こう、『僕のヒーローアカデミア』の功績のひとつは、「ヴィラン」と言う単語を一般に広めたことではないか、とか、思ってみたり。 あとスピンオフのお陰で「ヴィジランテ」という単語もそこそこ広まった気はする。 ヒーローもののコミックの翻訳者としては、ありがたい(正直)。
ツイッターをさ迷ってたら、 「今のポリコレとか1960年代に『スタートレック』がとっくに切り開いてた! それに日本のアニメは追従して更に切り開いた! そこにやっと追いついたのが今のアメリカ!」 的な呟きを見かけ、「歴史改変SFの才能がある」と思った(素朴)。
あとまあ、「死後30年経った今、手塚治虫って、業績は語られるけど、作品については語られなくなったのだなぁ」ということをうっすらと悟って、ちと寂しくなってる。
この2日くらい、手塚治虫について考えていてフト思ったのが、「手塚と同世代の作家って、早世した馬場のぼる くらいしか、知られてなくね?」ということ。 こう、「手塚治虫が戦後のマンガ界を“独力で”切り拓いた」的な視野狭窄な史観が形成されがちなのって、この辺にも一因があるのかなぁ。
スタン・リーは若い頃は月80本脚本書いてて、往時はマーベルの全メディア展開を仕切りつつ新聞マンガを日刊連載した上で毎月数百ページのコミックを送り出したし、手塚より35年長く生きた分、業界に関わった期間も生涯で稼いだ金額も手塚以上だけど……作家の功績を量で計るのも虚しい話よね。 twitter.com/michihikofujie…
俺が年寄りになったこともあり、こういう意見を見かけると、「なんだか わけがわからないが 勇ましいことだなぁ」と言う、伸びたゴム紐のような感慨しか湧かなくなった。 日本のマンガも、アメリカのコミックも、数十年読んでいるが、こういう勇ましい言い切りは、俺には生涯できないだろう(内省)。 twitter.com/michihikofujie…
復刊ドットコムで働いてる人とメシを食い、「邦訳アメコミの復刊とかはできないの?」的な話をする。 「票が沢山入ってなくとも、復刊リクエストが出されれば、ぜんぜん検討しますぜ」と言われたので、今更ながら会員登録してみた。 落ち着いたら投票なりリクエストなりする(地道)。
多様な属性の新キャラクターをコンスタントに創造してった上で、新キャラに興味のない一般層にも話題にしてもらうため、スーパーマンやキャプテン・アメリカといった有名キャラクターを活用してる訳だけど。 結局、興味のない方は、有名キャラの方しか見てないのだなぁ、と。 難しい(思案顔)。 twitter.com/yuno_sarashina…
今は亡きフォーセット・コミックス社初のスーパーヒーローとして誕生して以来、80年に渡り「スーパーマンの二番煎じ」とそしられながら、独自の物語世界を紡いできたキャプテン・マーベル / シャザムに対し、「パチモンDCヒーロー」のキャッチコピーが冠されているのを見て、俺は、とても悔しい。
ワーナー・ブラザースは、1970年代に子会社のDCコミックス社に「この『デテクティブ・コミックス』とかいう売れてないタイトル打ち切りません? ていうかコミック出版辞めて、ライセンス業務だけにしません?」って真顔で提案した位、伝統的に雑に思い切りの良い会社なのでしょうがない(諦念)。
サンディエゴ・コミコンの「Best/Worst Manga」パネルで、『デッドプール:SAMURAI』がワーストのひとつに選ばれたそうで。色々と考えさせられる。
例の「セクシーポーズを取るサノス」のスタチュー、1年くらい前に投稿されてた3DCGのイラストの丸パクリだったそうで。 で、ショップの宣伝ツイートにオリジナルのアーティストが「私の作品のコピーだ」ってツッコミ入れたら、アーティストのアカウントが不明の理由で凍結されたとかで、中々ひどい。
今時のアジアの海賊版スタチューは、大体3DCGで原型作ってるし、テンプレート的なのも揃ってるし、何なら余所の商品も3Dスキャンできるので、「セクシーポーズを取るサノス」とかいうバカみたいなブツでも、そう苦労せず作れるのよね。見本通りの量産品が来るかは知らんけど(何か見た)。
こう、アメリカン・コミックスを読み始めるにあたっては、「なんかよく知らない枝葉の話が出てきても、気にせず本筋に集中する度量」っつーのが、まあ、割とあらまほしきものではあるけど、今やマーベル映画もそうした度量を求められる段階となったのかしら、と。
「いまのアメリカで、『ゴールデンカムイ』のような作品があるのだろうか」と、問われたら、俺的には『プリーチャー』をあげるかな。 フリークスと変態の混沌を強い信念を持つ主人公が突破していくロードムービー的長編コミック。ちなみにコミックス・コードが施行されてた1995-2000年にかけての作品。
「いまのアメリカで、こんな作品(『ゴールデンカムイ』)を創れるだろうか。発表できるだろうか」という前振りの後で、2011年に廃止されているコミックス・コードの話を始めるのは、どうかと思う。 twitter.com/uchujin17/stat…
格闘ゲーマーとかの界隈のイキった振る舞いを見てると、武道に「礼儀」とかの精神修養の概念が導入されてることの意味が分かるな。 強い弱いの格付けを常に意識させられる界隈であるが故に、勝ってる側の増上慢や、内ゲバ等々を未然に防ぐために、まずは礼儀で行動にアンカーを打つのだな。
LINEマンガで小学館集英社プロダクションの邦訳アメリカン・コミックスが配信開始されていた。 『スパイダーマン/デッドプール 』が35話まで無料だったんで、早速読み始めたけど、最初のエピソードが『デッドプール』11号ってのが、地味にハイブロウだな。
「特撮秘宝」の商標を出願したトランスメディア株式会社って、どっかで聞いたことがある名前だと思ったら、スタジオハード・デラックスの子会社か(参照:hard.co.jp/associatedcomp…)。 要は、「映画秘宝」新編集長(=スタジオハード・デラックス代表取締役)の仕業ですな。 twitter.com/tksthiho/statu…
現代にも石川賢のマンガを読む若者はおり、その彼が、アニメ『ゲッターロボアーク』の放映を機に、親しい人に己の石川賢論を熱く語り、その熱を伝播させる。 これだよ。これこそ『アーク』が今の時代に放映される意義だよ。
本屋のマンガコーナーで、大学生くらいの青年が、ツレのゴスロリ服の女の子に「アニメ『ゲッターロボアーク』はどのようなシメになるか、石川賢のファンとしては、石川賢以外が決着を着けることにどう向き合うべきか」的な話を熱く語っていた。意気や良し。
『スーパーマンvs飯』で、ふと思い出したのは、屋台のプレッツェル🥨にマスタードをかけて、スゲェ美味しそうに食べてるシーン。 このプレッツェルにマスタードって組み合わせ、いつか試したいと思いつつ、もう十数年、試せてない。
なお、本家コミック版のデッドプールは、平行世界アース-616の住人で、映画『デッドプール』のデッドプールは平行世界アース-TRN414の住人、「ジャンプ+」の『デッドプール:SAMURAI』のデッドプールは平行世界アース-TRN800の住人だ。 違う世界の違う人間であって、同一人物ではないぞ。
RTしたツイートに付いてた「自分はポリコレってエログロを完全に規制しろって事だと思ってた」的な呟きを読んで「あぁ」と、得心するなど。 なんつーか、個々人が「ぼくはこう思ってた」的な「勝手に考えたポリコレの定義」を手にして殴りあってちゃ、対話にはならんなぁ、と。 バベルの塔か。
今度ハズブロが出す「デッドプールズ・ヘッド(Body not included!)」。 等身大の「首」の玩具ってのもアレだけど、センサー内蔵で600種類のセリフを自動で喋る上(目と口も連動可動!)、会話のプログラミングもできる(アラームにもなる!)って、本気でどうかしてるな。 予約したけど(シレっと)。