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一期一振と鶴丸国永を描きました
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この話には続きがあって、実は私の中で橙は海の色だったんだよね。もう少し黄みがかった色がよかったけれどチューブにその色がなかった。それを伝えたら「いいね、先生もべっこう飴を散りばめたような海大好きだよ」といって、一緒に理想の色を作ってくれたのでした。とても思慮深い、優しい人だった。
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ああ、そうやって言葉にするんだ。そうやって、言葉にしていいんだな、ってすごく嬉しかったんだよ。
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小さい頃、お絵かきの授業で夕焼けの色を3色選ぼうって課題が出て周りが赤や黄色を選ぶ中、橙と青と紫を選んで笑われたんだよね。その時「夕陽と置いてきぼりにされた昼とこれからくる夜の色だね」っていってくれた教育実習の先生、名前も顔も覚えてないけれど、あの人も気づかせてくれる人だったなぁ