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今日も一日終わり。誰しもそれぞれ信じるものが違うのだ。何をやっても角が立ち、ばかにされながら生きていくもんだ。こればっかりはしょうがない。
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人込み激しい往来に立ち、みんな船を待っている。肩がぶつかり足を踏まれるからいらいらする。隣にいるそいつが好きだとしても嫌いだとしても、どうせいつまでも一緒にいないのだから、一緒に何か食べたり飲んだりして楽しもう。呉越同舟、よーそろー！
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身辺の関係で糸がほつれてからまるような状況がなんだか長いこと続いていて頭が痛い。もちろんのところ自分にも責任があるので、早いところほどくか切るかしなければいけない。
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僕は小学校低学年くらいのころカービィを描くのが好きで、実際は愚にもつかない絵だったと思うけど、カービィを描かせたら日本一上手いと思ってた時期があった。そういう鈍感力は自分の所属するコミュニティが広がっていけばいくほど衰えていき、かわりに自分自身を省みる審美眼が養われていく。
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評価は比較からしか成り立たないものだと思うけど、それは評価する者の定義であって、何かを作っている間、道中を楽しむ為ならまわりの評価に鑑みる必要は全くない。楽しむことと成長すること、鈍感力と審美眼、両方を独立させてものを作ることができたらいいあんばいである。
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レ・ミゼラブルを見てきた。わりと面白かったけど、途中３０分間くらい「こいつら普通に喋られへんのか」と思ってしまう時間帯があった。
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何か一つでも譲れないものがあれば、自ずと誰かを嫌いにならなくてはいけなくなってくる。争いを避けたいがあまり譲れないものまで譲ってしまえば、その分自分の居場所がどんどん削られていき、結局誰にも必要とされなくなっておしまい。生きていく為にわがままを散らさなければならないときがある。
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告知です。五月末にシングルCDを出すことになりました。タイトルは「サンタマリア」です。三曲ほど録音しました。詳しい情報は追って報告します。
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自分が嫌いなものばかりいちいち論って、常にそれより少し高いところに立っていようとするやつは、そういう自己防衛をどんどん繰り返していくうちに何もできない自分が浮き彫りになっていき、自分の言葉に自分の脚が引っかかり身動きが取れなくなってしまう。自分自身に呪いをかけているようなもの。
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何かものをつくるときにいちばん必要なのは、高尚な哲学や絶妙な技巧ではなくて、ものづくりをただひたすら楽しむことでしかない。これがなければどうしようもない。
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自分の心をパーソナルスペースとするならば、自分の肉体や、さらに言えば自分が暮らしてる部屋、自分を取り巻く友好関係などは、心と対を成してシンメトリーだ。それは拡散または凝縮していく自分であって、どちらかがわからなくなればどちらかを見つめてみたらよくわかる。
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今までずっと一人で音楽を作ってきたけど、厳密に言えば一人で作ってきたわけじゃない。生まれてきた瞬間から、耳や目についた様々なものが、たまたま自分の中に凝縮し醸造され発酵してたまたま音楽になっただけ。もともと自分なんてのはたまねぎの皮を剥いて残る小さな芯のようなものでしかない。
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自分というものは心と体のみならず、それよりもっと広い、どうやっても目の届かないようなところにまで及んでいる。僕は僕の作ったものを好きでいてくれる人の顔が見たい。
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最初のシングル「サンタマリア」は、ユニバーサルシグマから出させていただくことになりました。5月29日発売です。詳しい情報はこちらから。universal-music.co.jp/yonezu-kenshi/
Kenshi Yonezu instagram.com/hachi_08/