151
指先が荒れているな。仕方がない、俺がクリームを塗ってやろう。……何?俺が優しいだと?どうやら勘違いをしているようだな。お前の身体は指先全てまで俺の物。そのお前に傷がつくのが許せないだけだ。
152
弟達がリビングに集まっていると思えば……妙に浮かれた話題に巻き込まれた。
153
イブ、か……。
154
たまには、甘やかすだけの一日があってもいいかもしれないな。
155
だが、鳥籠に天使を閉じ込めるのは、どれほどの罪になるのだろうな。
156
クリスマスプレゼントは夕食までツリーの下に置いておき、食事が終わってから開けるようにと、あれほど言ったのに……。
157
家畜の分際で主人の許可なく出歩くなど、許されるわけがないだろう。どうやら、しばらく檻にでも閉じ込めておく必要がありそうだな。当然のことだ。躾のなっていない家畜には仕置が必要だろう?
158
こうした静かな空間で読書にふけるほうが、性に合っている。
159
静かなのは構わないが……一体いつまで止まっているんだ?
160
どうやら俺たちは、逆巻カナトに一杯食わされたらしい。
161
今日が何の日か?数日前から期待の眼差しでこちらを見ていれば、嫌でも忘れないさ。だが、教えたはずだろう。主人から施しを受ける時には、どう振舞えば良いか……家畜なら当然分かっているな?
162
今は店に仕分け用の箱を買いに来ているところだ。
163
今、手元には明日から始まる祝祭への招待状があるが、俺のパートナーとしてお前にも参加してもらう。文句はないな?
164
主人に貢物とは良い心がけだな。これも日頃の躾の賜物か。さぁ、この後はどうすれば良いか分かるな?ただ渡して終わり、というわけはないだろう?家畜自ら、俺に食べさせてみせろ。
165
@DialoverYumaM やらなければ今日の夕飯はお前の苦手なカレーにする。
166
冷気を纏った肌はキバがよく沈む。そこから溢れ出るお前の血は、焼けるほどに熱く感じてたまらないな。
167
本を読んでいるところをコウに邪魔された。まさかまた、この場で呟くことになるとはな。
168
初めて父に連れられ会場に足を踏み入れた時は、俺もそれなりに緊張したものだ。
169
違うな。以前のアズサは一瞬も目を離せなかった。今は随分落ち着いているだろう。
170
やはりある程度の身長は必要だな。
171
ところで、お前がしているリングだが、それは俺のものになったという証、ということだな?家畜自らが主人に忠誠を誓うとは、殊勝な心がけだな。今更誤魔化そうとしても無駄だ。どの手のどの指にはめているのか、自分で言ってみろ。
172
どうしたらあの色合いが出せるのか、逆に興味深いな。
173
ユーマのおかげで、ツリーの片付けも滞りなく終わった。
174
先程、コウが勧めてくれたアーティストのTシャツを買った。大胆な髑髏柄だが、細部にまで手を抜かない、繊細なデザインが気に入っている。
175
今年はアズサが自分でチョコを作るらしい。