本来は「生きたかった」はずの者が「死を選ぼ」うとする状態に立ち至っている時、社会はその当人の苦悩・困難を取り除き、少なくとも緩和し軽減させ、あくまで「死を避ける」ための総力を挙げるべきである。それを〝本人が望む死ならやむを得ない〟と「諒解」してしまう思考は重大な誤謬に陥っている。
山本太郎さんら10名の候補が、いずれも自らの言葉と存在をもって命の尊厳と人間の唯一性を示し続けている。人類史上前例のない選挙を通じての根底的「革命」か。太郎さんが国会で独りでなくなればその意味は計り知れず、過半の当選もあり得よう。この稀有の歴史的企てに、あなたも参加を。#山本太郎
木村英子さんの「声明」は、大西発言への透徹した批判であると同時に、自らの所属する党派の存在の根拠そのものを真摯に問い直すもの。山本代表はじめ党派メンバー、木村声明が出るまで、大西発言に関して沈黙してきた〝応援文化人〟らの良心が質されている。今後の事態の推移も、なお予断を許さない。
山城博治さんのお兄さん。「これまでも弟は反権力の闘いをし、家族もそれを理解してきた。だが今回の事態は想定を超える命懸けのもの。弟は病気で末端が冷えるが靴下の差し入れも認められない。人権感覚を疑う。一緒に囚われている皆さんのこともぜひ」
また〝本人が望んだ〟ことを理由にその死を容認してしまえば、それは「死を望まない人」に対しても必ずや〝有用性〟や〝周囲の引き受ける負担〟を「背景」とした有形無形の圧力を及ぼす。そしてあたかも〝自発的意思〟であるかに見せかけながら、実は社会からの〝強制〟にほかならない死を招き寄せる。
大西つねき氏の発言問題に関して。私のブログにも記したとおり、私が直接、山本太郎氏に緊急メッセージを送ったのは4月4日、大西氏が党名を掲げつつ沖縄各地で「講演」を行なう計画を知り、コロナウイルス蔓延の危険から中止を要請したものです。しかしそれに対しては回答が得られませんでした。(→
事は、もはや「大西問題」では済まない  ──山本太郎氏の党派の理念的自滅の危機〔前篇〕 「大西発言」の前史と現在 を投稿しました。 #エキサイトブログ auroro.exblog.jp/240457300/
これが沖縄の現在。日本国の版図の一角で、公然と展開する事態。もはやこの地では民を守るべき法が機能していない。選挙結果も憲法も蹂躙され、人権が否定されている。独裁政府の警察国家が、その実相を余すところなくさらけ出す。これは遠い歴史の1齣でも、映画の1場面でもない。いま現実の出来事。
海渡雄一さん、初めまして。コメントをありがとうございます。ただいま山本太郎代表の見解発表・記者会見中継を視聴していますが、問題の本質はまったく曖昧にされたままだと感じています。この後、ブログの論考の続きを再開してゆきます。引き続き、事態の展開に御参加し続けていただければ幸いです。 twitter.com/kidkaido/statu…
野原善正氏「離党」問題。「大西除籍」総会に関しての、主体性を欠き混乱した情緒的対応から現在まで、そもそも何より重大な大西発言自体への野原氏自身の見解が全く表明されていない。党組織の論議以前に、少なくとも国会議員を目指した立場としてこの是非の判断を明確にするのは最優先の責務だろう。
名護警察署前。島袋文子さん。「こういうことも、面白い。お見合い以来、初めて口紅つけてきました」周囲から大喝采。「ちゅらかーぎー(美人)になってるよ!」
それにしても、この木村英子さんの懸命の「声明」に対してすら、早くも出てくる不可知論・判断停止・擬似客観主義・似而非〝公正中立〟・融和主義の恐ろしさ。「差別」に〝中間〟はあり得ず、個別の案件ごと、被害当事者と共に闘わない限り、見て見ぬ振りを決め込む者を含め、程度の差はあれ加害者に。
本日の山本太郎氏のネット声明発表と「囲み会見」については、7日・8日の党サイト上での山本氏の「代表声明」と併せて、今夜以降、さらに継続的な考察を、私のブログに発表します。御覧いただければ幸いです。 山口泉ブログ『精神の戒厳令下に』auroro.exblog.jp
その直後、今回につながる一連の「命の選別」を主張する大西発言に接しました。しかし上述の経緯と、この問題は広く共有される必要を感じ、以後は山本氏の目にも触れることを願いつつ『週刊金曜日』の連載で2回、大西氏への批判と共に山本氏の党の在り方を問い、またブログでも詳述したものです。(→
一人一人の支援者に声をかけてから、山城博治さんは記者会見の場へ。
それでも島袋文子さんは、取調室で、勾留されているリーダーが解放されるまでは一言もしゃべらないと、拒否を貫かれたとのこと。その報告に、再び歓声が上がる。
名護警察署前。先ほどから、次つぎと右翼車輌が襲来。最徐行でサイレンを鳴らし、録音の「進軍ラッパ」を流し、署内の島袋文子さんや勾留されている方がた、支援者への罵詈雑言を大音声で叫び続けている。警察がほとんど何の規制もしないことへも、あまりの二重基準に、市民から抗議の声が上がる。
本日の『琉球新報』。ついに「一部の警察、防衛関係者」からすら「異論」が出るに至ったという規模の大弾圧。もはや安倍政権は沖縄に対し、主権者の意思表示たる選挙を全否定し『日本国憲法』を根底的に停止し、ファシズムの完成状態に突入している。
三宅洋平氏が「首相の妻」を高江に引き入れた事件。たとえそれが絶望的に稚拙な〝善意〟に発したとしてすら、理念として完全に破綻しており、現実には決定的マイナスとなるだろう。現場に立つ山城博治さんの苦衷を忖度すると涙が出る。それにしても「分断」とは常に最もおぞましい形で画策されるもの。
この国は、いよいよ凄まじい虚偽に支配されている。先週、名護警察署前の抗議行動で聞いた話。大阪府警機動隊員の息子を持つ女性が「いま沖縄では暴動が起こっている。息子はその鎮圧に出向いているのだ」と思い込まされ、友人がいくら説明しても、その〝洗脳〟は解けなかったと。茫然とするほかない。
関係者の御報告によると、さきほどからの右翼の大音声で、心臓に持病を持つ島袋文子さんの動悸が止まらなくなったため、いったん「取り調べ」が中止されたとのこと。
再びの『沖縄 今こそ立ち上がろう』は、最高潮に。皆で腕を組み、輪になっての大合唱。
山城博治さん。「我々の闘いが、ここまで必死にならざるを得ないほど国を追い込んでいるということ。搬入は残念だがねたとえどんなに機材が運ばれようと、それだけではただの鉄屑。作業員を入れない闘いをしよう。そのためには、より多くの結集を!」
安倍政権が、いま沖縄にしていること。国政選挙に全敗したから、暴力で威圧。豊かな自然と自らの生活を守ろうとする声を弾圧。生活道路でもある県道70号線を封鎖、ヘリパッド建設に抗議する人びとの自由を奪い、人権を侵害し、物理的な暴力も。ヤマトのメディアの大半は、この実態を正確に報道せず。
名護警察署前。集まった200名ほどの市民が力の限り手を振り、「文子さん、がんばれ~」「文子さん、みんながついてるぞ~」の嵐のような激励。