とステージへ向かったのだが、その後ろを歩きながら「今のは打ち上げの乾杯のときに言うやつだよな」と思った。
フジロックのバックヤードで「インスタ楽しー」と言いながらフジロックの会場写真をサーチしている蓮沼執太に、会場行きなよとアドバイスをしたところだ。
深夜のコンサート会場でベンガル人のおじさんから「君は日本人か? 君に似た日本人を俺は知ってるぞ。えーと、なんて名前だったっけ…。そうだ、キシン・シノヤマ!」と言われたところだ。
昨日のライブの休憩時間に、お客さんからおいしそうなグリーンスムージーのようなものを渡されたので「喉も渇いたし水分補給にちょうどよさそうだな」と思って一気飲みしようとしたら、バジルドレッシングだった。
久しぶりに挨拶をしにきたら、ごぼう茶を大量にくれました。今もハラカミさんファンが全国から訪れてくれるそうです。
愛知芸術文化センター総長が、タブラの公開練習の激励に来てくれた。「疲労困憊でしょうが、ここは臥薪嘗胆ですね」と言われ、「四字熟語好きなんですか」と聞きそうになったがやめておいた。
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来日中らしいBIGYUKIから電話がきたので、今どこに泊まってるのかと聞いてみたら「えっとね、なんか4,000円のとこ」と言われた。金額じゃなくて場所を教えてほしい。
セザンヌとユザンヌ
名古屋に来ている。ふらっと入ったあんかけスパゲッティ屋の、大盛り麺における倍率とグラム数の計算がどう見ても合わない。
今年インドで食べておいしかったカレーを1枚にまとめたらお腹が空きました
ライブの主催者から「すみません、ユザーンさんと合コンで一緒だったっておっしゃってるお客さんが見えてるんですが」と言われ、「え、そんなの行ったことないよ」と思いながらも、とりあえず楽屋に来てもらった。 高校で一緒だった同級生が入ってきた。