101
串で刺して食べるなど……郷に入っては郷に従え。これも致し方ない。
102
これより鏡開きを行う。シン、用意をしろ。くれぐれも生ハムを忘れるなよ。
103
またしてもマフラーが、ない。
104
ローティゲンベルク……腐った無花果の匂いがする地、か。
105
貴様が欲しい。
106
きよしこの夜、聖なる日。
107
寒いか?ならば私を受け入れるがいい。凍てつく寒さなど忘れるくらい、快楽に溺れさせてやる。
108
もしやここは、魔界の飲食物を手に入れることができる場所なのかもしれない。人間界にしては珍しい。
109
障害物競走というものに参加することになった。
110
しかし、あの卵はどんな生き物のものだろうか。王として知っておく必要があるな。
111
久々に気ままな時間を満喫した。
112
低俗な人間の好みは理解しかねるが、これはあくまで己の身をもって検証するためだ。
113
休日を使い、シンと下界をじっくり視察することにした。
114
今宵の月の輝きには見覚えがある。
115
もしや、ひとりで楽しんでいるのか……?
116
明日はクリスマスイブか。
117
今私は混沌とした集団の中にいる。
118
始祖たるもの、人間の風習にも精通していなくてはならない。シンにお年玉を与えたのもそのためだ。しかし、これで終わりではない。まだやらねばならないことがある。
119
生ハムを選ぶとは良いセンスだ。よく見ればナッツも入っているのだな。シンが喜ぶ。
#ディアラヴァンパイアカフェ
120
もう少し近くで観察する必要があるな。
121
この流しソーメンとやらを嗜むに相応しい環境、装いを選ぶ事など、我ら始祖にとっては造作も無い。
122
絵というものは素晴らしい。作者そのものだ。我々から見れば人間という一括りの生き物でも、感じるもの考えることがそれぞれ違うということを教えてくれる。芸術品は人の無限の可能性を感じさせる。私はそこに惹かれるのかもしれないな。
123
念のため、シンに偵察に行かせたが……まるで帰ってくる気配がないというのはどういうことだ。
124
この包みは……ほう、今年もこの季節になったか。かつてはくだらない人間の風習だと思っていたが、貴様からチョコレートをもらうというのはなかなか悪くない。さぁ、私を喜ばせる渡し方は分かっているな?
125
明日からの予定を空けておけ。貴様には私の連れ添いとして、とある祭典へと出席してもらう。その時は決して私の傍を離れるなよ。