オレの名はタキ。キタノ・スクエアビルの地下四階で情報屋をやっている。一階にはピザ屋の物件も持ってるが、あれは実際オレの本業のカモフラージュで、ただの遊びだ。オレの本業は情報屋。そしてテンサイ級のハッカー。この街はネオサイタマ――混沌渦巻くこの場所で、オレはサヴァイヴし続ける。 1
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◆年越しの高まりを感じる◆
🎍憩🎍年末年始な🍣冬のニンジャソン2022-2023|ニンジャスレイヤー公式/ダイハードテイルズ diehardtales.com/n/na79dbca23dce 🍣今年も一年、ご愛読いただきありがとうございました。ニンジャたちは憩っています。冬のニンジャソンは、ニンジャ年賀状コンになります。1月1日から受付開始です!🍣 #ウキヨエ
「先ほどの問題の答えは、逃れ得ぬ死だ。ハイクを詠むがいい、クエスチョナー=サン!」「バカな……俺が……謎掛けに破れるとは……!」クエスチョナーの体は痙攣した。凄まじい鮮血を壊れたシャワーのように噴き出し、ニンジャスレイヤーを染め上げる。そして「サヨナラ!」爆発四散した。 54
「ヒントはこれだ! イヤーッ!」「グワーッ!?」怒りに満ちたニンジャスレイヤーの右ストレートが、クエスチョナーの両腕ブロック防御を揺るがす!「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」クエスチョナーは再び弾き飛ばされ、壁際へと追いやられた! もはや逃げ場無し! 49
「ま、待てニンジャスレイヤー=サン! そんなものは謎掛けでは……!」クエスチョナーは動揺しながら迎撃カラテを構えた。クエスチョナーにとって謎掛けとは弱者に対する一方的な暴力であり、自分が謎掛けを受けることなど想定していないのだ。 48
「どうやら謎掛けが好きと見える。ならば私からも問題を出してやろう」ニンジャスレイヤーはクエスチョナーの謎掛けには取り合わず、逆に自ら出題しながらツカツカと歩み寄った。「この後、オヌシを待つ運命とは?」 47
「待て! ニンジャスレイヤー=サン! ここで問題だ!」形勢不利と見たクエスチョナーは、懐から銀色の起爆スイッチを取り出して見せつけた。「これが何か解るか!? 俺がこのスイッチを押せば、この一帯は即座に」「イヤーッ!」「グワーッ!?」 45
「何!?あれはまさか!」驚きに目を剥いたのは、出題したクエスチョナーの側であった。何故ならば……おお、見よ!暗闇を抜けて現れた暴走トロッコの上には、直立不動の腕組み姿勢をとる謎の赤黒いニンジャの姿!直後!「Wasshoi!」禍々しくも躍動感のあるシャウトが、レアアース坑道に響き渡った!38
【前回のあらすじ】フジサン地下レアアース採掘場で違法操業をしていたマイナーたちは、ソウカイヤの始末屋ニンジャ「クエスチョナー」に捕まり、暴走トロッコの走るレール上に並べられてしまった。路線を切替えれば1人、切替えねば6人が轢殺!選択を迫られリーダーが自己犠牲的行動に出た、その時!
🎄🍣MERRY CHRISTMASな🎄今年も一年たくさんのRTスシとメンバーシップでの応援ありがとうございました。年内のニンジャスレイヤーはまだまだ続きます! 🍣ARIGATO SUSHI🍣 Ninja Slayer AoM Season1の公式イメージイラストができました🍣illus. @gida0730 -san
「何!?あれはまさか!」驚きに目を剥いたのは、出題したクエスチョナーの側であった。何故ならば……おお、見よ!暗闇を抜けて現れた暴走トロッコの上には、直立不動の腕組み姿勢をとる謎の赤黒いニンジャの姿!直後!「Wasshoi!」禍々しくも躍動感のあるシャウトが、レアアース坑道に響き渡った!38
モテギは覚悟を決めた。ナムアミダブツ。迫り来る暴走トロッコは普段の何倍もの大きさに見えた。明らかな自殺行為である。それでも彼は、引き下がらなかった。ALAS!このまま彼らは暴走トロッコに轢殺されてしまうのであろうか!?……だがその時、信じられない出来事が起こった。 37
両手両足の出力インジケータが極大値を示す。関節部から圧縮空気が吐き出され、耐衝撃モードへと移行する。モテギは絶望と狂気の中、オスモウの英雄たちに祈った。それでも恐ろしかった。そして、無念であった。アニメ刺青の見せたあの笑顔が、ニンジャによって唐突に打ち砕かれたことに。 35
無謀!元スモトリのモテギは、自らのカラテと強化四肢サイバネを頼みに、暴走トロッコを止めようというのだ!「不可能だ!君がやっているのはただの思考停止と責任の放棄だぞ!不正解!」クエスチョナーが嘲笑する!だがモテギはなおも気勢を上げ、ニンジャの声を打ち消した!「ハッキョーホー!」 34
「……ハッキョーホー!」刹那、モテギの中で何かが爆ぜた!彼は切り替えレバーから手を離し、自らその横にあるトロッコレール上へと躍り出たのだ!頬を張って気合を入れると、スモトリ特有のファイティング・ポーズを取り、前方の闇を睨みつけた!まもなく暴走トロッコが現れるであろう暗黒を! 33
「何故出題したのか、だと?……決まっているだろう。君の反応を楽しむためだよ!そのためにこの状況を作ったのだ!」クエスチョナーは笑った!何たる外道!「アイエエエエエエ!」ガシュン!ガシュン!ガシュン!モテギは狂ったように切り替えレバーを前後に動かし続けた!「アイエーエエエエエ!」31
「どちらを轢殺するか、俺に選べというのか!?」モテギは這いつくばって嗚咽した。「ウオオーーッ!?仮に片方を助けられたとしても、俺は自責の念に駆られセプクするかもしれない!」倫理的命題に直面し、モテギのニューロンは追い込まれた!レバーを握り、叫ぶ!「何故、俺にこんな難問を!?」 30
「さあここで問題だ」ニンジャはモテギの髪を掴み、ねっとりとした声で囁いた。「救助は間に合わない。君の目の前にあるのは路線切り替えレバーだ。これを引かなければトロッコは直進し、お友達が6人轢殺される。だがこれを引いて路線を切り替えれば、別の1人が轢殺されるだけで済む」「何だと!?」28
「アイエエエエ!アイエーエエエ!」「助けて!助けてください!」「このままでは暴走トロッコに轢かれてしまいます!」分岐点から右のレールには6人のマイナー。分岐点から左のレールには1人のマイナー。ナムサン!このままでは、どちらか片方に轢殺の運命が待つ!マイナーたちは悲鳴を上げ失禁!27
「ト……トロッコか!?」「その通り。誰も乗っていない自動運転の装甲トロッコだ。間も無くここに来る」ニンジャは笑った。レアアース採掘場のトロッコとは即ち武装トロリーであり、その車体重量は、大型バスの数倍。自動運転ゆえ慈悲を持ち合わせず、数名の轢殺などものともせずに走り続ける。 26
「「「アイエエエ!!アイエーエエエエ!!」」」おお……何たる事態か!モテギの仲間たちは既にクエスチョナーによって捕獲され、ロープで縛り上げられたうえ、トロッコレールの上にマグロめいて寝かされていたのである!「お、お前たち!何てことだ……!」ナムアミダブツ!モテギは絶句した! 24
「助かりたいかね?では、問題だ。朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足の生き物とは何か?」ナムアミダブツ!困惑するマイナー2人を前に、ニンジャは突如、謎掛けを行った!「……エッ!?足の本数が時間で変わる!?サ、サイバネなのでは!?」アニメ刺青は狼狽した!「難しすぎて解りません!」 17
【今回の話は】 ・2030年代の「ネオサイタマ」が舞台です ・ジャンルは「サイバーパンク・ニンジャアクション小説」 ・常人にある日突然ニンジャソウルが憑依してニンジャになる世界観です ・サイバーパンクなので肉体を半機械化している奴も多い ・ニンジャのほうが強い ・治安は終わっている