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諸説ある中の一つではあるけど「幽霊は楽しい場所へ行くから、実は悲惨な事件のあった廃墟なんかには現れない」という話があり、それに則って考えるとじゃあ曰く付きの廃墟へ肝試しに行った人が見た「幽霊」は幽霊ではないもっと別の「怖い何か」だったのかもしれないと云々。
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87。肉体年齢17歳。不慮の事故で亡くなった少女の身体に本体である触手が寄生している、寄生型のクリーチャー女子。三大欲求の中でも食欲と睡眠欲だけ存在し喜怒哀楽を持ち合わせず知能は低いが、稀に生前の人格が戻って来る。何故か自分で服が着られない。モチーフはホネクイハナムシ。 #青い標本箱
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朝蜘は人間を食べたくないし人間になりたいと願っているけど、朝蜘が持っている優しくお節介な性格は人間を寄せる為にプログラムされた寄餌的なものだから、仮に人間になったとしてもその性格は無くなるしそこに居るのは現在の朝蜘ではないのでどうしようもない。 #青い標本箱
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切メ蜂拝。17歳。博愛主義の様に笑顔を振りまくものの実際のところはそうではない、人間を食べる事に対してさして葛藤も抱かない。やや飄々としつつも一途な性格。たまに感情が虫並になるので怖い。モチーフはカマキリとスズメバチ。 #青い標本箱
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黒井鈍色。16歳。痛覚を操れる賢いクリーチャーを作ろうとしたら知能&精神年齢小学校低学年レベルの痛覚3倍泣き虫が生まれてしまった。喋るのが得意でないので普段は「ぴ」の一言で応答する。騙し易く御し易いが弱さに油断しているとばっくり食われるので危険。モチーフはアラゲインコ。 #青い標本箱
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朝蜘悠真。18歳。蝶々と綺麗なものが大好きな優しいお節介焼き。人間を食べなければ生きていけないものの人間を食べる事に激しい葛藤があるクリーチャー女子。モチーフは蜘蛛とその時によって色々。 #青い標本箱
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美術館へ行ったら人が居らず、一人回っていたら学芸員らしき女性が目を閉じて佇んでいたので「人が居ないんですね」と言ったら「居ますよ」と言われ目を開いた彼女の瞳に人間の顔が無数にひしめいているのに気付き名札を見たら「地獄」と書かれていたのでこれも作品かと気付いたところで夢から覚めた。