澤田克己(@SawadaKatsumi)さんの人気ツイート(いいね順)

26
韓国とポーランド、イスラエルもまた、自らを犠牲者だったと規定し、自分たちに非などあろうはずがないという態度で反撃します。「集合的無罪」を主張することで、自分たちは全て免責されるのだと強弁し、歴史的事実の誇張や濫用もいとわない攻撃性を見せます。4/15
27
契機となったのは、終戦直後に朝鮮半島から引き揚げた日本人少女(現在は米国在住)の逃避行を描いた自伝的小説を在米韓国人が問題視し、それが韓国に飛び火した論争です。その時に「犠牲者意識ナショナリズム」という言葉を使ってコラムを書いたら、猛烈な反発を受けたといいます。2/15
28
あのカレル・バン・ウォルフレン氏が、ネットで「正義」を探し、コロナ陰謀論、温暖化陰謀論を主張するようになっていたとは。2時間にわたるインタビューをして背景を探ったものの…。 これは驚きだなぁ。考え込んでしまう。 mainichi.jp/articles/20210…
29
第2次大戦の終結後、さまざまな理由で物理的な民族大移動が起きました。特筆すべきなのは、多くの民族が戦争に関する自らの記憶と共に米国へ移住したことです。現実の歴史では無関係だったはずの「記憶」が米国で出会い、互いに刺激し合い、利用し合う形で先鋭化していきました。5/15
30
著者の批判は、韓国、日本、ポーランド、ドイツ、イスラエル全ての国での「犠牲者意識ナショナリズム」の態様に向かいます。韓国のナショナリズムについてもセンシティブな領域に踏み込んで批判しています。それなのに昨年夏の出版時に、韓国各紙の書評は総じて好意的だったので驚きました。11/15
31
著者は、ナショナリズムというのは他民族との比較あってこそのものだと指摘します。国境を超える歴史的想像力がなければ、そもそもナショナリズムは成立しえないからです。そして日韓やイスラエル・パレスチナの犠牲者意識ナショナリズムは「負の共生関係」にあるのだと説きます。7/15
32
それでも冷戦中はイデオロギー対立という現実が強権的に蓋をしていたけれど、冷戦終結によって「記憶」は現実社会への影響力を強めるようになります。それが、日韓をはじめ、世界各地で一斉に「記憶の戦争(著者の呼び方)」=歴史認識紛争を引き起こしているのです。6/15
33
著者は韓国メディアから強い反発が出なかった理由について「韓国だけを批判したなら反発されたろうが、日本も、ポーランドも、ドイツも問題だと書いているからではないか」と笑います。ただ主要紙の中でハンギョレ新聞だけは無視だったそうです。受け入れがたい部分があったのでしょう。12/15
34
広島の平和記念資料館の建物が、大東亜共栄圏を誇るために計画された幻の建造物の設計を下敷きにしていること。長崎で布教したアウシュヴィッツの聖人コルベに反ユダヤ主義の疑惑が持たれたのに、日本のキリスト教関係者は知らんぷりをしていたことへの疑念も示されます。10/15
35
統計だけで論ずるのは無理がありますが、少なくとも韓国の生活水準が日本より低いなどとは言えなくなったのは明白。筆者の言う通り、互いに教訓を得ることができる相手になったということ。これを活用しないのはもったいない。 [寄稿]日本は韓国より貧しくなったのか japan.hani.co.kr/arti/opinion/3…
36
ドイツが、ホロコーストへの謝罪とは違い、旧植民地で行った虐殺には正面から向き合ってこなかったことも批判されています。この問題では昨年、いちおうの決着を見ましたが、ドイツは法的責任を認めずに金銭の支払いをしており、当事者には強い不満が残っています。9/15
37
尹錫悦大統領の光復節演説。事前の見立て通り、日本への言及は落ち着いたものだった。かつての植民地支配者は、いまや共通の価値感を持つ隣人だというもの。対日関係改善を目指す姿勢がぶれないのは、内政では明らかにマイナスに作用している頑固さに通じるのかもしれない。
38
ウクライナ侵攻でわかった 欧州の対中融和の終わり | | 西川恵 | 毎日新聞「政治プレミア」 mainichi.jp/premier/politi… 徐々に強まっていた対中警戒感がウクライナ侵攻で決定的なものになり、アジアの厳しい安全保障環境に欧州が目を向けるようになった。欧州首脳の相次ぐ来日がそれを示している、と。
39
独外相、ポーランドの賠償要求を拒否「決着済み」:日本経済新聞 nikkei.com/article/DGKKZO…
40
ドイツが今年5月、1世紀前の虐殺を謝罪して旧植民地ナミビアに約1470億円支払うことで合意しました。ただし「賠償」ではなく、道義的な責任に基づく支援金。これで収まる保証がない点を含め、日韓の慰安婦合意に似ています。 「記憶の戦争」第3回です。 mainichi.jp/premier/politi…
41
菅首相はG7同行記者団に、文大統領が2回挨拶に来たから「挨拶を返した」と。相手に問題があるから会談しない、挨拶も相手が話しかけてきたからと言うのは、慰安婦問題を理由に日韓首脳会談に応じなかった時の朴槿恵前大統領と同じ。日本は当時「問題があるからこそ会談すべき」と説いていた。
42
日本の研究力、低落の一途 注目論文数10位に: 日本経済新聞 nikkei.com/article/DGXZQO… すぐ後ろ(12位)に韓国が迫ってますよと言えば、真顔になる人もいそう。
43
日本政府内を取材しても「日本の2発は間違い。意固地になって修正していないのは問題だ」という声が聞かれます。安全保障政策に関する部署が感情論で対応しているのは、危機的だと思います。 北朝鮮弾道ミサイル、発射は1発 米国防総省が明らかに | 2021/10/26 - 共同通信 nordot.app/82568062984283…
44
「ベトナムでは『日本は貧しい労働者たちの出稼ぎ先』というイメージが定着しています。だから余計、優秀な人ほど日本では働こうとは思わない」 そうなんだろうなぁ、と思います。認めたがらない人も多いけど。 コロナ禍で加速するベトナム人の日本脱出 wedge.ismedia.jp/articles/-/230… @WEDGE_Infinity
45
この原稿を書くためにコロナ死者数を改めて確認し、ため息が出ました。アワ・ワールド・イン・データによると、16日時点での人口100万人当たりの累計死者数は日本122.16人、韓国42.38人。他の経済指標での日韓逆転はまだしも、これはひどすぎる。 weekly-economist.mainichi.jp/articles/20210…