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コロナ禍、はじまりの不気味さだったり、途中の油断だったり、変異種登場だったり、「こわい」とか「かなしい」とか感情を抜きにしたら、おもしろいんだろうな。人類が生き残って、未来のひとが資料を見たら、ワクワクしてるんだろう。おい!未来のひと!!こっちはすごく不安でこわくてかなしい!!!
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じぶんの浅い考えとか、上っ面の行動とか、それをこんなにも正面から受け入れてくれてありがとうと思い、わたしはこれからも、これに関しては「がんばる」を続けるね、と思った。そういうのも、人生の一部なんだと思った。
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実家の縁側に寝転がって、カラスがいちばん高い木にとまったり、ツバメが巣を作ってるのを眺めながら、「あー、ずっとこうしていたい」て言ったら、いっしょに縁側で編み物をしていたおかあさんが「飽きるよ〜」て笑いながら言って、そうだった、だからわたしは、ここにいないんだって、人生を感じた。
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ニシキヘビのスレで、「ぜったいアパートの中にいるから、もっと探せ!屋根裏とか!」と言ってるひとがいて、ニュースを見るたびに「ありえる、もっとアパートを探すべき」と思ってたから、あのひとが「だから言っただろ。フフン」とうれしいきもちでビールなどを飲んでいたらいいなと思う。
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きょう、叔母に「ねじまきは、大人になりすぎなくらい、大人になった」と言われて、年下のいとこに「いつもまっすぐにやさしくしてくれて、ありがとう」と言われて、わたしはどっちも、無理をしてやっていたんだけど、それを、きちんとみんな受け止めてくれているんだって、思って、
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ここ何年か、向かない気持ちを奮い立たせて「動け!動くんだ!」とじぶんを鼓舞して、集まりに出たり、季節のあいさつをして、年上を敬い、年下をかわいがり、とにかくわたしは無理をしてがんばってそれをやってたんだけど、