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クロネコ、シマネコになるの巻
生賴範義が55年前に描いた新宿小田急完成予想図
父に関するインタビューの打ち合わせ。依頼主も本人も満足のいく仕事ができたのは71、2歳までだったろうと言った後に残酷だな、と思った。でもそれ以降明らかに絵が弱っていくのだ。2010年にある大きな仕事を納品したが採用されなかった。その事を彼はどう受け止めたのだろう。
これは驚いた。父がミュシャの「メディア」を模写していた。
昨日は父の6回目の命日、七回忌ではありますが諸事情あってみやざきアートセンターの長岡さんと墓参のみ。雲ひとつない青天で良かったです。 アトリエに帰って油絵の整理、ちょっと不思議な絵に再会して、「精密な静物画をじっくり描きたいんだ」と言っていたのを思い出しました。
今年に入ってから、生賴範義の油彩作品を宮崎市の旧みやざき歴史文化館で保管するための準備が進められています。父のアトリエからまずはみやざきアートセンターへ。長年にわたり高温多湿のアトリエで埋もれていた間に画面に付着した汚れや埃を、長岡センター長が丁寧に取り除いてくださっています。
コナン・ドイルの古典、「失われた世界」中原尚哉氏による新訳。生賴範義がかつて「ぼくらマガジン」の巻頭企画「恐竜伝説」に描いたイラストが表紙となって、創元SF文庫より今月末発売です。
生賴範義の素描。ハッチングの線が美しい。左下の馬がまた上手いこと。何のためのエスキースだったのかな。
47年前にここに越してきた頃、電話は近所の数軒が共同で回線を引いていた。昔のアパートの呼び出し電話みたいなものだ。しかしそれではご近所迷惑だし仕事にならないと、独自に回線を引いたため、「電話番号変更のお知らせ」なんだ。 で、この電話、描いたのだろうか。彼ならやりかねん。
その時も進行中の仕事があったが、発注先に詫びてキャンセルとなった。 豪胆かつ緻密な作風を身上とし、120歳まで描くとうそぶいていた画家にも、そんな事はお構いなしに認知症はやって来た。 せめてあと10年描いてほしかったが、十分すぎる仕事を遺してくれた、とも思う。
「生賴範義記念みやざき文化推進協会」の公益社団法人化と期を同じくして、生賴の油彩作品の恒久的保管への道筋が定まりました。ありたいことです。
生賴範義画集〈SAKYO MOVIES〉見本出来ました。 「復活の日」「日本沈没」「首都消失」。 小松左京原作の映画のために生賴範義が描いたイラストレーションが 一冊になりました。 10/15、復刊ドットコムより刊行になります。 note.com/fukkan_com/n/n…
「怪獣王子」の製作に名を連ねている瀬戸口智明という方は、生賴範義に初めてイラストを描かせた人です。父と高校が同窓で広告代理店に勤務、新聞広告や社内報のカットなどの仕事を世話してくれた恩人です。 twitter.com/takerumitsuru/…
宮崎では4回目となる生賴範義展、10/17より開催です。 今回はさまざまなイラストレーションを描くための資料(写真、スケッチ、デッサンなど)を作品と並べて展示し、そのイマジネーションの展開と深化を探ります。
普通なら着荷と同時に担当者から感謝と絶賛の電話が来るのに、それがないまま報酬が振り込まれていたと、何年か後に母から聞いた。 父が納品後の経緯を問い合わせたかどうかはわからない。多分してないだろう。翌年彼は脳梗塞の発作に見舞われ入院する。
小松左京氏の長編第1作、 「日本アパッチ族」。 生賴範義の装画(1980年改装時)で 角川文庫から復刊されます。 9/18発売です。 開高健の「日本三文オペラ」とあわせて再読したい!
生賴範義画集「狼男達」の見本が出来ました。ウルフガイ・シリーズを中心に平井和正作品の装画、挿画を集めたA3判の画集です。来週復刊ドットコムより刊行。「サイボーグ・ブルース」なんかほぼ等身大。デカいです。
10/12からの札幌での生賴範義展、初日に私、10/20にはあの!寺田克也さん!のギャラリートークがあります(13:30より)。寺田さんソロの生賴トークは初めてでは?強力におススメです❗️