201
安倍晋三は、真っ当な刑事手続を経て全ての真相を明らかにし、きちんと獄に繋がれて罪を償った上で、天寿を全うすべき人間だよ。
202
毎日さまざまな理不尽な理由でたくさんの人の命が奪われる。痛ましいと思いながらも、私とは縁の薄いその人たちの命に大した関心は払わず、私は毎日を生きている。安倍晋三の命についても、それ以上の興味はない。
私はただ、彼の罪と真実にだけ用がある。
203
「テロは絶対に許されない」とまず述べる人について批判するつもりはない。全くその通りだと私も思うからだ。しかし、まずこの枕詞を言わなければ発言できないかのような空気には断固として抗いたい。
そもそも事件の背景すら定かではない。どんな事件なのかすら定かではない。
204
9.11を思い出す。
9.11が起きたときに、「初めて」そのような大変な事件が起きたかのように語りはじめた人たち。茶番。辟易する。
205
テロは民主主義を破壊する。まさしくその通りなのだが、そうなのだとすれば、安倍晋三が第一次政権以来一貫して行ってきた施策の数々を思い起こさないではいられない。
206
命は尊い。まさしくその通りなのだが、だとすれば、真面目で誠実に働いてきた一人の公務員に公文書改竄を強いて自死に追い込むような権力のあり方を思い起こさないではいられない。
207
みなさん、民主主義とか人一人の命とか、そんなに大事にしてたんですか？ 知らなかったよ、びっくり、という感想を禁じ得ない。
209
人を「極左暴力集団」などとラベリングして散々ストーカーしながら公安が作ったデータベース、ほんと何の役にも立たんのやな。
210
これを当の落合がRTしてるんだけども、この件、ほんと色々変なんだよ。
批判と罵詈雑言が違っているとして、誰かへのネガティブな言及が暴力を後押しすることがあるとすれば（ないとは言わんよ）批判でも罵詈雑言でもどっちでも後押しするでしょう。なんで区別できるのかがわからん。 twitter.com/kemukemu55/sta…
211
批判であれ罵詈雑言であれ、それは世直し動機による暴力を誘発するかもしれない、って話なら一応理解はできる。そういう可能性がありうることを否定もしない。ただ、それをこういうやり方でわざわざ言及する意味ってなに？
誰かに対するネガティブな言及そのものを萎縮させる効果しかないよね。
212
しかも、そういうネガティブな言及の集積が実際の暴力につながったケースなんて、最近だけでもいくらでもあるのよ。在日朝鮮人に対するそれ、辻元清美さんへの嫌がらせ、その他色々。津久井やまゆり園の事件だってそうだ。
213
これまでにもさんざんミソジニー、障害者差別、レイシズムを垂れ流す、それこそ安倍晋三本人を含む与党政治家連中があちこちで吹聴してても「それが実際の暴力を誘発しかねない」って諌める声がどれほどあっても、その間、落合その他の連中は何してたんや。
214
悲しみも喜びも全くない。
今後、彼が訴追され法廷に立たされることは決してないのだ、罪を償うことも反省することもないのだ、ということだけが本当に残念。本当に本当に残念。
215
私の故郷を長年に渡り踏み躙り、今なお踏みつけにしているその張本人の死を、悼むとか、何かご冥福をお祈りしますとか、全然無理。そんな気持ちには全くならない。吐き気する。
216
死んだら生前の悪事を無原則にチャラにするの、犠牲者に対する最悪の冒涜だろ。
まず殺し、黙認によって二度殺し、今度はその加害者を美化して見せて三度殺すのか、野蛮人ども。
217
すごく不思議なのだが、「功罪を語る」って、どこに功があるんだよ。実際功って言ってるの、アベノミクスの成果だの外交だの、嘘しかないじゃん。
219
あべのもたらした最悪のものの一つは、言葉の破壊なんだよな。言論の自由をまもれ、と言いながら言論の自由を破壊してきた人たちと、いま民主主義を守れと言いながら民主主義を破壊している人たちと大分被る。
220
ほなら君は、赤木さんが死んだ時にはなかった人の心が、安倍が死んだら途端に降ってわいてきたんか。便利な心やの。 twitter.com/4iQ4eJd0S2Z6Gu…
221
安倍晋三が作り出した腐敗社会が、もはや安倍晋三抜きでも自動的に動き続けることを目の当たりにさせられる第二ステージ。ウンザリ感しかない。
今回の件で得したのは自民党内の反安倍派だろうし、安倍派にしても今後の権力再配置を意識して蠢き出してて、気持ち悪さしかない。
222
はっきり言うと、安倍晋三の死を追悼してる連中の方が「嬉々として」るんだよな。
フライングで訃報流してた近い筋の人間たちとか、ここぞとばかりに政治日程を感情論で推し進めようとしてる自民党関係者とか。
ほんと、恥ってないの、この人たち？
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安倍に対する暴力を「言論に対する暴力」というのは、どうにも引っかかる。この人は、手前勝手な定義で言葉の意味を破壊し続け、説明責任を常に回避し続け、およそ言葉で他者を説得しようとしたことはなく、ただ恫喝と一方的な宣言のためにしか言葉を用いなかった。生涯を通じてずっと。
225
彼は確かに何か言葉を発してはいたが、その言葉は常に一方通行で、権力の裏付けによってのみ意味を持ち、言葉そのものの力としては全く無内容な言葉ばかりを発していた。
一貫して非-言論の人であったし、反-言論と言ってさえ過言ではない。
日本がこんな国だということを、ガキの頃の自分に教えてやりたい。