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LGBT理解増進法案について、自民党の萩生田政調会長は「新しい議員にも入ってもらって議論を進めたい」と。旧統一教会から「絆は深い」と言われている萩生田氏の言う「新しい議員」、不安しかない。少なくとも党内の議論で誰が賛成し誰が反対しているか明らかにしてほしい。mainichi.jp/articles/20230…
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LGBT理解増進法案の「差別は許されない」という言葉にすら反対している西田昌司議員のYouTube。もはや陰謀論のレベルで唖然。「LGBT問題は秩序を潰そうとする左翼政党の先鋒」「LGBTもふたおや(両親)がいる。次の子が生まれない。秩序を押さえ、わきまえた議論を」→
youtu.be/nLm7PNT2Qb8
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まず一昨年のLGBT理解増進法案の内容について、西田議員は「差別は許されない、それ(差別)を禁止するという文面があった」と言うが、これはデマ。法案では基本理念等に「差別は許されないという認識」のもと、理解増進の施策を進めるという文言だった。明らかに禁止規定というレベルでもない。→
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西田議員「差別は許されないと書くと、社会が分断」「差別をされたと当事者に言われたら紛争になる」と。いま実際に深刻な差別が起きているのだから法で禁止しなければならないのに、「差別されたと言われたら紛争になるからダメ」と。被害者ではなく加害者を守りたい人。差別をし続けたい一心か。→
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端的に言うと西田議員は「仕方ないから多数派の俺様たちがほんの少しだけ容認してやるから、わきまえろ」と言っている。同性カップルでも子育てをしている人もいるとか、LGBTQに限らずシングルで子育てしている人とか、多数派でも子どもがいない人もいるとか、いろいろ追及できるポイントはあるが、→
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「LGBT問題は、既成の価値観や秩序を潰そうとする共産党など左翼政党によるもので、LGBTはその先鋒を担がされていて社会を分断する。そのマッチポンプが毎日新聞。オフレコと言いながら報じた」と。何を言っているのか。少なくとも今苦しんでいる当事者のことを考えるつもりは皆無ということはわかる→
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「LGBTも『ふたおや』『両親』がいる。その仕組みを次の世代に伝えないと。社会の秩序を押さえた上で、性的な指向は、容認できるところは容認するが、分断されないような配慮が必要。わきまえながら議論しなければならない」と。結局「生産性がない」人たちは「わきまえろ」ということなのだろう。→
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西田議員は「個人の尊厳を認めると言って、家族や伝統的な価値観から人間を分断していく」「それはマルクス主義にたどり着く」「かつて教育勅語のように、日本人の伝統的価値観を公教育で教えてきた」「憂いた安倍総理が第一次内閣の際に教育基本法を改正して愛国心を書き加えられた」とも。唖然。
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そもそも西田議員の根底には「国のために子を作れ」という観念がある。そのために性や家族のあり方を押し付け、それを「秩序」と呼び、社会の「ふつう」に当てはまらなければ排除し、マイノリティが苦しめられていて声をあげても「わきまえろ」と。これを差別と言わずして何と言うのだろうか。→
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「署名を呼び掛けた松岡宗嗣さんは7日の記者会見で『私たちは明確に差別を禁止する法律が必要だと思っている』と議論を後退させないよう訴えた」「『差別は許されない』という文言ですら反発するのは差別をしたいと言っているようなもの。元秘書官とほぼ同じ認識ではないか」
mainichi.jp/articles/20230…
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こちらも繋げます。 twitter.com/takedasatetsu/…
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G7で「理解増進法作った」とアピールしても、国際的には「法整備した」とはカウントされないレベル。立憲も当事者の困難を置き去りにして、そんな法律の成立を求めるのか。安住議員「問題は本当に自民党内ですから」じゃなくて、立憲も"大前提"となる差別禁止を求めてほしい。
news.tv-asahi.co.jp/news_politics/…
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LGBT理解増進法案への反対理由として、高市大臣は「当事者が企業に採用されにくくなるのでは」と。まさにそれこそが「差別的取扱い」であって禁止すべきもの。人権は「負担のない範囲で理解してあげる」みたいなお気持ちの問題ではない。しかも→
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しかも高市議員は経済安全保障担当大臣なのに、理解増進すら「企業に促せるかどうかもわからない」と。"理解増進"法なのに、企業への理解を促せるかもわからないというのは、本当に何のための法律なのだろう。
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全国各地のプライド団体が声を上げている。その裏に多くの当事者の姿。「見えない所で涙を流している人がたくさんいる」「差別は人の心を壊します」「辛い思いをしている全国の仲間たちと連帯します」「理解増進ではなく差別禁止を」政権はこの声と真摯に向き合ってほしい。
huffingtonpost.jp/entry/lgbtq-so…
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偏見を助長したくない、ゲイ当事者も配役される、葛藤しつつ制作の体制も考えて役を引き受けた鈴木亮平さんの覚悟。性的マイノリティの当事者ではなく「差別が根強く残る社会の側に問題がある」同性婚の法制化は「尊厳を守ることに繋がる」と言い切ってくれる力強さ。→
kanaloco.jp/news/culture/b…
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鈴木さんはもちろん、記者の姿勢や言葉も相まって、誠実さが伝わってくる記事。「かつての浩輔のように、今この瞬間も、人知れず偏見と差別に耐え忍ぶ性的マイノリティーの人たちがいる。鈴木はその事実から目をそらさない。『自分の性の在り方が当然のものだと感じられる作品が増えていくべき』」
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差別禁止でもない「差別は許されないとの認識」という文字すら消そうとする自民党。立憲の長妻政調会長は「差別という文言を入れると、社会の分断を呼ぶとの意見もあるが、全く逆だ」とけん制。文言修正は「認められるはずがない」。当然だしそもそも差別を明確に禁止すべき。
jiji.com/sp/article?k=2…
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岸田首相の秘書官によるLGBT差別発言で、法整備何もないことが問題視され、岸田首相は「不当な差別はあってはならない」と言う。そのまま差別禁止法を作ればいいのに、なぜか"理解増進"が検討され、しかも自民党は「差別という言葉を入れたくない」。岸田首相の「差別はあってはならない」は嘘か。
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「差別の定義があいまい」も詭弁。差別的取扱いは"合理的な理由のない区別"、各ケースごとに判断。既に男女雇用機会均等法では、雇用における性差別を禁止し、障害者差別解消法では、障害を理由とした差別を禁止している。これらも「差別の定義が曖昧」と反対なのだろうか。
asahi.com/articles/ASR29…
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「『嫌だと言うのも多様性の一つ』と主張する人がいると聞いて驚いています」人格否定は「多様性ではなくただの暴力」"撤回"というのは「日本語としておかしい」差別発言を"撤回"はできない。「認識を改めて多様性を尊重する社会にするように努力するのがあるべき姿」digital.asahi.com/articles/ASR29…
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「当事者が差別と感じたら差別」だから、LGBT理解増進法案に「差別は許されない」との文言が入ってしまうと、訴えられた側は"差別意識"がない場合もあるのに、司法が「内心」に介入することになり、社会の分断を招くと。見識を疑う酷い内容の記事。一つひとつ見ていくと、→
fnn.jp/articles/-/484…
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まず、何度も投稿しているが、差別とは「合理的な理由のない区別」のこと(例えば「異性愛は普通で、同性愛は異常」など)。差別だと感じたらなんでも差別になるわけがない。そして今求められている法律は「差別的取扱いの禁止」で、例えばトランスだからと採用拒否など「具体的な取扱い」を指す。→
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差別"発言"を禁止するものでもないし、罰則規定もないから刑事罰になるわけでもない。当然「内心」を罰するのでもない。記事の「心の中にあることを罰するのですか」は見当違いも甚だしい。さらに言えば、LGBT理解増進法案の「差別は許されないとの認識」という文言は、→
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「訴えられた側が差別意識はない場合もあるため、司法が『内心』に介入することになり、社会の分断を招く」というのは、やはり根本的な認識が誤っているとしか言えない。「差別意識はない」というのはよくある言い訳の典型例だが、差別は悪意があるかないかなど、「意図」の問題ではない。→