「イエ!」拳衝突の瞬間、サツバツナイトはジゴクめいて叫んだ!「モトーッ!」セトは目を見開く!チャドーの力が!セトの中へ!流入してくる!サツバツナイトの拳、腕、肩、裂け目が生じ、血が噴き出す!「グ……」K-RAAAASH!「グワーッ!」セトの神話的視界が白く染まる!ソウル・ブロウナウト! 13
(((オヌシは星の海の只中に落ちようとしている。空気は果て、万物が凍りつく。対処せねばならぬ)))喉の傷が極度の熱で溶け、かりそめに溶接された。その熱もしかし、霜に覆われてゆく。極限状況下、かつてのニンジャスレイヤーの記憶がフラッシュバックし……ナラクの黒炎が……宇宙服を生成した。 42
🌟🆕【マーク・オブ・ザ・デビル】|ニンジャスレイヤー公式/ダイハードテイルズ @NJSLYR #note diehardtales.com/n/n01d9a97eac50 ヤマ山地で謎のUMAジャージーデビルの目撃情報が相次ぐ。報道特派員ナンシー・リーは助手のエーリアスとともに調査に向かった! 🍣大幅加筆修正、全面改稿な🍣
大樹の蔦が自壊し、アステロイドベルトじみた散らばりとなりながら、それは今、地上への道標めいていた。(イイイ…)ニンジャスレイヤーは残るカラテ全てを振り絞った。ナラク・ニンジャが応えた。(イイヤアアアーッ!)推進!たちまち二者は燃える流星と化した!ヒサツ・ワザ!アラバマオトシ! 42
羽交い締め態勢の流星は、大気圏を貫き、空を破り、瞬く間にネオサイタマ上空に!そして、ナムサン!枯死した大樹が今まさにバラバラに崩れゆき、本来の姿をあらわにする摩天楼、マルノウチ・スウゴイタカイビルに!崩壊した屋上部に!突入した!KRA-TOOOOOOOM!KRA-TOOOOOOOOOOM! 43
「イイイイイヤアアアアアアーーーーーーッ!」「グワアアアアアアアーーーーーーッ!」スゴイタカイビル全フロアを貫通し、強制的に凄惨な中央吹き抜け構造を造りながら、アラバマオトシは今、ワザを編み出した伝説のニンジャ、デスフロムアバブすら想定しなかった高度を落下し……大地を貫いた! 44
「イイイイイイイイイイイイイイヤアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーッ!」ニンジャスレイヤーはアヴァリスの脳天を銀のオベリスクに、叩きつけた!無数の荒ぶる魂の咆哮が、ナラク・ニンジャの凄まじい叫びが、大空洞に木霊する!「「サヨ……ナラ!」」アヴァリスは、爆発四散した! 46
◇今日もあなただけにニンジャスレイヤーのおすすめエントリーポイントをお伝えしていきます◇
【これまでのあらすじ】 明智光秀の世界侵略を阻止したニンジャスレイヤーのカラテに、闇の古代リアルニンジャ勢力「ダークカラテエンパイア」が興味を向けた。それはニンジャスレイヤーを狩りの獣にさだめた邪悪な儀式「カリュドーン」の開催に繋がった。
「Wasshoi!」裂け目に手がかかった。「Wasshoi!」叫びが発せられるたび、裂け目は大きくひろがった。「Wasshoi!」裂け目を広げるのは、赤黒く燃える手だった。「……Wasshoi!」赤黒のニンジャが、裂け目をこじ開け、セトの荒野空間にツカツカとエントリーしてきた。 56
「バ……カ……な」セトはその瞬間、リブートするUNIXじみて呆気に取られたのち、すぐさま思考復帰し、ニューロンを極度集中高速回転させた。赤黒のニンジャは構わずアイサツした。「ドーモ。ニンジャスレイヤーです」そしてジゴクめいて言った。「覚悟をしておけと、おれは言った。……わかるか」 57
【凄い人気】 🏝エビスモトリT🏝SALE中🌈 ニンジャスレイヤーのSUZURI公式Tショップでいま一番売れている。それはエビ。 suzuri.jp/DHTLS 派手な色使いながら、バイオ生物特有のゆるさと海産物の可愛らしさでほどよいバランスに。背面にはカタカナロゴつきで、ゆるさ増す。凄い人気。何故?
◆殺◆ ニンジャ名鑑N56 【ロブスター】 両腕のハサミで戦うヨロシサンのバイオニンジャ。公開当時、他のエピソード群とは一線を画するあまりにぞんざいで刺激的な内容に、ニンジャヘッズの間では作者ゴーストライター説さえも囁かれた。その後、三部作になった。 ◆殺◆
「ハトリ者ごときが……どの口でほざきおるか!」セトは瞬間的憤怒にかられた。モータルの護衛に興ずる神話リアルニンジャ、ヤンナルネ!彼は全リソースを投入しドラゴン・ニンジャを容赦なく破壊し去りたい欲求を電子コンマ001秒で抑え込み、ニンジャスレイヤーとのイクサに集中する! 29
01001……1001001……ナンシーの頬を電子涙が伝う。00101……「まだだ」……ニンジャスレイヤーの声がコトダマ空間に響いたように思った。……0010……何かが応えた……正体不明の声が、混線した! (((然り!まだだ。終わらせてなるものか。まだだ、マスラダ。……フジキド!)))  46
セトは見た。ニンジャスレイヤーの中から邪悪なニンジャソウルが噴き出すのを。邪悪な炎は竜巻を汚染し、嵐の中で翻弄されるニンジャスレイヤーとサツバツナイトに絡みついた。荒野に散在するオリガミが燃えた。ニンジャスレイヤーとサツバツナイトを、邪悪なニンジャソウルが繋ぎ止めていた……。 47
ニンジャスレイヤーとサツバツナイトは嵐の中で刮目した。その瞬間にセトのニンジャ第六感が感じ取ったのは、根源的危機の予感だった。彼はニューロンを、命を燃やし、アルファ・フージン・ジツを加速させた。「イイイイイイヤアアアアアーッ!」「「イイイイ……イイイイヤアアアアーッ!」」 48
竜巻の中、邪悪なニンジャソウルの推進力を身にまとった二人のニンジャは、カラテで宙を駆け、赤黒黒橙の風と化し、二重螺旋めいて降り注いだ。セトは迎え撃った!「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」49
「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」… twitter.com/i/web/status/1…
セトはアルファ・フージン・ジツにオシリス・スプリッターを乗せた!無限拡散するセトの写し身はニンジャスレイヤーとサツバツナイトに絶え間ないカラテを浴びせ続ける!だが、おお、ゴウランガ!ニンジャスレイヤーとサツバツナイトは止まらぬ!セトの周囲を駆け巡る! (((ニンジャ!殺すべし!))) 51
全周囲を巡る無限多段攻撃にセトは無限分身で対応する。カラテを凌ぎ切る。神話的ニューロンに無数の感情が去来する。なにゆえ余は命を懸けている?なにゆえ、この満身創痍の二者がなおカラテで立ち向かってくる?なにゆえ……余は……滅びるのか!?(((グググハハハハ!))) 残酷な哄笑が応えた! 52
拳、蹴り、掌打、鈎手、回し蹴り、跳び回し蹴り、チョップ……二人のニンジャが繰り出す多重のカラテがセトの分身の速度を上回った。畳みかけるカラテを、セトは分身を動員して防御するに至った。二人……否……セトはもう一つの影を見た。残像ではなかった。それがナラク・ニンジャだった。 53
(((それなりに骨のある相手であった事よ、セト・ニンジャ=サン!だがオヌシは所詮、カラテ至らぬニンジャに過ぎぬわ!インガオホー!即ちインガとは我也!カラテを見よ!音に聞くべし!心せよ!カツ・ワンソーの子らよ!全ニンジャよ!キンカクよ!ニンジャスレイヤーはここに在り!))) 54
「「「イヤーーーー-ッ!」」」「グワーーーーーッ!」三つの炎が三方向に跳躍し、セトを離れた。暗黒カラテ、ナラクアラシノケン。ニンジャスレイヤーが、サツバツナイトが着地し、ナラク・ニンジャが掻き消えた瞬間、全ての打撃がセトの肉体に刻まれていた。「サヨ…ナラ!」セトは爆発四散した!55
ニンジャスレイヤーとサツバツナイトは言葉もなく互いを見た。ザンシンする事すらままならぬ。悠久の時を生きたリアルニンジャが滅びた。時の力が天地を鳴動させ、爆発四散パーティクルが最後の咆哮を形作った。『貴様らの都に……最後の滅びを……くれてやる!』その残滓も、やがて、消えた。 56