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『もののけ姫』(1997年)で3DCGやトゥーンシェーディングが使用されていた事に驚いた、というツイートを見かけました。
はい、確かにスタジオジブリCG室は、遅くとも1996年の年明けには、トゥーンシェーダーを使い始めていました。
(つづく)
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昨日お伝えしたように、世界初のトゥーンスタイル(輪郭線を伴う)の3DCGはディズニーによって1987年に発表されたのですが、スタジオジブリが『もののけ姫』で使用したトゥーンシェーダはディズニー製ではありません。
(つづきます) twitter.com/ktmax4/status/…
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補足その1:宮崎監督からの電話をとったのは、当時所属していたリンクスの制作部長のTさん。ジブリからの発注に興奮したTさんは、マクロスをプレゼンした事実をしらなかったため、「特別チームで対応する!」とか言い出して、ちょっとヤキモキしましたが、結果私が担当することになって一安心。
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補足その2:トンネルに向かっていく飛行艇(?)は3DCGではなくて、大塚伸治さんによる作画です。
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ここ数日のタイムラインをみていると、随分と早い時期から!と驚かれる方が多いですが、このトゥーンシェーディング技術自体は、1987年のSIGGRAPH(シーグラフ)でディズニーの研究者が発表したものです。
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『シドニアの騎士 あいつむぐほし』発表されました!
劇場版です!!2021年公開です!!!
そしてこれが、長道です!(驚)
#シドニアの騎士
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補足その3:CGカットと書きましたが、未来都市の細部(窓や細かい凹凸等)を3Dモデルとして作り込んでいるわけではなく、美術監督:武重洋二さんが描いた背景画を、カメラプロジェクションマップというCGの技法を用いて、大雑把なモデルに貼り付けているにすぎません。”飛び出す絵本”程度の立体です。